見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 ハセガワ MOSQUITO NF Mk.Ⅷ ’NIGHT FIGHTER’ (2)

2023年09月30日 | 1/72 イギリス空軍機
朝晩涼しくなったばかりではなく昼間も涼しくなってきましたね
夏バテも徐々にサヨウナラになってきましたが
困るのは蚊まで元気になってブンブン(音はしませんが)飛び回る事です
4~5カ所刺される間にやっと一匹やっつける事が出来るかどうか、ほぼやられっぱなしの連敗続きで
まるで実際のモスキートとドイツ軍の関係みたいな...
刺されやすい体質のワタシにとっては受難の季節です( ̄▽ ̄;)

さて製作の方ですが
コックピット内があまりにもシンプルなので、ここはフィギュアを乗せて誤魔化すしか有りません
駐機姿勢にしてしまったので発進前という雰囲気にしようかと思います
そこで浮上したのが、秘蔵のコレです

今は閉店されたミニチュアパークさんから購入した、英空軍パイロット(レジン)です
一体、いつ買ったのか覚えていない程過去の話なのですが(;'∀')
紙の”PJ production”という文字が見えますが、どこのメーカーかさっぱり?
この紙の裏は白紙で他に情報は一切なし(;'∀')
とにかく出来が良すぎ、当時のワタシにはそれに見合うヒコーキなど作ることも出来ず
勿体ないのでそのままお蔵入りだったものです
こんな内容なんですよ


凄いでしょ(^^)

数もちょうどと、ちょいとランナーから外してコックピットに座らせてみたのですが

お~エエでねぇか!
でも...もったいない💦
なにせ唯一無二、これっきりの使ったらもうおしまい的貴重キット
涙を呑んで使用を見送る事にし、いつものようにプライザー改造でいく事にしました(^^;

そのプライザーとは!?
今回新たにオクで入手したコレです

本家プライザーの「パイロット、地上整備員、乗客」セット
永い間、夜空の星状態だったキットです
2600円(送料無料)でした、これ入手出来たのは本当にラッキーだったです(T T)
中身です


コレが3セット入っているのですが、更に
1/72で替えのヘッドが入っていたのにはビックリしました


その中で着座姿勢のパイロットが2名ついていましたので、その内の一人を採用する事にします


取り敢えず迷彩をぬるべぇ、と面相筆で境界ラインを描きました


ところで(1)の記事にクラキン様から頂いたコメントで
『ハセガワの方が少し胴体がふっくらとしているように見』えるという感想を頂きました
作っている当人(ワタシ)は云われるまで全く気付いていなくて(^^;
『え~マジすか!?』と早速ノギスで測ってみると、何という事でしょう


主翼後端の部分の胴体幅はハセガワが17mm、タミヤが16mmとハセ太目なのです💦
クラキン様スゴイ!
因みに主翼前端ではハセ17mm、タミヤ15.6mmでした
コレが左右合体アシュラ男爵的ハセタミモスキートです(笑)

この写真では分かりにくいですが、アップすると特に胴体後部の太さが判ります

【続く】


1/35 タミヤ M48A3 リストア(14)

2023年09月26日 | 1/35 AFVその他車両
代替えモスキートの回の続きかと思えばさに非ず
何とM48A3です、って自分で言うなですが(笑)

例の部品取りキット再生、パーツ取りのために買ったキットです
あれ以来、暫くなりを潜めておりましたがこの度ようやく”とり完”の運びとなりました(^^)

まずこの構図で

元写真です

この構図、クリソツに写真に撮ろうとしたのですが無理でした( ̄▽ ̄;)
カメラの具合だと思うのですが、何せそっちの方はサッパリなものでこれで<(^^;)>

写真とはポーズが違いますが車長と装填手です


お二人とも腕っぷしが太くて...(;'∀')

追加フィギュアはタミヤのM551から車長と装填手を転勤させ、アーマーベストを海兵隊用のものに改造


CVCヘルメットのマイクは伸ばしプラ棒とプラ板の切れ端で
マイクのコードは0.135mmブラックリギング、ヘルメットのコードは0.38mmの極細コードを使っています
元写真とポーズは違っていますが、M48にもすんなりフィットしました





デカールはSTAR DECALSの”M48A3 Late model”、を使っています
『海兵隊第1戦車大隊,C中隊 L-Z Baidy 1969』
画素が粗いですが、この雰囲気は代えがたい(^^;

そしてRPG防御用に砲塔左右に取り付けられた履帯
キットに入っていたスペア履帯は2枚綴り?しかないので3枚4枚綴りに小改造しました
足りない部分はブロンコのT142TRACK LINK SETからパーツを流用しています
しかしそれだけでは数が足りず、片側だけしか装着する事が出来ません
これでは一方向から見せられない映画のセット状態です💦
そんな時に天の助けが!
ダメ元でネットを探したら〇M〇ZONで、AFVCLUBの再販T97E2 EARLY履帯を見つけ、即ゲット(笑)

そしてつい昨日届いたキットで、もう片側も装着することが出来ました(^^;
AFVCULBの履帯は過去の良くないイメージがあったのですが、これで払しょくすることが出来ました(^^)

後はぐるりと






で、見どころであるスペードマークを貼る為、赤外線ライトカバーを0.5㎜プラ板で塞ぎます

そして周囲をプリンター用紙をカットしたものでカバーをでっち上げました

冒頭の実車写真を見て頂くとお分かりだと思いますが、車体前部フェンダーにスリングがぶら下がっています

いいアクセントになる、そう思いこれもプリンター用紙でちょいと細工しました

と云う訳で、宿題の一つがやっと片付きました(^^;

【終了】



1/72 ハセガワ MOSQUITO NF Mk.Ⅷ ’NIGHT FIGHTER’ (1)

2023年09月23日 | 1/72 イギリス空軍機
今日はお彼岸です、また恒例のお墓(寺)巡りをしてきました

で、タミヤモスキート休憩でハセガワモスキートにチェンジです(笑)
なぜかモッシーづいています(;'∀')

2021年に地元のお店で購入したもので、箱を見ると2016と書かれていました

そのMkⅧがどんな機体かと云えば、やはり本家英国のWikiさんが一番
残念ながら日本語版はあまり参考になりませんでした(~_~;)
ついでに云うと、”世界の傑作機 No200DH.98 モスキート”の記述もちょっと...でしたね( ̄▽ ̄;)

英語版Wikiにはこんな事が書いてありました
『97機のNF Mk.IIが3.3GHzの周波数がSHF帯域のAI Mk.VIIIレーダーにアップグレードされ、
これらはNF Mk.XIIと指定されました。
NF Mk.XIIIは270機が製造され、Mk.XII型と同等の量産型でした。
これらの「センチメートル」レーダーセットは、「シンブル」(Mk.XII / XIII) または
ユニバーサル「雄牛の鼻"bull nose"」(Mk.XVII / XIX) レドームに取り付けられており、
機関銃を省略する必要がありました。』(翻訳ソフトより一部加徐筆)

頭の中で装備変更とタイプの外見の違いがやっと結びつきました(^^;
NF MkⅡのメートル波レーダーAI Mk.Ⅳをセンチメートル波使用レーダーAI Mk.VIIIに替え
大型レドームを装備した機体がMk.Ⅷなのですね

さて組み立てです
このレドームを組み込むには、機首を1.6mmカットせよとのご下命(組説)
ハイハイと東京土産のMR.HOBBYモデリングソー(0.1mm)で切り取ります(^^)

写真左端の半円状の物がそのレドームパーツ、レジンのムクです(^^;
ウ~ン、本当に切れ味抜群でした(^^)

コックピットを組み立てました

箱に2016とは有りましたが、至ってシンプルな...元は20世紀版ではないでしょうか

で、あっという間にコックピットを胴体に組み込んで接着します

でもパイロットを入れようと、コックピット左側面のパーツは接着していません

ここらの構造はタミヤとソックリ!
といってもこちらが先なんですよね(^^;

主翼とエンジンカウリングの組立てに入ります

タミヤと違うところは主翼下がカウリング前部を除いて一体となっているところ
一緒なところは主翼とカウリング上面が一体となっている事です
パーツ構成が完全に上下分離されている形ですね

カウリング部分が前部左右パーツと、主翼下面パーツと一体の後部に分かれています
接着順はカウリング左右⇒主翼下面(含むカウリング後部)⇒主翼上面の順ですが
やはりカウリングの接着面でどうしても段差が生じてしまいました
後で主翼上下を合体させた際も微妙にずれが💦
翼端から少しずつ接着していき、ちょっと合わないところは力技で合わせています(^^;
後発のタミヤよりいいと思ったのは、エンジンナセル後端の上部

タミヤはまだ整形中です(-_-;)
ここの整形が本当に面倒くさいのですが、処理不要で助かりました(^^)

主脚です

これを主翼の上下を合わせる前に主翼下パーツの上から差し込む指示になっています
組み込んで主翼上面を接着した跡です

後から主脚部分だけを差し込んでも何とかなったかもしれませんね

タミヤ・ハセガワ比較ついでですが、主翼のラジエターフラップです


御覧の通りタミヤは開ハセガワは閉です、それがどうしたと云われればナニですが(^^;

パイロットを入れるために接着しなかった右前部胴体は
スペースが作業的に大丈夫そうだったので、接着してできた段差を均します
そして、機首のブルノーズ・レドーム(レジンむく)を付けました

切断面がかなり雑で...( ̄▽ ̄;)

水平尾翼に尾輪も付けて士の字です



もう工作が混然一体となって

もう工場状態(笑)

【続く】



1/72 タミヤ De Havilland Mosquito FB Mk.Ⅳ (1)

2023年09月20日 | 1/72 イギリス空軍機
今回は(1)と云いながら、ペネロープ号(FAB-1)の記事で書いた
あの『サンダーバード』の製作者
ジェリ―・アンダーソンさんのお兄さんのライオネル・アンダーソンさんが乗っていた機体
これがモスキートFB MkⅥだった訳なんですが、そいつを作っちゃろうと云う話?になって...
これは、その(2)的製作記事ですのでよろしくお願い致します(^^;

で、さっそくMkⅥを探すと有りました、またオク(SHOP)です(笑)
速攻で落札、送料込みで1930円でした(^^)

でもこれ、むか~しにNF Mk.Ⅱ仕様で作ってたんですよね(^^;

※注(管理人はドサクサに紛れて過去黒歴史的作品を紛れ込ませることが有ります)

古いキットですしタミヤですから、パーツも組説も写真なしで行きます(手抜き)
組説の順番に①エンジンナセル②主翼下面③主翼の組立てと順調に作業は進みます


擦り合わせ不要でストレスフリーというのがイイ(^^)

④⑤左右主脚の組立て


⑥主脚のとりつけ

胴体との接着が有る為、その際邪魔にならないように差し込んでいるだけです
ここでカチッと決まるのが流石タミヤですね

これから爆装の取付ですが、ナイトイントルーダー任務なので⑧のロケット弾は除外し
⑦爆弾の取り付けは、これも邪魔にならない様パイロンのみとします

⑨メーターパネルの組立て⑩コックピットの組立て⑪パイロットシートのとりつけ、と進みます
タイプがFBなので、ちょっと迷いましたがレーダースコープ無しを選択しました


⑫機体のくみたてです


完全に硬化していない状態でコックピットと胴体を仮組み
合い具合を確認しましたが、調整不要でピッタリです(^^)

これからはまたどうでもいい話です(;'∀')

お兄さんの所属部隊は515Sqn 爆撃機援護No100Group所属でしたと云うのが先に書いたペネロープ号での話
515Sqnに付いてはRAF Little Snoring
デファイアント使用時からの履歴はここををご覧下さい

ここまでは順調、と云っても機体の識別コードは判っていないのですが
しかし、ここに至って部隊コードも”?”事件が!?

Aircrew Rememberedというところには
”3P”がペイントされた機体が写っています

この写真、主翼端のアンテナなどからNFタイプに見えますが
翼端灯が前側しかないパターンですし
機種のレーダーはシーモスキートTR33にそっくりでこれも?な機体です
※(記事追加)
後で調べたらこの機体はNF Mk.Ⅻだと云う事が判りました
機首のレーダーがNFⅡのAI Mk.Ⅳからセンチメートル波を使用するAI Mk.Ⅷに替えたタイプです
515SqnにはFBⅥとNFⅡだけで、NFⅦが配備されたという記録が見つからなかったのですが...

ところが同じサイトのこちらの記事には”P3”の機体が515Sqnとして載っていて

”P3”は692Sqnに割り当てられていた番号なんですよね

これはワタシの調査ミスとか錯覚とかではないらしく、海外のモデラー(研究者?)の方も悩んでいるようで( ̄▽ ̄;)
こちらです
なぜそうなってしまったのか!?決定的な証拠は見つかっていないみたいですね

識別コードを手塗りするスキルの持ち合わせがないワタシは、デカールに頼るしかありません
”3P ”か”P3”か分からなのでは困ります...と思ったのですが
よく考えたらどっちでも言い逃れ(笑)が出来ません?

と云う訳で、検索したらガネットさんのHPに引っ掛かりましたので即注文!

692Sqnですがノープロブレム、いざとなったらカットして左右を入れ替えればいいのです💦
字体はちょっと違うようですが無視(;'∀')

問題は海外の問屋さんからの取り寄せになる事、1か月ぐらいかかるという返事でした
今円安なので、表示価格より高くなるかもとも...
まったく円安に対するこの無為無策ぶりには(怒)
いや、意図的にやっている事なのか!?

まぁいずれにしろ、こりゃ暫く休憩ですね(^^;
ところで家庭菜園の今朝採れです

もう茄子ストップして下さい(笑)

【続く】

1/72 タミヤ MESSERSCHMITT Bf109G-6 (5)

2023年09月17日 | 1/72 ドイツ空軍機
やっと涼しくなったと思ったら、連休はまた盛夏に逆戻り!?
堪りませんねぇ~💦、昔は夏が好物だったのですが...
ワタシとは逆に元気なのが家庭菜園の野菜達です
オクラとキュウリはおしまいになりましたが
茄子とピーマンがスゲーのなんのって、また食べきれない程取れだして(笑)


そんな悪環境?の中ですが何とかフィギュアとり完しました
前回アップした機体に乗ってもらいました、ご覧下さいませ<(_ _)>

カノジョを愛機のコックピットに座らせ
『どうだい、オレの愛機の乗り心地は』みたいな感じ?
これ時代と乗り物を問わず、今でも有りそうな普遍的?シーンかも(笑)




時系列的にはこっちが初めになるんですけどね(^^;

これはセクハラか、はたまたそういう仲なのか!?
元写真の解説によると『Personliches Verhaltnis』(個人的な関係!?)が築かれていたそうです(^^;



当たり前のことながら、左側から乗り込んでいますので写真もほぼ左側だけです( ̄▽ ̄;)

両シーンをちょいとアップ!

如何なものでしょうか
当初B面的扱いだった左の方が良さそうに見えて個人的には( ̄▽ ̄;)

最後は恒例のフィギュア拡大です
コックピットに座る女性補助隊員

本来は主役になるはずだったのですが、顔の工作がイマイチで...(-_-;)

その傍で自慢している風の彼氏?パイロット

腕の階級章は伍長です

主翼の上に乗っけてもらった女性補助隊員

顔はほとんど弄っていません、ナイスポーズになりました(~_~;)

そのカノジョのお尻をプッシュ、なパイロットです(笑)


ここでフィギュアについてアレコレ
パイロットの服装と装備品は”ドイツ空軍装備大図鑑”(原書房)を参考にしています。
1942年頃からカナールヤッケ(Kanaljacke)と呼ばれたジャケットとズボンの
ツーピースのフライトスーツが導入されました
写真のパイロットはこれを着ていましたので、それ風に工作・塗装しています
上下ともベージュ(カーキ?)、グリーン、ダークブルー、ホワイト(冬季用)など色が数種ありましたが、
写真のコントラストも元にジャケットはNo21:ミドルストーン
ズボンは当初グリーン系にしていたのですが、見栄えでブルー系を混色して塗装やり直しました。

写真のパイロットが身に着けている救命胴着(Schwimmweste)は
モデル102-30B2というタイプで膨張式でした。
0.3mmプラ棒で炭酸ガスカートリッジのバルブと空気ホースをでっち上げています
工作が面倒になってきて、足もとは飛行ブーツでなく編み上げ靴(元キットのまま)に(;'∀')
これも前記の大図鑑ではその写真も有り、比較的普通の習慣だったと書かれていましたのでそのままにしました

空軍女性補助隊員は陸軍海軍併せてHelferin(補助者、助手の女性形)と呼ばれていたそうです
これがOsprey Men-at-Armsの”第2次大戦のドイツ婦人補助部隊”本では『補助婦』と云う和訳に!?
ワタシも一時期、それをそのまま使っていたのですが「やっぱり何か変でしょ!」
で、これから当ブログでは女性補助隊員と書かせて頂きます(;'∀')

調べてみると女性隊員の制服の実物カラー写真が見当たらないんですよね
やっと見つけたと思ったら、リナクターのレプリカものだったり着色だったりして
前述の本には”ブルーグレー”としか書いてないし...ブルーグレーって一言で云うけどさぁ~みたいな
結局パイロットの電熱ズボンもあわせて、No72:ミディアムブルー+No331:ダークシーグレー+No67:パープルを
適当に混ぜこぜして塗りました(^^;

前述のMen-at-Arms本によると
舟形帽には1940年11月以降、銅茶色のパイピングが施されていたそうです
これも描かなくてはいけないので、これはNo9:ゴールド+No7:茶で(そのまんまやないか!)
腕の階級章と兵科章はもう面倒くさくなってNo8:銀をそのまま塗りました
写真の女性補助隊員はシェブロンが一本の、階級が最下級の単なるHelferinで早い話がヒラ(笑)
兵科(職種)は映りが悪くはっきり断言できないのですが、テレタイプ操作手と思われます

結局、このBf109の所属部隊は分からずじまいでした
1944年と云うだけで、撮影月日も場所も不明のままです
機種さえも推測するしかなく...
女性補助隊員が彼氏?の基地を記者やカメラマン連れで訪問していますので
ドイツ本国ではないかと思いますが、分かるのはそこまででした

最後にもう一度、”Britz Medchen”に載っていた元ネタ写真で締めたいと思います


因みに”Medchen”は、書き物ではよく”メートヒェン”て表現されていますけど
今回、翻訳サイトで発音を聞いてみたら”メッチェン”って言っているように聞こえました。

【終了】