見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/72 ハセガワ F-8E CRUSADER (5)

2023年10月31日 | 1/72 フランス海軍機
例の如く、作り始めてから(手遅れ)の泥縄資料探しです(^^;
該当の『32』号機の写真が見つかりました
seaforces.org』というところからです



アメリカ海軍の空母に着艦した時みたいですね
A7コルセアがロービジだったり、F14トムキャットが写っていたりとなかなか興味深い写真です
探して見ると、英語版Wiki
1983年、フランスのトゥーロン沖で共同作戦中に空母ドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)に着艦する
Aéronavale (フランス海軍航空隊)のF8E(FN)という解説が載っていました

で、ここからまた悩み編が始まります(-_-;)
この写真には風防の前に付いている赤外線捜索追跡( IRST ) システム
(赤外線照準追跡とも呼ばれるそうです) が付いて無いのです
跡に小さなこぶ状の物が付いていますが、これが何なのかはサッパリ?
とにかく削らなくちゃ、で削っちゃったのですが...(;'∀')

次は、胴体に搭載しているミサイルがサイドワインダーじゃない
調べるとミサイルはMATRA製R550という事が判りましたが、パイロンの形状から左右各一発しか搭載出来ないみたいだし
そもそもこのマジックと云うミサイル、キットに入っていないしパイロンから自作しないと...

そこにパイロン無しの32号機の写真が見つかったのです
AIRLINES NETというところに有ったのですが、ここは無許可転載禁止という事で
興味のある方は覗いて見て下さい

これでサイドワインダーはパイロンごめ無しで済む事になりました(笑)

先ほど紹介させて頂いた『seaforces.org』の中にこんな写真が有りました

32号機のことばかり頭に有り、モノクロなこともあり見落としていたのです
風防前のIRSTも2連装のサイドワインダーパイロンもちゃんと付いていました
でも、もうIRST削っちゃったんですけどぉ~(T T)

考えるに1964年の導入当初は、IRSTもサイドワインダーの2連パイロンもそのままだったが
マトラR550の導入に併せ、ここらが変わっていったのではないかと
R550は1976年から量産が開始されたという事なので、それ以降の改造になるのでしょうか

そんなこんなでドタバタしながら、やっとデカールを貼り終わりました(^^;

デカールの質は良かったですよ(^^)
塗装に使ったMR.HOBBYのNo315、No316の二つとも光沢のもの
当然スプレーも、光沢のスーパーUVカットクリアーを吹かなければいけないところでしょうが
1/72でこれやるとワタシの腕では更におもちゃっぽくなるのは必至( ̄▽ ̄;)

そこで半つや消しを吹こうと思ったのですが手持ち無し
馴染みの地元の模型屋さんに駆け込んだのですが、また何時ものように在庫なしで...
仕方なく手持ちの光沢とつや消しを使い、交互に吹いて誤魔化す事になりました💦


そんな訳で、場所により微妙に光沢度合いが違っています(^^;

キャノピーのマスキングを取ってみると、やはり曇りが生じていました

ここは過去何度も痛い目に遭ったところです
コックピット内部を充分乾燥させていたつもりでも、エアブラシなどで吹くとこの曇りが出来るみたいです
ラッカーを使っているのも関係あるのでしょうか?

こういう時は開放出来るようにしているのは強いですね
綺麗にするのは綿棒を突っ込んんでだけで簡単にできます

そう綿棒を入れることが出来さえすれば何も難しい(不可能な)事は無いのです(;'∀')
でも大抵の場合、それが出来ないので困る(笑)

ここにF8E(FN)のちょい技術的な話が載っていまして
それによると主翼にはパイロンが付いていなかった
アメリカから購入もされなかったという事、道理でそんな写真見なかったなぁ~
って、それじゃあキットのパイロン用取付穴は埋めなければいけない!?
もう塗装済んじゃったんですけどぉ~💦

【続く】



1/72 ハセガワ F-8E CRUSADER (4)

2023年10月29日 | 1/72 フランス海軍機
戦車模型の履帯と同じ、避けて通れないのがヒコーキ模型のキャノピーです
流石にノーマス筆塗りは自信がなく、マスキングエアブラシ塗装にします
マスキングしたところ

外枠をタミヤマスキングテープ1mmで、中はMR.HOBBYのマスキングゾルを使いました

前部分は接着しましたが、後ろの開く部分ははめ込んだままです

機内色だけは筆塗りしました

赤矢印の部分に隔壁のパーツが付くのですが、シートを後ろにずらした関係で干渉してしまう事に

そこで、御覧のように隔壁を玉突き式に後ろにずらしました(;'∀')
当初はガイドの突起を削って、その跡に接着しようと思ったのですが
クリアパーツが良質(薄い)なため、怖くなって削るのを途中止めした次第です( ̄▽ ̄;)

取り敢えずNo316:ホワイトFS17875 光沢をエアブラシしました


一晩経ってからマスキングして


上面にNo315:グレーFS16440 光沢をエアブラシし、細部も塗り分けました

ジェット機って細かい塗り分けが、本当に面倒くさい~!です
光沢塗料なのですが、エアブラシすると塗装面が半光沢状態になりました
この塗料は初めてつかった為もあり、吹き方が足りなかったかも...
で筆でリタッチすると、そこだけマジ光沢のテカテカになって見苦しいったらなく💦
で、またマスキングしてエアブラシ、なんてバカな事をやっています(^^;


【お買い物】
オクでまたまた本家プライザーをゲットすることが出来ました\(^0^)/

中身です、ランナーが二つ有ります
右下の赤で囲ったカレは出品者の方が過去に使ってしまったそうです(画像は合成です)

それも納得の上で落としたのですが
流石にどれが欠けているのか気になり手持ちのイチイプライザーと比較してみたところ
まぁカレならいいや、と云う事になりました(^^;

今回の目玉?はこっちのランナーです

赤で囲ったフィギュア達はイチイプライザーには入っていなかったもの
しかも全部女性!
これはありがたい、でももったいなくて使えない(改造出来ない)かも(;'∀')
これが送料無料で2380円でした

【続く】

1/72 ハセガワ F-8E CRUSADER (3)

2023年10月26日 | 1/72 フランス海軍機
とうとうコタツを出しました
と云ってもオフシーズン?は座卓として使っているので、敷物と掛け布団を追加したのですが
ここ数日間好天で風も無く、日干ししてふかふかにしてセットしました(^^)
ところが夜、ちょいと事件が起こったのです
その炬燵に入ってぬくぬくしながらスマホを見ていると、視線の端に何やら蠢くものが...!?
ウン何?とよく見ると、それは何とカメムシだったのでェ~す!Σ(・□・;)
幸いこいつは動きがのろい、ティッシュで素早く且つそっと包み捻ってゴミ箱に放り込みました
一応被害なしです(^^;
恐らくですがベランダに干している際にへばりついたものと思われます
普通の洗濯物なら振ってから仕舞うのですが、流石に炬燵布団となるとそうもいかず
今までは、ワタシの居住地域にカメムシが出没する事は無かったように記憶しているのですが
これも気候変動のせいでしょうか、いずれにしても気を付けなくては💦

さてパイロットです
ポーズも決まりました、ちょっと右手を機内側に寄せています


映画を参考に塗装しました、肩にシートベルトも付けてます


コックピットに収めて


そもそも60’sのフランス海軍パイロットがサムアップをしていたのか!?
何て云う疑問(ツッコミ)はこの際なし(笑)

全てうまく行った?と思いきや
シートを後に下げたため、文字通り脚切りしたところが上から丸見えに(;'∀')

それにサイドコンソールですが、こっちは後ろに寄り過ぎているような...
床と一体成型になっていたので調整不可です、まぁ今更どうも出来ませんが(-_-;)

フェイスカーテンハンドルをでっち上げます

0.3mmプラ棒で作りました
肝心のワッカの部分は金属製の拡販棒に絡ませ、ヤカンの口から出る蒸気の熱で曲げています
ワッカの部分は半円のまま真ん中側を接着し、ここが完全に固着してから慎重に曲げて両端を固定しました

元になった写真はコレです

その名もズバリ『EJECTION SITE』から
マーチンベーカーのMk.7と云うタイプだそうです
クルセイダーにはMk.5とその改良型のMk.7が使われており
その主な違いは0-0射出機能の有無(追加されたのがMk.7)だったと書いてありました

ハンドルに色を乗せました

ハンドルの虎柄は本当に細かくて...これが限界です💦

【農業?通信】
ところで、夏野菜がまだ頑張っています(;'∀')
もう引っこ抜こうと菜園に出てみたら、おしまいだと思っていたピーマンとナスがしぶとく生き残っていて
ナスはこれだけ

まだ枝に小さいのが付いているので、抜くのはもうちょっと後にします(欲深)(笑)

ピーマンはこれだけ取れました

原因は不明ですが根元から倒れかけていたので、こちらは青シソと一緒に引っこ抜きました

ピーマンの葉は全て取り洗って茹で、煮干しを砕いたものを入れ味を付け炒めます

これがなかなか酒肴に合いまして...(^^;

【続く】

1/72 ハセガワ F-8E CRUSADER (2)

2023年10月23日 | 1/72 フランス海軍機
前回、コックピットの写真を載せていなかったので

組説のままです(^^;

おフランス海軍機にしたのはいいのですが...
60年代のフランスの空母戦闘機パイロットって、どんな格好をしていたのでしょうか?
何時の間にか、ワタシのヒコーキ製作はフィギュアを絡ませないといけない事になってしまって💦
以前、ワイバーンを製作する際にスエズ危機の英海軍パイロットを探したことが有りました
さて今回はどうしようかなぁと思案していたのですが
ふと大昔TVのロードショーで見た、おフランス映画の題名が頭に蘇ってきました!
それは『Le Ciel sur la tête』邦題『頭上の脅威』(頭上の敵機ではありません)というものです
フランス空母クレマンソーと搭載機のエタンダールのメカが堪能できるなかなかのモノ
Wikiによれば1965年公開作品との事で
フランス海軍にクルセーダーが採用されたのは1964年の事なので、それなら年代的に何とかセーフかなと(^^;
そこで、この映画を参考にしてパイロットを改造する事にしました
因みに映画の予告編はこちらのYouTubeで見ることが出来ます
映画のうたい文句によると、フランス海軍全面協力という事でしたが
流石のド迫力、昔見た時はモノクロTVでしたが、やっぱりカラーはイイです(^^)

と云う訳で、これからはパイロット製作編です
ハセガワのU.S.PILOT/GROUND CREW SETのパイロットに
本家プライザーのNATO PILOT/GROUD CREWから腕を拝借して作ります


首の向きを変えシートに座らせてみました

例の如く頭でっかち、更に偉そうなオッサンのように大股おっぴろげていて下半身がシートに入りません
そこで脚の外側を削って収まるようにし、足首は両脚ともカットしてフットペダルと干渉しないようにしました

そしてイジェクションシートにも問題が有ります、まず背が低い
頂点がパイロットの頭の位置より低くなってしまいます
これではフェイスカーテンハンドルがヘルメットにつかえてしまいますよね

取り敢えずプラ板で嵩上げ?

キャノピーに閊えはしまいかと心配しましたが、杞憂でした

もう一つはシートの位置です、御覧の通り操縦桿が股間に食い込まんばかりの接近ぶり(笑)

左手もサイドコンソールの先っぽしか手が届きません💦

そこでシートを捥ぎ取り後ろに当たるまで下げました

パイロットもやっとリラックス出来そうです(^^;
位置がようやく決まったので、これから変身(改造)させますね(^^)


【続く】

1/72 ハセガワ F-8E CRUSADER (1)

2023年10月20日 | 1/72 フランス海軍機
タミヤモスもデカールが届くまでの事前作業は、ほぼやり終えてしまい
後は搭乗員フィギュアぐらいかなぁ~の世界
いつもならここでフィギュアとか装輪車両とかに手が伸びるのですが
今回はちょっとパターンを変えてみました
コレです
F4Dスカイレイ以来のハイビジ、アメリカ海軍機です


やはりアメリカ海軍機と云えば、ハイビジ!
でも、当ブログ初めてのおフランス海軍ジェット機にするつもりなんですよね~コレ
アメリカ海軍機に比べるとチョイ地味マーキングなんですけど...なぜかそそられて(^^;

穴狙い?という事も有りますが(;'∀')
アメリカ機のド派手塗装に比べ、控えめでお上品そうなお姿に惹かれたのザンス

オクで入手したのですが、デカールの状態はバッチリです(^^)

パーツは一括梱包なのですが

パネルラインが全面凸彫りなんですよこれが💦

今までにワタシが作った凸彫りキットは
コレ(SMER テンペストMk.Ⅴ)と

コレ(ハセガワ F-6F)だけ

いずれも素材を生かし?凸彫りそのままで作っています(^^;
※注(管理人はドサクサに紛れて過去駄作の画像を紛れ込ませることが有ります)

しかしながらいずれも先史時代の黒歴史的作品
ここらでイッパツ、ヒコーキモデラーがすなると云う凹彫り直しに挑戦したろうかい!と無謀な挑戦を(笑)

何事にも過渡期、移行時期と云うものがあります
最初からパネルライン引いて、それをなぞって彫るなんて無理!絶対(笑)
そこで、既に有るパネルの凸ラインをなぞって彫るという、イージーな手段で実行する事にしました
スジボリ工具の候補は以下の通り

この中で見事栄えある優勝を勝ち取ったのは③の彫刻用小刀でした
以下、講評です
①タミヤデザインナイフ
刃があまりにも鋭くキットに食い込み過ぎて次点
②ピック
既にある凹ラインを深くする際には有用なのですが、最初から彫るにはちょっと(-_-;)
③彫刻用小刀
刃の長さが有るので直線を彫るには最適?逆に細かいところには大苦戦
④メーカー不明(忘れた)ラインチゼル
常に違う方向へ行く、スジボリ専用なのに一番役に立たなかった、高かったのに...

で彫った後がコレ、あっちこっちオーバーランしてますけど💦

オリジナルの凸部分はペーパーで擦って適当に落としてます


按配なところで彫り直しは終了して主なパーツを貼り合わせました


【初体験後の感想というか】
元の凸ラインに沿って刃を入れていくので、刃を滑らすのは必然的にラインの右か左かになってしまいます
常に同じ方向から入れていれば問題ないのですが、反対側からもしようとするときは注意が必要です
ラインの左右ではなく、機体の軸に対して前か後か上か下かで引かないと
引いたラインが合体したら、元の凸ラインを挟んで右と左に泣き別れなんて事に( ̄▽ ̄;)


【続く】