見ると自信の湧く模型製作ブログ

お題の通り、主にプラモデル製作について、直線を描くのも切るのも下手な管理人”黒猫2号”の悪戦苦闘の日々を綴っています。

1/35 FeldGendarmerie(とその他)の13人 (4)Cuffbandを探して編

2022年06月20日 | 1/35 フィギュア_旧キット再生
笑っている場合ではなくなってきてしまいましたので
今回からタイトルの(笑)を取らせて頂きます(-_-;)

とにかく徽章のチェックで、筆(カッターも)進捗がほぼゼロ
ここのところ資料本を目を皿のようにして眺め、ページをめくるだけの毎日です

徽章それだけではなく、兵科色も有りますし
探し当てた画像には、イレギュラー装着例も多々あって
「おまえら、エエかげんにせぇ~よ」状態です(笑)

まだカフバンドのダブル巻きが気になって
ところで、前回まではカフタイトルと書いていましたが
”タイトル”は描かれている文字などを指すので、ちょっと違うかなと

昔は”アームバンド”という言い方もしていたような記憶が有ります
更にその昔はスリーブバンド(第二次世界大戦ブックス 武装親衛隊ミリタリールック)という呼称も
並木書房”ドイツ武装親衛隊軍装ガイド”には”袖口章”と見事に日本語訳化されていたりして(^^;

後述するSchiffer社”THE LEIBSTANDARTE IN GREECE”本では
”cuffband”と表記されています
”袖口章” ≒ ”cuffband” と言う訳で
当ブログでは、これからは”カフバンド”と書かせて頂く事にしますので
よろしくお願い致します。

で、その”THE LEIBSTANDARTE IN GREECE”本なのですが

ダブルの着用例を見つけました!
年代(1941年)も場所(ギリシャ)も違うのですが、とにかく付けていたのです

そのP11に載っていた写真がコレ


特に真ん中の、歩きながら飲み食いしているお行儀の悪いオジサン軍曹の左袖です

下側は”Adolf Hitler”だと想像は付くのですが、上側は何も無いような?

そして次はP17


右端の下士官、こちらは両方に文字が刺しゅうされているのがはっきり分かります

こちらは上側が”Adolf Hitler”になっているようです
おまけに、両袖に”tress rings”と云われる二重の平行線を付けた
”der Spiess”(Hauptfeldwebel、英軍では中隊先任曹長、米陸軍では中隊先任軍曹)の印を付けています
映えるけど、塗装するにはとってもやっかいそうな(^^;
それはともかく...下側には何が刺しゅうされているのか??

続いてP18

こちらも上側が”Adolf Hitler”になっているようです
ですが、これも分からん(-_-;)

写真解説にある”KB”が肝だと思い、これは何だと探してみると
”KB”とは”Kriegsbericheter ”の略、つまり”War correspondent”従軍記者の事だったのです(残念)
記者なのに中隊先任曹長?そうかPK隊員かも、と想像するのですが...

更に苦手な(英語の)解説を拾っていくとP15には、こんな記述が!

この人は、最初のオジサン3人組の左端の人だそうです
ここで、もう一方のカフバンドに刺しゅうされているのは”Kriegsbericheter ”ではないかという事が分かりました

ただ、ですが
同じページにはこんな写真と解説も有ったのです

陸軍のものですが”Feldgendarmerie”も付けていたと!
服装規定守れよ!じゃなくて、まだ可能性はある!?
写真では確認できないのが、本当に悔しい(笑)

【続く】

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
恐れ入ります・・・ (Choro-Poo)
2022-06-20 14:42:50
こんにちは。
私のようなミーハーにはよくわからない事ばかりですが、このカフバンドと称するものは基本SSで使われていて国防軍では使ってないのが普通という事なのでしょうか?。
それにしても黒猫2号さんの執念とも呼べる飽くことなきエネルギッシュな探求心に脱帽です。
返信する
Re:恐れ入ります・・・ (黒猫2号)
2022-06-20 19:48:18
こんばんは、Choro-Poo様
コメントありがとうございます<(^^)>

>カフバンドと称するものは基本SSで使われていて国防軍では使ってないのが普通という事なのでしょうか?<
ワタシもミーハーに毛が一本♪状態なので、偉そうな事は言えた立場ではないのですが(^^;

今のところ知っている限りで、国防軍(陸軍)で所属部隊を示すカフバンドを付けているのは、
エリート師団であるグロスドイッチェランド師団と今回話題?の野戦憲兵、その他にアフリカ軍団位でしょうか。
ところが付け方が違っていて、グロス~とアフリカ~は右袖、野戦憲兵は左袖となっているんですよ。

面倒くさいことに空軍も付けていて”ヘルマンゲーリング師団”とか”リヒトフォーフェン航空団”とか
あと、”降下猟兵連隊”とか有りますけど、こっちは右袖です。

所属部隊を示すものの他に、作戦に参加したことを示すものも有ったりして面倒くさい事この上もありません。

武装親衛隊はすべて左袖、陸軍・空軍は野戦憲兵以外は右袖という理解でいいのではないかと思います(^^;。
返信する
Unknown (クラキン)
2022-06-22 06:38:32
私もChoro-pooさんと同じく、細かい事は良く判りませんが、毎回リサーチの丁寧さに本当に驚きます。
今回はネット記事では無く、本というのも凄いですね。
こういう本をお持ちというのも驚きです。
こういうリサーチが作品のクオリティに反映されるんですね。
私とは月とスッポンです。(勿論私がスッポン)
返信する
Re:Unknown (黒猫2号)
2022-06-22 10:30:50
こんにちは、クラキン様
コメントありがとうございます<(^^)>

この世界(第3帝国軍装)はディープ過ぎて、とても深入りできません。
これ以上は洋書購入資金・ドイツ・フランス語翻訳能力・資料スペース確保の問題があり不可能です。

今回は載っている本をたまたま購入していたので、手がかりを掴むことが出来ましたが...

クラキン様がスッポンなら(そんなことはあり得ませんが)、ワタシはスッポンポン以下?
裸のモデラーにならぬよう自分を戒めている毎日です、
と云いながら、ここ数日の工作室の室温は30℃以上、上半身裸状態です(笑)。
返信する

コメントを投稿