1月20日、世界で5番目に月着陸に成功した小型月着陸実証機「SLIM」が月面に放ったLEV-2とLEV-1が太陽光により発電が再開され、貴重な資料を日本に送信した。
LEV-2がSLIMおよび周辺環境を撮影し、LEV-1の通信機を使って地上への画像の転送に成功した。
両機とも当初は、太陽光が当たらない形で月面に置かれたが、その後、角度を変えて太陽光が当たりバッテリーが使える形に戻った。
LEV-2とLEV-1は日本初の月面探査ロボットに、LEV-2は世界最小、最軽量の月面探査ロボットとなった。また、世界初の完全自律ロボットによる月面探査に加え、世界初の複数ロボットによる同時月面探査を達成した。
今回の成果により、LEV-1とLEV-2間の通信機能が正常に動作したことと、LEV-2がSLIMから放出された後に、収納状態の球体から正常に月面で展開、駆動したことを確認できた。
さらに、LEV-2が自律制御で撮影した複数枚の画像の中から、SLIMが写っている良質な画像を選定、送信したことも確認。走行ログを含めたその他のデータについては現在も解析中で、今後結果を公表する予定だ。
今回の成果により、久しぶりに日本のロケットとロボットの小型化の技術の高度化が世界に示された。「関連:1月21日」
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