昨日、アメリカの共和党全国大会で11月5日に行われる大統領選挙に立候補を予定しているトランプ前大統領を党候補として指名した。
合わせて副大統領候補にオハイオ州選出の上院議員で39歳のJ・D・バンス氏を指名した。
ペンシルベニア州で銃撃され、右耳に負傷したトランプ氏は、指名を受諾し党の団結を呼びかけた。
先の討論会で、民主党のバイデン大統領が自滅し、民主党の一部からバイデン氏に撤退を求めている中で、トランプ氏が優位を保ち、今回の銃撃事件でさらにトランプ氏の優勢が確実な情勢になっているようだ。
昨日の大会に出席したトランプ氏は、何時になく殊勝な態度を見せていたとして、九死に一生を得たトランプ氏が、自分第一から心証の変化があったのではないかとトランプ氏再登場を危惧する側から希望的観測もあるようだが、そんな楽観的見方はしない方が良いと思う。
勿論、選挙はこれからが本番でどう転ぶか分からないが、モシトラが本当になれば、いよいよウクライナ問題をはじめ、NATOとの関係、環境問題、日本の安全保障問題など世界はトランプ氏にかき回される可能性が目に見えている。
また、大統領だけでなく、議会上下院についても民主党の敗北が濃厚と見られており、アメリカはさらに混乱に陥りそうだ。もしろん、アメリカの混乱は世界の波乱に繋がる。「関連:7月15日」