正さん日記

世の中思いにつれて

防衛省・自衛隊で異例の大量処分 海自トップ交代、防衛相は辞任否定

2024-07-14 10:08:07 | 政治

 防衛省・自衛隊で国の安全保障に関わる「特定秘密」の不適切な取り扱いなどが相次いで発覚、12日、同省は117人を懲戒処分とし、延べ103人を訓戒や注意とした。

 「背広組」と「制服組」のトップを含め、同省が公表した懲戒処分や訓戒の対象者は218人(延べ220人)という異例の規模になった。

 パワハラを除く3項目で計113人もの懲戒処分者が出た海上自衛隊のトップ酒井良海上幕僚長は、指揮監督が不十分として減給1カ月(30分の1)の懲戒処分を受け、19日付で退職する。事実上の更迭とみられる。後任は斎藤聡自衛艦隊司令官が就く。

 さらに特定秘密の取り扱いを巡り指揮監督が不十分だったとして、増田和夫事務次官と吉田圭秀統合幕僚長、森下泰臣陸上幕僚長、内倉浩昭航空幕僚長ら最高幹部が訓戒を受けた。

 木原稔防衛相は閣議後の記者会見で陳謝し、自身は大臣給与を1カ月分自主返納すると明らかにしたが辞任は否定した。

 処分の対象となったのは、①特定秘密の不適切な取り扱い、②潜水作業に支給される手当の総額約4300万円の不正受給、③基地内の隊員食堂で総額約160万円分の不正な飲食、④部下へのパワーハラスメントの4項目だ。

 また、海自の潜水艦乗組員については、川崎重工が架空取引で捻出した資金で購入した商品券や生活用品、工具などを貰っていたという問題が浮上している。

 とんでもない防衛公務員の乱脈で、よく保守派が揶揄する「平和ボケ」は自衛隊こそ大丈夫なのか。また、防衛大臣は単に給与減額で済まそうと思っていることも「平和ボケ」の極みにならないか。

 

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