正さん日記

世の中思いにつれて

御嶽海、照ノ富士を破り13場所ぶり3度目の賜杯。大関昇進射止める。

2022-01-24 11:46:36 | スポーツ

 昨日、大相撲初場所千秋楽で関脇御嶽海(出羽の海・29)が結びの一番で横綱照ノ富士を寄り切りで破り13勝2敗で13場所ぶり3回目の優勝を成し遂げた。

 審判部は理事長に臨時理事会の招集を要請、理事長もこれを受けて1月25日に理事会を開催、御嶽海の大関昇進が承認される。

 場所前、御嶽海については、先場所、関脇で11勝を上げ、今場所二けたの勝ち星を積み上げた上、来場所に大関昇進を掛けるという見込みだった。

 しかし、今場所、横綱を破って13勝を上げ、3場所通算33勝と大関昇進の基準になる勝ち数となり、加えて優勝を果たしたため、今場所に繰り上げて大関昇進を認めることになったようだ。

 また、一人横綱と、正代、貴景勝の二人の大関が来場所ともにカド番を迎えることになったため、横綱、大関の上位陣が手薄になっていることも、御嶽海の大関昇進を一場所繰り上げて認めることに繋がったようだ。

 御嶽海は長野県出身、長野県出身としては江戸時代の伝説的な力士、雷電為右衛門(らいでん・ためえもん)以来、227年ぶりの大関誕生で現地は沸き返るだろう。

 御嶽海は、関脇、小結の三役を、17場所連続を含め歴代4位の28場所務め、万年大関候補だった。

 この間、貴景勝、朝乃山、正代に先を越され、朝乃山が仕置にあっているなかで自身のみならずファン待望の大関昇進になった。

 千秋楽まで、照ノ富士、御嶽海、阿炎、琴の若が優勝争いをしたが、阿炎が琴の若に勝って、御嶽海が敗れれば3力士の巴戦も有り得たが、そうはならなかった。

 照ノ富士は、12日目に小結明生に敗れた相撲で土俵下へ落ちた際、膝の古傷を痛め、14日目の阿炎に負けた相撲でさらに悪化させた感じだ。その点では御嶽海に敗れるべくして敗れた感じもある。

 栃木山以来、新横綱で103年ぶりの3場所連続優勝という偉業が掛かっていたが、惜しくもそれも逃した。ちょっと来場所が気がかりだ。

 大関陣では、貴景勝が早々休場、最後まで取った正代は6勝9敗と散々な結果に終わった。ともに来場所カド番だが果たして脱出できるかこちらも大変だ。

 来場所は、関脇に若隆景、阿炎が復帰、小結に豊昇龍が初めての三役、隆の勝、前頭上位に阿武咲、大栄翔、宇良らが並び横綱、大関を苦しめそうだ。小兵の石浦が上位に上がってくるのも面白い。「03年11月28日

 

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