安倍晋三元首相が、アベノマスクについて引き取り希望の締切日1月28日で2億8000万枚の注文があったと述べた。
その際、「もっと早く、引き取り希望の募集をしてくれたら良かった」という意味の話をした。
どうやら安倍派の会合の際の話のように受け止めたが、出席者から笑いの声が上がっていた。
アベノマスクについては、先に岸田文雄首相が在庫の8000万枚を廃棄処分にすると述べたが、その前に、引き取り手を募っていたものと思う。
アベノマスクについては、今まで倉庫料に6億円も掛けて保管していたが、その無駄を無くすために廃棄処分にすることを決めたと思うが、在庫より2億枚も多い引き取り注文にどのように対処するのか。
また、この手続きに時間と金を掛けてどうするつもりなのか。果たして安倍氏の言う2億8000万枚の引き取り注文は本当なのか。
若し本当に2億8000万枚の引き取り注文があったとするならば、アベノマスクをどのように使用するのか。
元々、小さくて口や鼻全体を覆えないアベノマスクは実用的ではない。従って引き取り手は例えばガーゼ部分を使用するなどマスクとは別の使用法を持ち入るつもりなのだろう。
しかし、岸田首相が述べた全量廃棄より、注文した人に配るための費用が多くなるとするならば、もうこれ以上余分な経費を掛けるべきではなく、予定通り全量を廃棄すべきである。
国に何千億円の負担を掛けながら、その失敗を詫びる分けでもなく、「廃棄前にもっと早く希望者を募ってくれればよかった」など良く言えたものだ。
また、安倍元首相は悪びれもせず、半分冗談のように話し、これに対し出席者は笑いで応える状況は、国庫に多額の負担を掛けた失政を詫びる気持ちが全く感じず、安倍氏をはじめ出席者の無責任さをまざまざと見せつけられ憤怒に堪えない。「関連:2021年12月25日」