プロ野球ベナントレースが終盤を迎えている。どうやら日本シリーズ進出を争うクライマックスシリーズ（ＣＳ）出場権を得る３位までのチームは、両リーグともほぼ決まったようだ。
セントラルリーグは、ヤクルト、中日、巨人、パシフィックリーグは、ソフトバンク、日本ハム、オリックスだろう。
ただ、セリーグは、２位中日が首位ヤクルトに１６ゲームを残して２ゲーム差に詰め寄っている。このところの両チームの戦いぶりから見ると、首位交代が無きにしも非ずだ。中日は、落合博満監督が退任することになっているので、選手が監督への花向けとして頑張りそうだ。３位巨人は、残り１３ゲームで、首位とは５．５ゲーム、２位中日に３．５ゲームとちょっと上位まで届かないかも知れない。
パリーグは、２位日本ハムが後半大失速した。ソフトバンクには１４ゲームと大差をつけられ、３位オリックスには２ゲーム差まで追い込まれている。日本ハムは、梨田昌孝監督が、早々に退陣表明し、選手もファンもどっちらけた感じだ。４位西武は、今になって上位を急追しているが、３位オリックスに４ゲーム差では、もう間に合いそうもない。
しかし、シーズン半ばまで、セリーグでは２位まで、パリーグは３位までが勝率５割を切り、ＣＳ出場チームに５割を切るチームが出場することになるのかと、興味をもって見ていたが、どうやら総てが５割以上の勝率で、ＣＳに出場できそうだ。しかし、今後、場合によっては５割を切ったチームがＣＳに出場し、ＣＳを突破、あわよくば日本シリーズで優勝、日本一の称号を受けるかも知れない。今の制度は、そんなインチキな形になる恐れを秘めている。「関連：１０月２日」
