正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

食事教育8ー費用はどうなのか

2009-11-15 | Weblog
 食育は食事教育をすべきであると提案し、その食事教育とは何かについては

①食事の目的は何か
生きるため、健康のため、楽しむため、親睦のため、とういろいろあるが
日常食が重要でこれを主体に教えるべきと考えます。楽しみのフランス料理はあってもいいのです。しかし、それを日本人は日常食としてはいけないのです。

②何が食べられ、何を食べてはいけないのか、という食べ物の基本の知識
毒キノコ、ふぐの肝、農薬、食品添加物使用品、砂糖、塩、脂肪、

③食べられる物の中で何を食べるのか
主食はごはん、地産地消、野菜、栄養バランス、60種以上と言われるビタミン・ミネラル、旬のものを食べる

④経済的なものは何か(健全性)(自給と価格高、輸入か自給率向上か)
高くても国内産、健康によいもの等、大きな目で見た経済性、

⑤安全なもの、危険なものは何か(安全性)
残留農薬、ポストハーベスト、食品添加物、砂糖の過剰、塩の過剰、脂肪過多食品

⑥いつ食べるのか
1日三食、朝ごはんは大切、早寝早起き朝ごはん。

⑦食卓の揃え方(栄養バランスの良い食事とは)
一汁三菜、主食主菜副菜は3:1:2。少なくとも一汁一菜は確保を。
主役のごはんを忘れずに。

⑧費用は
日常食はコストが安く無ければならいが、料理番組で紹介されているコストはどうなのでしょう。カロリーは表示されることがありますが、コストは考慮されていません。また安くするために、粗食(簡便食、手抜き料理、有り合わせ)であってはいけないのです。

⑨作り方
料理法、(おいしく、新鮮なものを)

⑩どのように食べるのか
エチケット、マナー

⑪どれくらい食べるのか
必要カロリーは性別年齢、仕事量で異なる。1日1800キロカロリーとすると、
600mlの弁当箱、主食、主菜、副菜の割合は3:1:2でおよそ600キロカロリーなのでこれを三食間食なしで。間食したら食事を抑えるか、運動をする。

⑫誰と食べるのか
家族団らんで、みんなと同じものを(好き嫌い無く)、

⑬何処で食べるのか
家庭で、

⑭何処で手に入れるのか
外国製品を買うか、地産地消か。
外食、コンビニ・スーパーでインスタント食品。手料理か

⑮食品の知識
生産収穫方法、食べ方、料理方法、栄養素

以上の15項目を教えなければならないと考えます。
食事とは上記のように範囲が広もので、そう言う広範囲に教育しなければならないのですが、現行行われている食育はその一部、食の知識、食べる割合、量、等を言っているに過ぎない。

そしてその指導の中に、食事バランスガイドに、アメリカ農産物の消費拡大が意図されているのです。

 何故、そのようなことになっているのか。
それはアメリカ農産物の消費拡大を目的とした社団法人がこの食事バランスガイドを作ったのです。

どの様な指導をしているのか、主食に、パン、めん、パスタの絵、主菜にお肉、
その他に乳製品、牛乳を飲み物として、油も必要とバター油脂を・・・

これは食の欧米化そのものではありませんか。
一体従来と何処が変わったと言うのでしょう。勿論ごはんも野菜も載っていますが扱い方は等分です。

その裏で、農水省は日本型食生活を主張し、食料自給率向上を主張しているのです。矛盾しています。

話を本題に戻して、これまでこのブログで
①食事の目的、②何が食べられるのか、③何を食べるのか、④経済的な物は何か、⑤安全な物と危険な物、⑥何時食べるのか、⑦食卓の揃え方、と7項まで投稿してきましたが、ちょっと寄り道をしその後を書いていませんが、少しずつ続けます。

今回は「費用」について考えます。

 費用は安いことが必要です。エコ化が問題になっていて、どれだけの水を使うのか輸送費をやエネルギーを要しているかが問題にされることがあります。そう言うことも考えないといけないでしょう。

 また、日本の外交はお金を出して済ましてきました。小切手外交と最近言われています。国連もアメリカに次いで拠出しています。
 ODAも先進国並に出しています。湾岸戦争も巨額の金を出しながら全然評価されなかったということがありました。感謝されない金なら、金を取り返して欲しいと思います。

 そう言う金を出し、その母体というか日本自体は860兆円という巨額の借金を抱え、一人親世帯の「相対的貧困率」が54.3%というOECD加盟30カ国で最も高い、という、貧困国になっています。

 また、世のお母さん達、戦後民主化、経済発展、電化の進行、休日の増加、日本人を怠け者にする戦略(これはGHQ、マッカーサーの戦略だと思われるのです。マッカーサーが怖かったのは日本人の勤勉性だったので、この勤勉性を潰したいと考えたようです。)と言うようなこともあって、日本の女性を完全に堕落させ怠け者にしてしまいました。

 また共稼ぎも増えたこともあり、食事も手抜き、簡便性を追求し、インスタント化ファーストフード化、油・肉・砂糖の使用が増加した料理、欧米食化に伴い伝統の破壊をしてきました。

 このことは健康においてもいろいろ問題が出てきました。先祖伝来の食でない食でいろいろなアレルギーの出現、粉食、砂糖食、高エネルギー食によって肥満の増加、糖尿病の増加・・・、と言うような問題も出ています。

 和食、ごはんと一汁三菜の食卓を用意することは少しはお金が入ります。そこで、インスタントラーメンで済ませたり、パンにジャムをのせ牛乳で、と言うような手抜き食、簡便食、そして安さを追求した食事が増えています。
 
 不況の進行、リストラの増加、失業の増加、・・・一人親世帯が増え貧困世帯が多くなっている中、食費を削る事になるでしょう。

 しかし、食は体・健康です。健康であっての生活です。必要な経費は自分の体に投資する事が大切です。そのためには最低限の栄養バランスを確保し、エネルギーを確保する食事を教える必要があります。それが前稿の「食卓の揃え方」や今後のテーマになっています。

 そう言う中で、料理番組は費用無視の美味しいと言われる料理を紹介します。
肉を使うことは、欧米食になります。そして高価になり美味しいでしょう。

 しかし、それは食の教育では必要ではありません。パンの作り方や、そば打ちや、うどんの作り方なども不要です。

 肉は美味しいです。なぜ美味しいのか。脂があるからです。バターで炒めたりすると更に美味しくなります。そこに塩・胡椒、これがないと食べられません。
しかも肉やバターの脂は体に良くありません。その上、肥満・糖尿病にさせます

 番組で流される料理はコストを考えていない中流以上向け内容です。貧困層には手が届かないのです。

 貧困層がどうしたら安く栄養バランスのとれた食事が出きるのかを指導しべきです。
季節の地場の食材で簡単、栄養バランス豊富な料理を、・・・

 そして、ごはん中心とした食事を紹介することを国策とするくらいでなければこの国の食事はもとにもどりません。
 
 アメリカCIAの手先的働きをする人達が日本の至る所に潜み、官僚、官僚の天下り先である社団団法人の中にも沢山いるのです。

 今回の事業仕分けでそんな社団法人への予算が検討されていませんので、事業仕分けはまだまだ不十分と考えます。

 食事のコスト、費用を考えなければならない。カロリーの表示をしているがコストはなされていません。

 テレビ番組で頻繁に特集されるのがラーメンですが、カップラーメン安くて美味い、悔しいくらい良くできています。然し暑中食べて良いものではありません。
月に1-2度何もなくやむを得ないとき位です。

 やっぱりごはんでしょう。おかずはみそ汁、中に必要な食材を何でも入れましょう。

 妻が入院し一人生活となったいま、それを実行しています。


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