正しい食事を考える会

食が乱れている中どういう食事が正しいのかをみんなで考え、それを実践する方法を考える会にしたいと思います。

栄養改善普及会の問題点ー2.目的は一見正しいがその実は

2009-11-29 | Weblog
社団法人 栄養改善普及会
目的
 栄養的に優良な食品の生産を奨励し、その効率的な消費の指導を行うことにより、国民の食生活の改善を図ることを目的とする。

団体本来の主要事業
・食品の知識の普及とその消費指導のための講習会の開催
・栄養三色運動による食生活改善に関する講習会、講演会の開催
・高校生による食生活改善研究活動
設立:昭和 28年10月1日(所管官庁農水省)
会長:五十嵐 脩
役 員:30名  職 員:5名
会員:25,000
電 話:03-3409-3232  F A X:03-3409-3235
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-1-7
メール:fukyukai@alto.ocn.ne.jp
昭和33年10.1 社団法人 栄養改善普及会設立 所管団体農林水産省
会長近藤とし子

(社)栄養改善普及会は3つの目的にそって事業を進めています

栄養・睡眠・運動・休養・経済・環境・人間関係等の条件がそろって
はじめて人間は健康になれます。
したがって、みだりに「健康」情報にふりまわされず
自分の健康は自分で守る心意気を育てましょう。 

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 上記を見た限り一見問題はないように見えます。しかし、目的に書かれている「栄養的に優良な食品の生産を奨励」と言うことは何か、何を奨励するのか、と言うことが問題です。

 その奨励しているものが、「小麦粉、マーガリン、油、卵、牛乳、ヨーグルト」とくれば、他に食品がいっぱいある中で、どうしてこれらが栄養的に優れているのでしょうかということにんさります。

 その推奨する食品を良く見て下さい。ある共通点があります。

食料自給率の観点から言えばほとんど無いに等しいのです。つまり、食の欧米化、アメリカの穀物が日本に輸出できるように推進しているのです。

「その効率的な消費の指導を行うことにより」ということはつまり、「小麦粉、マーガリン、油、卵、牛乳、ヨーグルト」の消費拡大を図ると言うことです。

 そして「国民の食生活の改善を図ることを目的とする。」とありますが小麦粉、マーガリン、油、卵、牛乳、ヨーグルトを食べさせることが食生活の改善なのでしょうか。今、日本の食の問題とされている食に欧米化の推進を今も行っているのです。あきれてものが言えません。

 これは明らかに、製粉会社、油脂会社、乳業会社、その先にあるアメリカ、・・・究極的にアメリカの利益になる仕事になっています。

 この団体の資金は何処から出ているのでしょうか、製粉会社、油脂会社、その裏にはアメリカから出ているのではないかと推測します。

 アメリカはそう言う資金を出していないように見せて、後ろに隠れて資金を出す戦術が効果があることを知っています。その手法はキッチンカーでも使われた手法です。日本人が日本人を教育する仕組みにした方が日本人を洗脳できるのです。

 その上に、高校生に消費拡大の研究をさせ発表させる。その手法は、効果が大きいと考えます。これもアメリカの指導があった効果的な洗脳方法と考えます。
 
 高校生も真面目に誤った研究発表をしています。

「高校生による食生活改善研究活動のあゆみ
高校生による食生活改善研究活動は1963年の「フライパン運動」から現在の「I&You食生活」まで44年間続けられている研究活動です。
その歴史は
1963~79年 フライパン運動
1967~79年 マーガリンに親しむ運動
1968~77年 調味料を上手に使おう運動
1978~79年 朝食をおいしく食べよう運動
1980~82年 80年代の食生活を考えよう運動
を経て1983年からはそのテーマを「I&You食生活・包丁の先から健康と食の文化をうみ育てよう」として現在にいたっています。」(栄養改善普及会HPから)

 現代日本で問題となっている食の欧米化を推進したのが、この栄養改善普及会だったのです。栄養改善というあたかも日本人のためになるかのようにいって日本人を誤った方向に導いています。

 特に高校生をどういう方法で抱き込んだのか、食の欧米化を進める研究発表をさせているのです。

「アメリカ小麦戦略と日本人の食生活」の著者鈴木猛夫氏は
「昭和30~40年代(1955~1975年)---フライパン運動、学校給食など
 パンの原料である強力小麦は日本では産出できず、日本人がパン食を始めれば永久的に日本はアメリカのお得意になる。

 戦前まで少なかった油料理を普及させるためにフライパン運動を展開し、油の必要性を強調する栄養指導が熱心に行なわれた。

 トウモロコシ、大豆は家畜のエサであると同時に油の原料でもある。(アメリカの)余剰農産物処理の観点から欠かせない重要な戦略であった。

学校給食ではパンとミルクが無償援助され、子供のうちから洋食嗜好の下地を作ることにも成功した。」と書いています。



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