DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

フェアリーテール・シアター★8/15 ユーロスペース(ミック&ザッパw

2008-08-16 | ドラマ・映画・演劇・アート


ちゃとと様の記事を拝見して、「ゼッタイ行くぞ!」ということで、しっかり観て参りました、週末夜の渋谷。ちょっと(かなり?;)趣味性が高い内容なので、1人で行くことにしたのですが、1人夜遊びはひさしぶりかも?(けっこう好きw

『フェアリーテール・シアター』

ユーロスペース

子供はみちゃいけません。

みんなで、ヤッてしまいました!!「フェアリーテール・シアター」がスクリーンに帰ってくる!
1982年から87年まで全26タイトルが放送された“FAERIE TALE THEATER/フェアリーテール・シアター”。ロバート・アルトマン監督『ボウイ&キーチ』、スタンリー・キューブリック監督『シャイニング』のヒロイン、シュリー・デュヴァル製作総指揮。古今東西の名作童話わをティム・バートン、フランシス・フォード・コッポラをはじめとするそうそうたる映画監督たちと、アメリカン・ニューシネマを思わせるムダに豪華でカルトな俳優たち、ミック・ジャガー、フランク・ザッパなどのミュージシャンたちが寄ってたかって映像化!!毒気たっぷり、トホホ感満載。これって本当に子供向けの番組だったんでしょうか!?

『ミック・ジャガーのナイチンゲール』
1983年/アメリカ/55分
監督:アイヴァン・バッサー/出演:ミック・ジャガー、バーバラ・ハーシー、マコ岩松、バッド・コート、エドワード・ジェームズ・オルモス
中国の皇帝の望みで宮殿に呼ばれたナイチンゲールは、歌の上手な小さな小鳥。美しい声で歌うと皇帝は、本当に大切なものが何かを知る…。監督は、チェコスロバキアからアメリカに渡ったチェコ・ヌーヴェルヴァーグのひとりアイヴァン・パッサー。主演は、なんとローリング・ストーンズのミック・ジャガー(!)。しかも、中国の皇帝役(!!)。出演はほかに、ウッディ・アレン監督『ハンナとその姉妹』のバーバラ・ハーシー、ウェス・アンダーソン監督『ライフ・アクアティック』の名傍役バッド・コート、リドリー・スコット監督『ブレード・ランナー』のエドワード・ジェームズ・オルモス。日系人俳優であり、06年死去の際には『コナン・ザ・グレート』で共演したシュワルツネッガーが“伝説的名優の死を悼む”と声明を発表したマコ岩松が出演している。シーズン2のエピソード2としてオンエアされた。


ミック・ジャガーだとは思えない(オイ)美形皇帝っぷりでした♪(最初、誰かわからなかったようん
山羊の頭のスープといい勝負ですw
てか、ものすごくまじめに演技してるだけで笑える。
って、全然笑うお話じゃないのですよ。すっごく原作に忠実なのです。
いかにもな道化役はいますが、ミックはシリアスです。ちゃんと役者さんしてます。
このお話けっこう好きだったなぁ~、思い出しました。
宝石細工のナイチンゲール、実物が見れたのが個人的に嬉しい。

ミック・ジャガーだから、というのではなく子ども向けとして
それなりによくできてる気がします。
ミックの皇帝がすごく世間シラズででもとてもいい人で、
悪い人が1人も出てこないのが素敵です。
が、子どもには若干冗長かも?

『クリストファー・リーとフランク・ザッパのこわがることをおぼえようと旅に出た男』
1984年/アメリカ/53分
監督:グレーム・クリフォード/出演:クリストファー・リー、ピーター・マクニコル、フランク・ザッパ、ヴィンセント・プライス(ナレーター)
グリム童話からは、名作「こわがることをおぼえようと旅に出た男」が映像化。「こわい」と感じたことがないマーティンは、恐怖を求めて旅をする。彼は、幽霊が出るという城に招かれる。しかし、そこで見たものは…。監督は、『女優フランシス』のグレーム・クリフォード。出演は、ドラキュラ伯爵をはじめ怪奇映画の大スターとして名を馳せ、80歳を超えた今なお現役で活躍する名優クリストファー・リー、「アリー・my・ラブ」のピーター・マクニコル。ティム・バートンが熱愛する『ハエ男の恐怖』『アッシャー家の惨劇』の大スター、ヴィンセント・プライス(『シザーハンズ』が遺作となった)がナレーションを担当するなどクラシックホラーへのオマージュもたっぷり。妖怪たちのバカ騒ぎが楽しいホラー・コメディ。ロック界の鬼才フランク・ザッパの怪演にも注目!シーズン3のエピソード5としてオンエアされた。


これはねー、もうクリストファー・リーファンは必見です!
カッコイイのだーーーーっ!(おまぬけな部分もあるけど、ビジュアルが最高!
フランク・ザッパはちょい役レベルですが、存在感が凄すぎw
出てくるだけで笑えるのがさすが(?)です。まさに怪演!

お話は強烈なナンセンス&グロテスク系ちょいブラック系ユーモアで
想定通りのラストは場内爆笑でした。
ピーター・マクニコル、最強w

全編に登場するシェリー・デュヴァルのプログラム・ホストも見逃せません。
表情豊かで、なんかキュートな魔女っぽくって、いい女優さんだなぁ。
こんなのをTVで、それも子ども向けにやってたのか。
懐が深いぜ!!!米国TV。

や、ミックとザッパに魅かれて行ったレイトショーでしたが
全制覇したくなってまいりました。

Faerie Tale Theatre CBS/FOX Preview 


ユーロスペース
8月16日(土)~ 
■Bプログラム
『ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ』
1986年/アメリカ/48分
監督:ティム・バートン/出演:ロバート・キャラダイン、ジェームズ・アール・ジョーンズ、レナード・ニモイ、シェリー・デュヴァル

『フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル』
1987年/アメリカ/49分
監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:ハリー・ディーン・スタントン、タリア・シャイア、クリス・ペン、ソフィア・コッポラ

バウスシアター
8/23(土)~9/5(金)

■プログラムA
クラウス・キンスキーとスーザン・サランドンの
美女と野獣
BEAUTY AND THE BEAST (84年/51分)
監督:ロジェ・ヴァディム 出演:クラウス・キンスキー、スーザン・サランドン

GOLDILOCKS AND THE THREE BEARS (84年/48分)
監督:ギルバート・ケイツ
出演:キャロル・キング、テイタム・オニール、ジョン・リスゴー

■プログラムB 
エリック・アイドルのカエルの王子さま
THE TALE OF THE FROG PRINCE (82年/55分)
監督:エリック・アイドル
出演:ロビン・ウィリアムズ、テリー・ガー、キャンディ・クラーク

ジェフ・ゴールドブラムの3匹の子豚
THE THREE LITTLE PIGS (85年/52分)
監督:ハワード・ストーム 出演:ビリー・クリスタル、ジェフ・ゴールドブラム

■プログラムC
ジーナ・ローランズのラップンゼル
RAPUNZEL (83年/52分)
監督:ギルバート・ケイツ
出演:シェリー・デュヴァル、ジェフ・ブリッジス、ジーナ・ローランズ

マルコム・マクダウェルの赤ずきんちゃん
LITTLE RED RIDING HOOD (83年/57分)
監督:グレーム・クリフォード
出演:メアリー・スティーンバージェン、マルコム・マクダウェル

■プログラムD
ライザ・ミネリのえんどうまめとお姫さま
THE PRINCESS AND THE PEA (84年/51分)
監督:トニー・ビル 出演:ライザ・ミネリ、トム・コンティ、ナンシー・アレン

エリオット・グールドのジャックと豆の木
JACK AND THE BEANSTALK (83年/51分)
監督:ラモント・ジョンソン 出演:デニス・クリストファー、エリオット・グールド
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4 コメント

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あ~ (じっぱ)
2008-08-19 21:24:45
東京に行く用事があったのに,観れなかった…

やけくそで,攻殻2.0観たけど…
微妙でした…

こういう映画を観ることが手軽にできる東京は良いな。と田舎者のように思ったのでした。
返信する
ありがとー♪ (ちゃとと)
2008-08-19 23:20:08
観に行ったのね!さんきゅっ♪
そうかそうか…とNAL様の感想読んで少し満足。
行きたかったなー。
マヂ、も少しちゃんと歩けるようになったら、夜遊びしようかな^^

シェリー・デュヴァルさん、どっかで見たことあると思ったら、ティム・バートン25才時のモノクロ実写映画『フランケンウィニー』(来年セルフリメイク予定!)に出演されています。
『フェアリーテールシアター』の制作総指揮を兼ねていた彼女が、当時無名のティム・バートンを大抜擢したようですね。
ディズニーではさんざんな扱いを受けていたティム・バートンが20数年後、F・コッポラ監督と並び上映されるとは…。シェリーに感謝♪

ピンクのカードはスタンプカード?
是非、バウスシアターもコンプリートしてください!
返信する
じっぱ様 (NAL)
2008-08-20 08:06:18
ん??今は大阪に戻っておられるのでしょうか?
東京在住なのかなぁ?とか思ってました。謎が多いぞw

>やけくそで,攻殻2.0観たけど…
おいおい

>微妙でした…
微妙でしょー?
作品はよいのは間違いないんだけど、なんか新作ってのは違うだろー、と。
&なんでそこを そうするのか?とか。

>こういう映画を
そうそう。本当に私もそう思いまする。

週末帰省するので、ひさびさ大阪のサブカルも堪能したいものです。w
返信する
ちゃとと様 (NAL)
2008-08-20 08:08:15
なんとかすべりこみました。いかにも(?)な観客層でしたよー
ユーロスペースのプチスノッブな空気はちょっとクセになるかもw

>当時無名のティム・バートンを大抜擢
そうだったのですか!先見の明ですね!

シェリー・デュヴァルさんの前振りが
このシリーズ企画への愛に溢れていて(ヒッチコックのごとく)
こういう力のある(人脈もある)人の遊び心って、
めっちゃ楽しい!!と思いました。
子どもの時に読んだ童話って、大人になってから触れる機会は限られるので、子どもも大人も楽しめる(サブカル感含めw)作品でした。

>ピンクのカードはスタンプカード?
そうなのー。集めると2個目から小さなバッジがもらえます。
バウスでは『マルコム・マクダウェルの赤ずきんちゃん』を狙ってます。


足のお加減いかがですか?早く直して一緒に夜遊びしませう!!!<悪の誘い・2
そのためにも(オイオイ)お大事に!
返信する

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