DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

パコと魔法の本★10/5  吉祥寺プラザ

2008-10-01 | ドラマ・映画・演劇・アート
パコと魔法の絵本

パコと魔法の絵本 - goo 映画

好き!これは絶対に映画館でみるべき映画。
映像美というか、あの独特の彩色鮮やかな仏教画のような
摩訶不思議な色彩ワールド、やられてしまいましたぁ~。

一言で言えばチャーリーとチョコレート工場風味の
真夏のクリスマス・キャロルという印象。
まさにMIDSUMMER CAROL!

元が舞台だけに、セリフと役者のこなれぐあいが絶妙で
舞台を観ているような、絵本の中に飛び込んだような。
達者な役者陣のクセと味のある役者ぶりがしっかり楽しめました♪

キャスト(wiki抜粋)+ 一言NALコメ
●大貫(ガマ王子)/役所広司 : 大会社の会長。傲慢で乱暴者。
 よくもわるくも役所さんは役所さん芝居。安心です。
●パコ/アヤカ・ウィルソン : 入院患者。両親は交通事故で亡くなっている。
 正統派のアリス系美形!!!こういう美少女は見てるだけで楽しい♪
●室町(ザリガニ魔人)/妻夫木聡 : 自殺癖のある薬物依存症
 いいね、いいね、こゆ妻夫木くんも好きだー!!!
●龍門寺(ミズスマシ君)/山内圭哉:銃の暴発(?)で怪我を負い入院しているヤクザ。
 元舞台からの参加 だそうです。味わい深い。
●木之元(ガマ姫・ガマ王子の母)/國村隼 : ジュディ・オング好きのオカマ
この方もんとに芸達者ですね。くどさがほどよかったっす。
●滝田(サカナ)/劇団ひとり : 消防車に轢かれて怪我を負った間抜けな消防士。
 最近、案外、彼が好きかもな自分に気がついております。w笑顔がいい!
●堀米(ヤゴ)/阿部サダヲ : 神出鬼没で掴み所のない謎の入院患者
 最高!もうこの一言に尽きます。
●浩一(アメンボ・ガマ王子の家来) : 加瀬亮 - 大貫の甥・雅美の夫。
 この人もいいヒト風味、ばっちり出してます。
●雅美(沼エビの魔女)/小池栄子 : 看護師・浩一の妻。
 誰かわからんかった!よー頑張った!!!
●タマ子(メダカちゃん)/土屋アンナ : 悪魔的な不良看護師。
 はまりすぎだけど、意外な部分でジンときた。
 「可愛くって書いてあるんだよ!お前が書いたんだろう!?」は最強ツンデレ。
●浅野(タニシ)/上川隆也 : 変装好きの医者。
 舞台を知ってるのでピーターパンをやろうがシンデレラをやろうがまったく違和感ないですが、TVイメージとのギャップにびっくりしたヒトも多いらしいw
●木村カエラ : 劇中で歌う包帯ぐるぐる巻きの入院患者。
 誰だ~?と思ってました。ちょっと不思議キャラでいいかも。

舞台は少々やっかいな(ココロの)病を抱えた人達が集まる病院。
超エゴで俺様な、他人を平気で踏みにじって生きてきた大富豪が
両親を事故で失ったパコと出会って変化していく・・・。
そゆ、ある意味超王道なストーリーが、絵本にシンクロする形で展開していきます。

中島哲也監督は『下妻物語』が秀逸でしたが、
『嫌われ松子の一生』を観てないのだよなー
でも色彩含む空間構成センスが抜群だと思います。

小難しい理屈や、真摯なメッセージ性はないけれど
いっぱい笑っていっぱい泣いたらなにか美しいものが残ります。

いやぁ、日本でもこういう映画が実写で撮れちゃうのね。
素敵だ!
DVDゲット予定です。
それにしてもこゆ作品みちゃうとブルーレイが欲しくなるなぁ・・・

土屋アンナ、妻夫木聡も言いたい放題! - 『パコと魔法の絵本』完成披露会見
コメント (2)
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