DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

キース・エマーソン・バンド★10/18 SHIBUYA-AX

2008-10-19 | 音楽


KEITH EMERSON

行ってきました。
当初、仕事のスケジュールが合わなくて諦めてたのですが
最近ライブに行ってないし、やっぱり行っておこう、
と思って追加公演のチケットをゲット。

感想は・・・個人的にはここ数年行ったライブの中で最高!
(Q+Pは思い入れ度合いが違うので別格としても)

当初は生きてるキースを見る!というミーハーマインド、
そしてEL&Pの名曲を懐かしむ、んなつもりで行ったのですが
今のキースの作りだすリアルで生々しい音世界にやられた!
もうとにかくライブで聴く生Moog が圧巻!
ものすごく新鮮だったし、キースそのものだった。

重厚、迫力、メロディアス、冒険、ダイナミック、キュート
繊細、暴力的、くすぐり、いたずら、シリアス、荘厳、神秘、・・・

自分の求める音をその場で自在に作りだすシンセサイザーが魔法の匣に、大胆に演奏しながら時折耳をこらし音を探るキースが魔法使いに見える。
キーボードを操りながらのテルミン演奏もやらかしてくれたのですが、テルミンがここまでしっくり来るプレイヤーってそうそうはいないのでは?
リボンコントローラーもって舞台前面に出てきてマークに絡んだり、
得意のお尻?で弾いたりw 
ハーモニカを吹きまくったり、それも「オー、スザンナ」だったり♪
ブラシでピアノの弦をはじいたり、反対側からキーボードを弾いたり。
それらをめっちゃ楽しんでる笑顔のキースとマーク・ボニーラが最高!
さすがはロック界屈指のパフォーマー、その現役ぶりに感動。

箱的に小さくって、なんだかすごく身近に思えたのもよかったのかも?
大袈裟な演出もなく、シンプルに演奏に没頭できました。
というか、演出いらずの演奏だったというべきか。

マーク・ボニーラも声質がグレッグ系で、けっこう華があってよかった♪
ボーカリストというよりはギタリストという印象で、ギターもけっこういい感じ。
トニー・ピアのドラムは曲によってはもう少し重みと厚みが欲しいかな、と。でも軽快で聴きやすいドラミングでした。
で、なにげにトラビス・デイビスのベースが好みかも♪

席は前から5列以内ではありましたが、かなり端のほうでステージを見上げる感じで
これだったら二階席のほうがよかったかなー、と思ったのですが
キースやメンバーの笑顔をかなり間近で確認できたからいいや(←ミーハー
席のせいか、変に音が響きすぎる感じで、最初の2曲はめっちゃバランス悪く感じたのですが、調整がうまくいったのか「Karn Evil 9」で一気に盛り上がってからはさほど気にならなくなりました。
終盤、空間が振動し身体が揺れるくらいのシンセサイザーの音圧を体感できたのがよかった!

で、新旧コーディネイトされたセットリストも大満足だったのですが、「Tarkus」を通しで聴けたのがもう言葉にできないほど嬉しい。これだけでもライブの価値がある、と思えるほどでした。新譜からの曲もどれも素晴らしかった!CDを買おうと思ったのですが、売場が混雑してたので帰宅後アマゾンで申し込みました。

キースは毎年来てくれてもいい。きっと飽きないと思う。
てか定期的に演奏を聴きたい。
それくらい大好き!!!
&そういう「好き」に再会できてとてつもなくしあわせでありました。
ありがとうキース!

◆SET LIST◆

1. 「1st Presence」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
2. 「Last Horizon」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
3. 「Karn Evil 9」:album『Brain Salad Surgery』
4. 「Piano Concerto No.1」:album『Works, Vol.1』['77]
5. 「Bitches Crystal」:album『Tarkus』['71]
6. 「Malambo」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
7. 「Touch And Go」:album『Emerson, Lake & Powell』['87]
8. 「Lucky Man」:album『Emerson, Lake & Palmer』['70]
9. 「Miles Away pt1」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
10. 「Miles Away pt2」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
11. 「Crusaders Cross」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
12. 「Fugue」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
13. 「The Barbarian」:album『Emerson, Lake & Palmer』['70]
14. 「Prelude To A Hope」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
15. 「A Place To Hide」:album『Keith Emerson Band Featuring Marc Bonilla』['08]
16. 「From The Beginning」:album『Trilogy』['72]
17. 「Hoedown」:album『Trilogy』['72]
18. 「Tarkus」:album『Tarkus』['71]
アンコール- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
19. 「Fanfare For The Common Man」:album『Works, Vol.1』['77]
20. 「Nutrocker」:album『Pictures at an Exhibition』['71]




公式サイト
※音が出ます。 

コメント (14)
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