鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

クリノイディア Ep10.Ep11

2017-01-14 18:03:59 | フリーゲーム(乙女)
「クリノイディア 風の章 Ep10.11」 ビジュアルノベル・肌色注意・キーラ最強伝説
制作者:Layla様(公式サイト
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Ep10.11は、内容の密度がすごく濃くて、
どこを語ればいいものやら悩みます…

とりあえず、キーラさんは最強でした…!
行動的で男勝りなのに、決して下品ではない。
しかもブリーダーの才能に、さらに商才もあるとかすごいな…

派手で激しくて、力強くて、存在感があって、すごく「火」っぽい。
キーラって名前も、キラウェア火山を連想しますね~
あの山の、輝く溶岩で身を飾っている姿は、ゴージャスな女性そのもので、
いかにもキーラのイメージにあっていると思います。

今回、イーディスは火の家が用意したドレスを着せてもらうのですが…
そのチョイスが…深紅のサテン!!
イーディスは基本なんでも似合う美人だけれど、
性格的に考えても、この色は絶対自分では選ばないよね…
それをあえて持ってくるとは…


着替え終わった後、やってくるビクターとの絡みがまたイイ!
「あの」誰に対しても動じない不敵なビクターが、
キーラの前では手をモジモジしながら冷や汗かいて喋ってるのを見て、
ニヤニヤが止まりませんでした。母は強しww
イーディスには丁寧な言葉遣いをしていたキーラさんが、
ビクターのことは超ゾンザイに扱ってるのも笑うw

このお母さんに仕込まれてるから、
ビクターは女性への礼儀がしっかりしてるんだなぁ…
……この際、ランダルも一度、仕込みなおして貰うべきかも。

そのあと、火の家では、かねてから伏線のあったエルの献上シーンが。
そして、なんとも含蓄のある、火の家に伝わるタペストリーの話が出てきました。
戦死者を包むときにも使う、と言った時のビクターの脳裏には、
もしかしたら、急逝してしまった従兄の姿があったのでしょうか…

深紅のドレスを纏って、風の家に帰ったイーディスを待っていたのは、
ランダルの空気読まない一言。
……いえ、いつものことです。なんとなく予想はつきました。

まあ、赤も似合わないわけではないけど…一番ぴったりって気もしない、よね。
きっとイーディスに一番似合うドレスは、いつの日か、
イーディスにベタ惚れになったランダルが自ら選んでくれる……はず!?

続いてEp11。珍しく冒頭に注意書きが入っています。
冒頭は水の家のアリオン。
片思いでも水の家の男の「愛する」資質は満たされるのか?
と神官マテウスに尋ねると、マテウスは、
「水の家の男は愛するものを見出さずにはおれないのだ」と答える…
そこから!まさかの!ルイスお兄ちゃんのエピソードへ。

…道理でルイスお兄ちゃん、イーディスに冷たいと思った…
愛するものを見出さずにはおれないって…女でなくてもいいんだ…

お兄ちゃんが言ってるアイツって、まだ出てきてないあの人のことでしょうか。
5日後の舞踏会で…一体何をする気なのか…
王子様の殺害?それともお姫様の誘拐??
なんにしろ、その場には土火水風の当主が揃い踏みのはず。
突然のトラブルに、それぞれがどう動くんでしょうか。

あ、でも、その前に土のエドガーのところを尋ねるイベントがあるのかな?
のび太くんぽかった子供の頃はともかく、エドガーは今までの本編を見る限り、
なかなか穏やかでオトナな見識を持つキャラのようですが…
イーディスと出会うと、どのキャラも、みんな違う一面を見せてくれますから~
一体どんなことになるのか、ちょっと楽しみですね。

そのあとは、肌色注意!!なシーンになります。
イーディスは髪を上げると、いきなり大人っぽくなる~
色白いな~ プロポーションもいい。
うーん…この状況で我慢出来たらその男は賢者でしょうねぇ…

ここでイーディスが恥ずかしさのあまり逃げ出したのを見て、
一瞬、また、子供みたいなランダルが拒否されたことに拗ねて、
不条理に当たり散らすのではと心配しましたが…
少しづつでも、確かに二人の距離は縮まっているようで。

真夜中に、嵐の音に怯えたイーディスがエルを心配して馬小屋に行き、
そこでランダルに出会ったとき、その優しい態度にホッとしました。
風の家のタペストリー、きっとイーディスが織るんだろうな…


ざっと感想を書き散らしましたが、
ep10.11は、火の家・水の家の人々の話に、ランダルとイーディスの恋模様、
天変地異の前触れ、舞踏会の招待、そして反乱の前触れ、と、
重要な伏線の多い章になってます。

舞踏会まであと5日…さて何が起こるのでしょう。
とりあえず私が一番気になるのは…
(多分アリオンが選ぶだろう)イーディスのドレスかな!←w
きっとアリオンの趣味に、ランダルは文句をつける。
だけど内心では「似合ってるのがムカつく」とか考えてるんじゃないかと予想ちう^^

ラハと百年魔法石 ~the endstory~

2017-01-14 03:08:56 | フリーゲーム(ファンタジー)
「ラハと百年魔法石 ~the endstory~」ラハ最終回・RPGノベル
制作者:kotonoha*様(言葉の書庫


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時は流れ、いまや闇のマリスザラム魔法学院の学園長として過ごすサリー。
変化のない穏やかな日々を過ごす彼女の前に、ある日突然、
フーバルトと、その教え子のミーシェとが現れます。
闇の魔導士アークギルドの遺産が封印された、マリスザラムの地下室を探索せよ、
という、魔法界法長の命令とともに…


「ラハと」とタイトルにはついています、が…
実はラハはシナリオの9割くらいは出てきません!←w
ですが…最後までプレイすると、
やはり物語の中心を為すのは彼、とわかるという…
なんともトリッキーで、不思議な作りのシナリオでした。

多分ゲーム開始時には、サリーやラハが一体どういう状況なのか、
サッパリわからないと思いますが、シナリオが進むにつれ、
少しづつ、少しづつ現状が明かされていきます~
えっ? そうなの?? そうだったの??の連続に、ただプレイヤーは驚くばかり。
とりあえず、シナリオに点在する些細な違和感には、すべて意味がある、
とだけ言っておきましょう!
中盤では、いろんな意味でショックな展開がありますが、
そこを抜けた先には…皆が待ちに待ったハッピーエンドが待ってますよ!

さて…実は今回、フーバルトとヤクル先生がパーティメンバー、と聞いた時は、
どうなることかと思っていました。

フーバルトは、私にとって、本当に第一印象が悪くて…
装備ナシで「死んで来い!」とばかりにダンジョンにぶっ飛ばされたのは、
あまりにも衝撃的でした。いや、これが敵なら驚かないけどさ、教師よ?
某小説のセブルスだって、そんな本気で殺しにかかってこないじゃん~

しかし、今回のフーバルトは一味違いました。
一緒にいるミーシェのおかげもあるかもしれませんが、
単に空気読めない真面目馬鹿、かつ、内面ではきちんと人を思いやる心も持っている…
素敵なキャラにクラスチェンジしています。
なので、ええっ…フーバルトぉ?あいつかよ!と思った方も、
安心してプレイしてみてくださいね~


ああ、でも…最初の方の、フーバルトの村のエピソードは、
なんかこう…素直に受け取れなかったんですよね…
全体のために、自分が引き受ければ、自分が悪者になれば、我慢すれば…
っていう考えは、あんまり好きじゃないんで…
自分がやるのもイヤだし、他の人にもさせたくない。

ただ、この村の人たちの状況と、真実を知った時の両親の行動、
渦中の子供の年齢を考えれば、やっぱりこれが、
ベストではなくとも、ベターな選択なんだろう、とも思います。

まあ、どんな苦労も、努力も、重荷も、それをちゃんと知っている人がいてくれると、
少しは楽になるってこともあるし。
今回、真実の出来事とその時の気持ちとを、他の皆がわかってくれたことで、
フーバルト自身、少しは救われてるのかも~

あとは…ヤクル先生の、追放理由がすごかった;
これは伏線の一部に関わるので、中盤以降になってから出てきますが、
それっていいのかい;と思うような出来事をケロっと告白…;
一番怖いの、もしかしてこの人なのかも…?

新キャラ、ミーシェは…ごめん、最初全然可愛くなかった;
ていうか、コトノハさんのキャラって、大体最初は強気だったり、
癖が強かったりして、「コイツ…!」と思うことが多いかも。
あとあと、いろんなエピソードを見ていくと、だんだん魅力が出てくる感じで…
ミーシェもそういうキャラでした。
彼女の持つ「スキルリピート」は、物語全体を通して、超重要な魔法ですよん。

そして主人公の、サリー。
相変わらず、真面目で、才気走りすぎていて、ちょっと心配になるレベル…
ブレない姿勢はかっこいいけど、純粋過ぎてかえって脆そうにも見えますね。
そこを支えてあげるためには、やっぱりラハがそばにいないとね~^^

努力に見合うものしかもらえない、という彼女の生き様のために、
今回はいろいろ大変なことになるんですが、
…まあ、ああいう女神に一度関わっちゃったらね、
タナボタなんか胡散臭い!って気持ちになっても仕方ないっか…

彼女については…あまり語るとネタバレになっちゃうんで、
実際にゲームの中で、いろいろ確かめてみてくださいね~



さて、戦闘システムについて。
ラハではある意味いつものことですが、
今作のパーティキャラ…ものすごく癖のある人ばっかり!です。

フーバルト先生はいつの間にか無属性主義になっているし、
教え子ミーシェはほぼ「ものまね」しか使えない。
サリーはかろうじて万能タイプですが、
ヤクル先生は魔法薬でしか攻撃できない…

まあ、フーバルトの無属性魔法は相手を選ばぬ貫通系ですし、
属性魔法は、サリーが炎氷光闇の4属性カバーしてますんで、
フーバルトorサリーで相手の弱点をついて、
それをミーシェが真似してさらに倍!みたいなのが~
基本の攻撃になるのかな~?

ただ、ミーシェが真似するのは、味方の魔法だけじゃないのが問題で。
行動順で、間にモンスターの攻撃が挟まると、そっちを真似しちゃう。
案外これが~、調整めんどくさくって…
結局、ボス敵以外は、普通にガンガン戦っていきましたとさ。
人型相手なら、ポカルで殴り倒すのがおすすめです。
大丈夫!ノーマルでプレイしたけど、力押しでもなんとかなった!

他3人が戦っている間、ヤクル先生は、基本ずっと調剤。
魔法薬には、便利そうなものが一杯あるんですが…
実際に使ったのはごく一部だけでしたね…
クリティカプセルと乱乱撃薬、各属性の攻撃薬はよく使った。
たまにシナナインとか。あと体力回復薬をちょっと。
ボス敵によっては、たまにメチャメチャ効く薬があったりするので、それも使ったかな~

案外使わなかったのは、ステ回復薬。
なんだかんだと、戦闘が終われば全回復するシステムですからね…
チマチマ回復しなくても、
こちらが死ぬより先に倒してしまえばいいのですよ←(脳筋の考え)


青箱ドラゴンは、まだ全員倒せてないんですが、
それ以外の…メインシナリオの敵に関して言えば、
今作の戦闘は、だいぶ甘目のつくりだと思います。
私のキャラの装備は、殆どが最初のほうで買える&貰えるものばかりでしたが、
ちゃんとエンディングまで行けました。
たぶん、武器や防具の性能、あまり関係ないんなんじゃないですかねー
(凍らせる敵用のあの装備アイテムは別として)
むしろ攻撃するタイミングとかのほうが、大事っぽい? 
敵がチャージ中に攻撃すると、ダメージの桁が跳ね上がるの気持いいわー

回復面だけは、前作と違ってかなり手薄ではありますが、
(全員がヒール・アルルを持ってないとか、最初焦りました)
それを補ってあまりあるのがミーシェのサードスキル。
TPをフルに溜めておけば3回使えますし…ボス敵だと、戦ってる間も、
どんどんTP溜まりますしね。かなりお世話になりました。
あと、全体ヒールの魔法石はミーシェにつけておくと、
たまにいいことがある、かも…?