狂い月

「狂い月」　ホラーＡＤＶ
制作者：３色ぱん様（マイペース色）

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今さらって感じですが、やっとトゥルーエンドを見ましたよ…

一応クリアはしていたものの、
キーホルダーを見つけるの、何気にアクション下手には難易度高くて…
（椅子にひっかかって間に合わないのよぅ；）
また、落ち着いてからやろう、と放り出してはや数か月。
放置してたら、館の地図から謎解きまで、すっかり忘れてて、
結局最初からやりなおす羽目になりました…

…こういうのって、時間置いちゃいけないよね…フフ…

で、トゥルーエンドですが…良い感じです！
最初からビシバシ伏線張ってましたから、そうかなーとは思ってたんですが。
過去回想が白黒画面なのも、ある意味仕掛けだったわけですね～
双子の名前に込められた暗喩も、最後にビシっと決まって効果的。

そもそも、マップ、グラフィック、スチル、キャラデザイン、
ストーリー、謎解き、演出と、まあ全てにおいて、
「貴様プロか！プロだろう！？」と思うほどレベル高いっす。

ロゴや効果音、手記やメモの使い方に、ちょっと「零」の影響感じるけど、
マップもすごく綺麗に作ってるし、キャラグラフィックも美しい。
夜特有の見え方…彩度が落ちて青みを増す感じ？の色合い、良いですね！

また、スチルがまさしくご褒美といった感じで。
バッドエンドの画像にいたるまで、一枚一枚がすごく魅力的でした。
特に響也くん…凄くいいキャラでした…いろんな意味で。
しかし、あずさちゃんの影の薄さはちょっと惜しい。
最初にスチルがばばんと出たので、絶対重要な役だと思ったのに…


また、個人的に一番の高評価だったのは、バグの少なさです。

私が持っているゲームファイルは、初期のバージョン1.0。
その後細々バージョンアップで改善されてるようですが、
この旧ファイルでも、きちんとすべてのエンディングを迎えられます。
もしかしたら誤字とかはあったのかもしれませんが、
少なくとも、わたしがプレイしていく中で、
こりゃあバグだと言えるような、あからさまなバグには遭遇しなかった。

…当たり前だって？　
いや、決して当たり前ではありません。
普通に謎解きして、メインの攻略ルートで、
普通にみんながやるであろう行動をとったらバグった！
…っていうの、フリーゲームではあるあるだから。

しかも、これだけ館の中をウロウロできる、自由度の高い…
逆に言えばフラグ管理のめんどくさい長編ゲームで、
一発ＯＫってすごいことだわ…


これで初作、とのことですが、いきなりこれだけのクオリティということは、
おそらくゲーム以外の部分でもずっと活動してきた方々かと思います。
これからもゲーム制作をしていただけるかはわかりませんが…
もし次があるなら、楽しみに待ちたいですねえ…