鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

Twelve Doors

2016-04-06 00:35:08 | フリーゲーム(ホラー)
Twelve Doors」ブラウザフラッシュゲーム・がっつりホラー
制作者:sanetomo様(SANETOMO WORKS


==================================

ものすごく古いゲームで恐縮ですが、
私にとって、一番最初に強烈な印象を受けたゲームです。
これこそが私にとってホラゲーの基礎であり、ある意味、聖域。

内容は、記憶を失った主人公が、閉鎖された見知らぬ施設の中で目を覚まし、
自分の記憶と、脱出経路とを求めて探索する話。
施設の中には、陰惨な実験に関する書類や情報がちらばっており、
やがて、それらの実験の結果を、主人公は実際に目にすることに…

男っぽいヘビーなシナリオと、しっかり作りこまれた設定や背後関係は、
プレイヤーを否応なしに、ゲーム内の世界観へと引き込んでくれます。
しかも、画像がやたらリアルなので、クリーチャーが怖いのなんの。
まるで、海外のホラー映画見てる気分になりますわー。
黒焦げの眠り姫や、ピノキオ…ビッグマウス(だったかな?名前うろ覚え)
個人的に、ステファニーが近づいてくるシーンの、あの恐怖は忘れられない。
その前段階で、あの機械にぶら下がってるの見た後のアレは効く。

また、選択次第では「自分自身」の正体すら変わってしまう、という
分岐シナリオも良かった。
「主人公の顔が防護服で見えない」と言う設定を、
最大限に生かしていて、見事だと思います。

今まで多くのフリゲーをプレイしてきましたが、
何回プレイしても楽しい、と思わせるゲームは、そう多くありません。
特に、受け身で楽しめる映画や書籍と違って、ゲームはひと手間多いですから…

私の場合、あれすごく面白かったなーと思っても、謎解きやアクションが面倒で、
再プレイを忌避してしまうケースも多いです。
(なまじ、ストーリーはある程度覚えているから、
 新鮮味がなくて、余計に作業感が増すのだな…)
でも、これは今まで、何回も何回も繰り返しプレイしてますね。
アクション要素もあって、けっこう面倒なゲームのはずなんだけど。


今のホラーゲームには、あまり無い雰囲気の作品ゆえに、
たまーに思いだしたとき、ふと、やりたくなるのかもしれません。




文句なしに、名作だと思う。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。