座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

今年度最後の月次祭

2018年03月15日 | 神社祭事

今朝7:00より、神社本殿にて月次祭が斎行されました。

祭典の準備をする早朝は一日で最も気温の低い時間でもありますが、もう上着がなくても苦にならないほどで、季節の移ろいを感じます。

月次祭の様子。修祓

宮司祝詞奏上

表題にもある通り、これが今年度最後の月次祭となります。 年間祭事を軸に動く神社としては他のお仕事ほど年度による影響はないのですが、やはり三月四月は慌ただしい中で迎える正月とは違う、浮ついた感があります。

また今回神社では土日に奉仕をしていた巫女の卒業、四月から新任神職の入社などもあります。 不安と期待が入り混じった、何とも言えない時期です。


麗かな日和

2018年03月14日 | 境内の様子

今日も朝から暖かく陽射しも眩しいくらいです。

明日は月次祭という事もあって例の如く境内の紙垂の交換をしております。

先日吹き荒れた春の嵐により朔日に替えたものは破れてしまったので今月は三回目の交換となります。

又、境内の花々も次々に開花しています。

 

境内のスイセンは二ホンスイセンとラッパスイセンが咲いています。

日本水仙は香りも強く切り花にしても長持ちします。

ラッパスイセンは花が大きく目立ちます。

その他の花々は、梅は散り始めていて山茱萸は満開になっています。

 

又、枝垂れ桜の蕾も徐々に膨らんできています。

明日明後日は気温も高く暖かいですが、17日からはまた寒くなるようです。

スギやヒノキの花粉も飛んで大変なところに気温の高低差があると体調を崩しやすくなるのでくれぐれもお身体ご自愛下さいませ。


地鎮祭奉仕

2018年03月13日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

今日は朝からたっぷりの陽射しがあって暖かくなってきました。

日柄も友引とあって地鎮祭などのお祭りの御依頼もあり奉仕してきました。

地鎮祭は、家を建てる前にこの土地を守る氏神様や土地の神様をお呼びしてこれから工事内容を奉告し、工事の安全を祈念するお祭です。

 工務店やハウスメーカーによっては地鎮祭をされないところもあるようですが、お施主様個人の主催にて執り行う事も出来ます。

お祭に使用する物や準備等が大変のように思われる方もいらっしゃると思いますが、祭典に用いる祭壇や忌竹、お供え物などの殆どが当社が準備致しますので安心です。

地鎮祭をご依頼からの流れや御準備いただくものです。

当社地鎮祭祭典の流れです。(神社本庁発行 氏神さまと建築儀礼より)

祭典には地域によって執り行わない部分もございます。

祭典の流れなどを他の神社に依頼される場合は依頼された神社へ直接お尋ね下さい。

土地を購入されるという事は、その土地を直接手に入れた訳ではなくあくまでもその土地に住む権利を得ただけの事です。

権利を認めるものがあってこそその価値を認められるのです。

その土地を守る神様やその土地にいる神様の宿るその土地を借りて居住するわけですから先ずは神様への挨拶として地鎮祭を執り行う事をお勧めします。


境内裏の整備

2018年03月12日 | 境内の様子

本日、境内整備の一環として裏手の整地・縁石の埋め込みを行いました。

この辺りは草も砂利もなく土がむき出しになっており、参拝の方が目にする場所ではないのですが、先日の様な大雨では泥が大きく跳ねたりぬかるみが広がったりしていました。

ちょうど今は落葉も少なくいつもの清掃が比較的早く片付きますので、その分こういった補修を進める事になります。

まだ途中ではありますが

ただ段々暖かくなってきましたので、これからは新緑が出る代わりに古い葉の落ちる時期、また雑草の繁茂し始める時期でもあります。 季節は移ろうものですが、なかなか落ち着かせてはくれないようです。


東日本大震災の日

2018年03月11日 | その他

平成23年(2011年)の今日、宮城県沖で発生した地震により東日本大震災が引き起こされました。

被災地では災害廃棄物の撤去や電気水道の復旧こそできてはいますが、まだ復興への道のりは遠いという事です。

地震の起きた14時46分にあわせ、神社では鎮魂を祈念し鐘撞を行い、黙祷を捧げました。

昔の例えから 喉元過ぎると熱さ忘れる という言葉があります。テレビなどの映像でまたその当時の事を思い出すのではなく、今もなお震災被害で苦しんでいる人々への思いを寄せて、各々が自分には何が出来るかをまた改めて考えていただき、行動に移していただけたらと思っております。


平成29年度氏子会研修参拝

2018年03月10日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

昨日、平成29年度氏子会研修参拝を行い、横浜市西区宮崎町鎮座伊勢山皇大神宮へ正式参拝致しました。

昨年8月に神楽殿が竣工、また、ご社殿御造営の150周年記念事業を行っており、今回の正式参拝は神楽殿にて執り行いました。大変近代的な神楽殿に参加者全員驚きましたが、職員様より様々なお話を頂戴し、大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。

正式参拝後は、境内にて150周年記念事業のお話や御造営中の現場を拝見させて頂きました。

昨日の事業を持って、本年度の氏子会のすべての行事を滞りなく終える事が出、改めて氏子会役員の皆様に感謝申し上げ致します。

来年度は役員改選となり、引き続き役をお引き受け頂ける方、また、今年度で役を退かれる方といらっしゃいますが引き続き神社にお心を寄せて頂けると幸いです。

二年間お疲れ様でした。今度とも宜しくお願い致します。


神事で用いるさかきの違い

2018年03月09日 | その他

神奈川県の中央部は昨日夜半から明け方にかけてかなりの雨量を計測しました。

座間市の隣、海老名では昨日から本日明け方までに200ミリを越える大雨になり一部交通機関に不通など影響がでました。

午前8時頃までには雨も小やみになり風も徐々に収まってきました。

そのようななか明日は大安。御祈願や地鎮祭など多数予想されていますので大麻や玉串などの準備を行っています。

榊には二種類ありヒサカキ(別名やまさかき)とサカキ(別名まさかき)があります。

こちらがヒサカキです。

生花店などで神棚用として販売されている榊は殆どがヒサカキです。

ヒサカキは葉の周りにギザギザがあるのが特徴です。

こちらはさかき(別名真榊)です。

当社では、こちらの方を祭事に用いています。

こちらは葉自体が丸く葉の周りはすっきりしています。

当社ではサカキを祭事に用いるため境内にて栽培しています。

ヒサカキは比較的どの地域でも自生していることが多いので広く用いられているものだと思います。

どちらを用いても特に差し支えはありませんが、神社へご参拝の際にはこのようなものにも目を向けてみては如何でしょうか。


冷たい雨

2018年03月08日 | 境内の様子

先日この社務日記で“春雨とは春の静かで穏やかな雨の事”という話をしたばかりですが、今日は約束違いに感じるほどの冷たい雨に見舞われています。

日付が巻き戻ったかの様な天気で、道行く人はマフラーを巻いたりと冬の装いです。 境内に咲き残った椿や山茱萸も少し俯いたように見えます。

雨の日の風景も個人的には好きですが、今日は寒さが勝ります

外で行う地鎮祭などは雨でも屋根を立てて執り行うのが通例ですが、今日そのお約束がないのは幸いとも言えます。

ただ週末は雨が上がって大変暖かくなる見通しだそうで、正に人を振り回すような空模様です。 土日を目前に体調を崩す事の無いよう、皆様もお気を付けてお過ごしください。


荒神様の御札

2018年03月07日 | 神社知識・作法・歴史

当神社では『荒神様』と呼ばれる台所の火の神様の御札を二種類頒布しています。

一つは御神名の記されたよく見る形の御札、もう一つは竹を芯にした幣串が三本付いている“三本御幣付荒神大麻”と呼ばれる御札です。

乾燥した冬は問題ないのですが、ずっと竹と紙とを一緒にしていると色が移ってしまうとの事で、今日は荒神様の幣串を外し手入れをしました。

荒神様は色々と特別な作法の伝わる神様でもあります。

まずは台所に専用の“荒神棚”を設ける事..。 これは危険な火を扱う場所ですから、見守っていただけるようにという意味で不思議ではありません。

他に“五色の特殊な切り方をした御幣をお供えする”、“色彩を施した一本立ての松の枝をお供えする”、“あえて土団子など粗末なものをお供えする”...などがありますが、これはどうやら陰陽道など別の習俗が混ざったためであるそうです。 現在は荒神棚も家の神棚と同じようにお参りし、お供え物をするべきとされています。

 

元々荒神様というのは仏教において“仏・法・僧”の“三宝”を守護し、信者を守り悪人を罰するという『三宝荒神』の呼び名です。

三面六臂(顔が三つで腕が六つ)の忿怒の形相で表され、特に不浄を嫌い火を以て浄化するという性質から、古くからある家の火の神と習合して祀られるようになったと言われています。

複雑な性格を持つ神様ではありますが、これも長い間信仰を集めてきた故とも言えますね。


啓蟄

2018年03月06日 | 境内の様子

今日は24節気の啓蟄です。

春らしき時期になり冬眠していた虫などが動き始めるという事ではありますが、今日は幾分肌寒くなってしまいました。

しかし、天気の移り変わりや気温の上下が激しくなっており着実に桜の咲く春本番へと歩みを速めています。

神奈川県横浜市の桜開花予想日は3月21日、満開日は28日ですが、境内のソメイヨシノはこんな感じです。

 

緑色の芽のようなものが出始めてはいますがまだまだのようです。

枝垂桜はかなり蕾の堅くて今月末に開花するとは思えません。

しかしながら、2月までに気温とは異なり3月は平年より高めとなる予報。

思った以上に早く開花へと進んでいくのかもしれません。


春雨

2018年03月05日 | 境内の様子

今朝はまだ日が差す中降ったり止んだりを繰り返していた雨ですが、昼頃になると空は厚い雲に覆われ、普通の雨空へと変わっていました。

風もそれなりに吹いていますがもう冷たさのない暖かい風で、今まで通り着込んでいると少し暑く感じるほどです。

辞書で「春雨」と引くと「春、若芽の出る頃に降る静かな雨」と出ます。 まさにその通りの雨ですが、満開を迎えた梅の木にとっては花散らしの雨になってしまったようで、境内には雪が降ったように白い花びらが積もっていました。

また週末には雨になり気温も目まぐるしく変わるようで、季節の変わり目特有のままならない天気が続くとの事です。 体調を崩しやすい時期でもありますので、皆様もお身体ご自愛いただいてお過ごしください。


大安吉日

2018年03月04日 | 境内の様子

本日、大安の日曜日という事もあり本殿での御祈願、外でのお祭のお約束が多くございました。

外は暖かかったのですが風が強かった印象もあり境内では国旗がはためき、おみくじ掛けの紐が大きくゆれておりました。

社務所前の竹が大きくゆれております

今日の風で梅が散ってしまわないか心配をしておりましたが、まだ楽しめそうです

また明日からまたしばらく寒くなり忙しい季節ですが、体調等崩されぬようご自愛下さい。


神前結婚式斎行

2018年03月03日 | お正月

本日昼に、神社本殿にて神前結婚式が執り行われました。

境内は風もなく穏やかで、この上なく良い天気の下ご奉仕が出来ました。 意外と強風や寒の戻りもある時期ですので、今回の空模様は本当に幸いでした。

雅楽の先導で本殿へ参進

斎主祝詞奏上

神前神楽「浦安の舞」奉奏

誓盃の儀

今日は丁度桃の節句、神社では梅の花が満開となり、お二人の新しい門出に相応しい日になりました。

これからのお二人の行く道が末永く、今日の空の様な麗かなものであることをお祈り申し上げております。 本日は誠におめでとうございます!


前日準備

2018年03月02日 | その他

昨日に引き続き今日も暖かい一日となりましたが、その分花粉が多く飛んでいるようにも感じます。

明日は本殿にて神前結婚式が執り行われる為、前日の準備として当日の流れを確認しながら道具の準備や玉串の奉製等を行いました。

本殿の中を綺麗にする事は勿論の事、外の欄干(らんかん)や参道も綺麗に整え漏れの無いよう準備を行いました。

また、明日は11時30分から執り行われる関係上11時から12時頃まで本殿での他の御祈願はお待ちいただきますのでご了承下さい。


3月神社行事予定

2018年03月01日 | 神社祭事並びに行事予定

明け方は大変な雨でしたが、日が昇るにしたがって段々気温も上がり、日中は久しぶりに暖房が必要のないくらいの暖かさになりました。

3月には『花月(かげつ)』『花見月(はなみづき)』などの異称もあり、ようやく春らしい春が訪れる時期になります。

今朝の月次祭

《今月の行事予定》

1日(木)7:00~ 月次祭

3日(土)10:30~ 兼務神社 小池白髪弁財天 例祭

     11:30~ 神前結婚式

 ※神前結婚式のため、11時から12時頃まで本殿での他の御祈祷はお待ちいただきますのでご了承下さい

7日(水) 安産戌の日

15日(木) 7:00~ 月次祭

19日(月) 安産戌の日

22日(木) 10:00~ 座間市慰霊祭(境内忠魂碑前にて)

31日(土) 安産戌の日

 

また、月替わりで出されている“まことの道”、今月は上の一首です。

実際には年度末でお仕事の忙しい方も多いこの月ですが、風景は日ごと穏やかになっていきます。 どんな時も余裕を持って過ごしたいものですね。