雨は午前のうちに上がったようですが、その寒さもあってか今日はお問い合わせも少なく、落ち着いた一日になりました。
ただ、そういった日でも神主はすることがないわけではありません。今後予定している神事の準備をします。
神事で使用するものは、神饌(お供え物)・御幣などの飾り物・榊から作った玉串などその神事によって様々です。特に祝詞は神事によって呼びかける神様・感謝の言葉や祈願の言葉とまったく異なるものですので、その都度用意しなくてはなりません。
来る3月には年祭の予定もあります。年祭とは、「1年祭」「3年祭」など亡くなってからの節目節目に行う故人のためのお祭りで、いわゆる仏式の「〇周忌」にあたります。
神社では人は亡くなると神様になると考えますので、祝詞(年祭では祭詞とも)ではそのご遺徳を讃え、家の守り神様として永くご家族とともにありますように言葉を選びます。
祝詞には決められた文章があるわけではなく、色々気を使い考えながら作文をしますが、それだけに書くとき、読むときは気が引き締まります。これから春・初夏に向けて兼務社の祭事なども控えていますが、神主一同社務に邁進していきたいと思います。