最近日中は過ごしやすい日が続いておりますが、日が落ちるとグッと肌寒い日となりました。体調管理に十分に注意をする時期となったようです。
さて、本日は、玉串奉奠の作法についてお話しをさせて戴きます。ご祈祷をお受けになりました皆様が神様に奉るものを玉串(たまぐし)と言います。玉串とは、榊の枝に紙垂(しで)と麻を付けた物で、この玉串の語義、由来については様々な説があると言われております。もともと、神霊の依代(よりしろ)であったとする説が有力とされております。語義については、国学者、本居宣長は、手向串(たむけぐし)の意味とし、賀茂真淵、平田篤胤などは玉などを着けたということで玉串としており、諸説様々な語義が存在いたします。
この玉串奉奠の作法
まず、玉串を戴いたら右手で茎先、玉串の先端近くを左手を添え、胸高に両手で持ちます。
次に、神前で約45度くらいの礼を行い、玉串を立ててこの玉串に祈念を込めます。
祈念を込めましたら、玉串を時計回りに回し、茎先をご神前に向け、案(台)の上に捧げます。
その後、二礼二拍手一礼の作法にてお参り戴きます。
神社にお参りの際は、同様に二礼二拍手一礼の作法にてお参り戴きます。