まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

懐かしき花火

2023年08月02日 | 日記

八月はお盆もふくめて花火の季節である。
夏休みには必ず帰省して田舎の花火大会を見るのが
私や家族の何よりの愉しみであり
大げさに言えば心のよりどころでもあった。
その故郷もいつしか「遠くにありて思うもの」となり
ドンドンと足が遠のく。

長岡大花火をこの目で初めて見たのは
都内のデパートで開かれた山下清の展覧会だった。
もう十年近く前のことだろうか・・・
この絵が「貼り絵」だと知って衝撃を受けた覚えがある。
放浪の画家として知られる山下清画伯は
その独特な画風と自由奔放な人となりで知られた天才である。
脳裏に刻まれた花火の鮮烈な記憶と
一枚一枚のピースを根気強く貼り合わせていく作業で
この圧倒的な「絵画世界」を造り出している。
私も趣味のスケッチの絵筆を握って
懐かしい「郷里の花火」をこの手で描いてみたいと思う。