党首討論？

別に期待したわけではないが

菅首相にとっては初めての党首討論だと聞いて
何を言うのかと思いつつニュースを見た。
もちろん論点は「コロナ禍でなぜオリンピックを？」だが
国民の疑問に答えることはなかった。

野党の追及の生ぬるさもあるが
相変わらず「安心・安全」を呪文のようにくり返すばかりで
論点をズラして五輪リスクには答えなかった。
喋るのはヘタでも論点ずらしに関しては天才なのかとも思う。
すべての疑問をあいまいにしながら
オリンピック開催への決意だけは並々ならぬものを感じた。
よほどのことがなければもう中止はあり得ない。

突然、思い出話を始めたのには面食らった。
やれ「東洋の魔女」がどうだとか「アベベ」とか「ヘーシンク」とか
６９年のオリンピックの思い出を延々語り出した。
どうせ官邸官僚の入れ知恵だろうけれど
いつものように熱度も抑揚もない声で作文を朗読されても
限られた時間だけにイライラするばかりだった。
この苦肉の演出は失敗ではなかったか。(笑)

先日、ネットに載ったこんな記事を思い出す。
何かにつけて安倍さんと比べられるが
不毛の継承は続いているようだ。
さらに継承を深めるべく菅さんはサミットへと旅立った。
各国首脳の前でちゃんと喋れるだろうか。