私の新しい職場です。
五月の半ばから働き始めました。
三畳にも満たない狭くて息苦しい管理人室です。
中央のパソコン画面は防犯カメラ映像です。
13階建て60戸ほどの大きくはないマンションですが
館内に9台もの防犯カメラが設置されています。
玄関やエントランスホール、ポスト、エレベーター、自転車置き場・・・
ろちろんオートロックで部外者は入れません。
メインのお仕事はあくまでもマンションのお掃除とは言え
モニターで不審者をチェックするのも新たな仕事になりました。
住民の人以外は宅急便や郵便の配達ばかりで
幸い、まだ不審な侵入者を目撃したことはありません。
うーん、何とも気の張る仕事です。
毎朝、六本木駅からマンションがある西麻布まで歩いて来ますが
その間にもおびただしい数の防犯カメラがあります。
普段、ほとんど意識したことはありませんが
よく見ると、あ、ここにも!ええ、こんなところにも!
という感じですね。
まさしく『一億総監視社会』でうすら寒くなって来ます。
うっかり酔って立小便でもしたら
たちまち通報されてブタ箱行きの身になるかも知れません。
悪名高き「共謀罪」もそうですが
ボーッとしている間にもドンドン監視社会は強化され
同時に警察力も強化されて
うかうか外も歩けない日がやって来るかも知れません。
何しろ過去に三度も警官に『職務質問』されたほどの私ですから
本当に笑っている場合ではありません。
ああ、息苦しい世の中になって来たなあ・・・
数年前に同僚がひったくりの被害に遭いましたが、カメラの映像が証拠となり犯人が捕まったことがあるので。
おっしゃる通りですねえ。
最近、防犯カメラによる犯罪検挙率は目覚ましいそうで、大いに治安に貢献していると聞きます。
実際、最近は事件で防犯カメラの映像で犯人がすぐに逮捕される事例も多くて感心するばかりです。
ただ、それが行き過ぎると中国のように恐ろしい「監視社会に」なる恐れも多くて痛しかゆしですよねえ。