まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

夏俳句

2018年06月24日 | 日記

駅のホームでふと目にとまりました。
俳句の短冊ですねえ。
自慢ではありませんがヘタな横好きの俳句好きだけに
どうしても目にとまってしまいます。

去年の入選作のようです。
人混みに押されながらしばし鑑賞タイムです。

  かぶとむし 持ってホームの 別れかな

よく見かける夏休みの光景ですねえ。
作者は女性ですから孫を見送りに来たお婆ちゃんでしょうか。
それともそんな光景を見た第三者でしょうか。
長い夏休み、孫の里帰りは何よりも待ち遠しいものですし
別れは本当に寂しくつらいものです。
虫かごのカブトムシを大事そうに抱くお孫さんの姿が
幸せだった時間を物語っています。

  妻になる 人窓際に 夏帰省

これも夏の里帰りを詠んだ句ですねえ。
いつもの夏休みとは違って婚約者を伴っての帰省です。
晴れがましいような、気恥ずかしいような・・
生涯の伴侶と選んだ人を両親がどんな顔で迎えてくれるのか。
それも気になっていろいろと複雑な心境でしょうか。
私の場合はすでに結婚してしましたが
女性を伴っての初めての里帰りは気を遣うことばかりで
確かに複雑なものですねえ。
奥さんをさり気なく窓際に座らせるレディファーストの精神。
なかなか見上げたものだとは思いますが
結婚生活は長いですからねえ・・〈笑〉

  リニアカー 来た見た消えた 雲の峰

うーん、リニアモーターカーですか。
残念ながら私は見たことも乗ったこともありません。
とてつもないスピードだそうですが
そのスピード感がよく表現されたいい句ですよねえ。
来た、見た、消えた、があるからこそ
下句の「雲の峰」という雄大な情景が生きています。
生きている間にリニアに乗る機会があるのか。
私の年齢になるとそんなことばかりが気になってしまいます。

俳句三句に「夏近し」を思いました。
同時に「旅心」を覚えました。
今年あたり、久しぶりに里帰りしてみようかな
などと思いましたが、果たしてどうなることやらです。

 


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