仕事の昼休みに
近所をブラブラしていたら神社があった。
大田区の大森海岸駅の近く
第一京浜国道の脇に「磐井神社」の幟がはためく。
神社好きを自認する身とあれば
ここはぜひとも境内を覗かねばならない。
巨大マンションが林立する住宅街の真ん中に
鬱蒼とした森が広がる。
見るからに重厚な本殿である。
かなりの格式を誇る神社であることは一目でわかる。
式内社とあるから歴史も古いと推察できる。
伝統的な破風づくりの社殿は
わがふるさとの出雲大社の神殿に似ていなくもない。
由緒書きによると磐井神社の名前は
その昔、磐の間から清水が湧いていたことに由来するらしい。
本殿脇の鯉のぼり。
そよりとも風のない蒸し暑い日で
鯉のぼりもグッタリの風情。
それにしてもこの巨大なマンション群は凄い。
名前は大森海岸なのに
どこにも海は見えないし海岸の気配さえもない。
聴こえるのはすぐ目の前を走る京浜国道のトラックの騒音ばかり。
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ご神木は大イチョウである。
なかなか立派な大木で境内に大きな影を拡げている。
今までほとんど風がなかったのに
緑陰に立つとさわやかな五月の風が吹き始めた。
ああ、気持ちいい!
これだから神社はやめられない。
横に灰皿の空き缶があったのでここでタバコを一服。
神様ごめんなさい。
こちらにも立派な建物がある。
これは能舞台ではないかと一瞬思ったのだが
どうやら神楽殿のようだ。
秋祭りにはここでお神楽が奉納されるのだろうか。
ぜひ来てみたいものだ。
後先が逆になってしまったが
入口の手水舎での汚れきった心身を清める。
水は冷たくて美味しかった。
これで午後も仕事を頑張れそうだ。
ハイ、私、神社めぐりが趣味なんです。
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