バス停でバスを待っていて
ふと上を見上げるとピンクの可愛らしい花が咲いています。
確か前にも見たことがあるのに
最近もの忘れが激しくてなかなか思い出せません。
幹線道路ぞいの排気ガスだらけの場所で
とても花が咲くような環境ではないだけに意外でした。
前の列のご婦人に聞いてみたのですが・・・
「これなんという花でしたっけ?」
「さあ、私はちょっと・・」
そんなこと聞かれるとは思っていなかったようで
驚いて露骨に嫌な顔をされました。〈笑〉
知らないと言うよりまったく関心がないという表情でした。
えーと、えーと、何だっけ・・・
確かサクラの一種だったような気がするのですが。
帰って植物図鑑で調べたら・・・
カンヒザクラ〈寒緋桜〉という花でした。
釣り鐘のような小さな花弁が
全員下向きに咲くのが特徴だそうです。
花も恥じらう奥ゆかしさといったところでしょうか。
気忙しい都会の真ん中で
花を見上げているのはそらく私だけで
ちょっと「世捨て人」のような心境になりました。
うーん、こんなことばかりしているから
進歩がないのでしょうか。
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