まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

サルスベリの盛夏なり

2019年08月02日 | 日記

久しぶりにスケッチです。
描いたのは確か三年前の夏でした。
この花が咲くとまさに「盛夏」の趣きでしょうか。
趣きなんて優雅なものではなく
見るものすべてが暑苦しく燃え上がるようで
やりきれない気分になって来ます。



そんな炎暑の中で
お母さんと少女が涼しい顔でブランコを漕いでいました。
いかにも微笑ましい夏の情景ですねえ。
でも、実はブランコは全然別の場所にあって
サルスベリの花と母子の姿を強引に合体させた絵です。
つまり現実にはこういう構図はなくて
昔から「画家は嘘つき」とはよく言ったものです。(笑)



今年も勢いよくサルスベリが咲き始めました。
うーん、暑苦しいですねえ。
ブランコの周りには人影もなくて
母親も少女の姿も幻のように消え去ってしまいました。
サルスベリの木肌はツルツルしていて
サルが登ろうとしても滑ってしまうことから名前がついたそうです。
実際に触ってみると少女の肌のようにスベスベで
こんなに暑いのにヒンヤリとしていました。
暑中に涼ありでした。

 


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