まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

五月雨の頃

2020年05月19日 | 日記
朝から雨が降っています。
そろそろ「梅雨入り」の声も聞かれる頃で
ただでさえ鬱陶しい自粛暮らしで
オジサンも朝っぱらから気分はブルーですねえ。



マンションの玄関脇にあるオオシマザクラの木に
赤い小さな実がなっています。
私は勝手に「ニセサクランボ」と呼んでいますが
本物のサクランボとは大違いで
硬くて酸っぱくてとても食べられたものではありません。
でも、五月雨が降る頃の風物詩として
不思議に心惹かれます。

  五月雨を 集めて早し 最上川  (芭蕉)

あまりにも有名な芭蕉の句ですが
彼が山形に足を踏み入れたのがちょうど梅雨の頃。
ごうごうと流れる最上川の激流に、思わず息を飲んだのでしょうか。

  やわらかに 柳あおめる北上の
     岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに (石川啄木)

北上川も山形を流れる大河ですが
芭蕉の心象風景も啄木の絶唱も味わい深いですねえ。
我が家のベランダのアジサイも
小さな花をほころばせて間もなく梅雨入り本番です。


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