パンデミック

あくまでも慎重だったＷＨＯも
ついに「パンデミック（世界的流行）」を表明した。
最大の拠出国である中国に遠慮して
ズルズルと決断を遅らせていただけのことで
私は感染拡大の最大の責任はＷＨがОにあると思っている。



今日の時点で新型コロナの死者は世界で五千人を超えて
今なお増加中と言うから長期化は必至である。
とてもオリンピックどころでない。
パンデミックと言えば確か２０年ほど前に
ダスティン・ホフマン主演の「アウトブレイク」という映画があった。
アフリカで生まれた原因不明の出血熱に立ち向かう
科学者たちの戦いを描いたサスペンス映画だった。
バイオハザード（微生物災害）の恐ろしさに真正面から迫った映画で
その感染力と致死率の高さはコロナを彷彿とさせ
面白いといえば不謹慎だが実にリアルで背筋が凍った覚えがある。

そんな不安を象徴するように株価が暴落している。
私自身は株など持っていないし
関係ないとは思いながら世界経済への影響を考えると
ついついため息が出てしまう。
ただでさえ不況なのに指をくわえて座視すれば
このまま長い不況のトンネルに突入するのではないかと案じる。
首相は消費税増税のとき「リーマン級の不況が来れば見直す」と公言したが
それがまさに今ではないだろうか。
感染拡大対策は後手後手の独断専行ばかりで大失敗だったが
せめてアベノミクスを標榜するなら
経済政策だけは果敢に大胆に取り組んでほしいものである。
当面の対策だけでなく「消費税全廃」ぐらいは
思い切って決断してほしいものである。