まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

熱燗徳利の首つまんで・・・

2018年12月03日 | 日記

午後になっても陽射しが射さず
どこか肌寒いような晩秋の一日でしでした。
というかもう初冬でしょうか。
そんな日はやはり熱燗ではないでしょうか。

この際、豪快に熱燗ダブルです。
お湯がチンチンと煮えたぎる鉄瓶に
徳利をおもむろに突っ込んで燗をするのが一番ですが
残念ながら居酒屋では「チン!」です。
思わず吉田拓郎の「旅の宿」を口ずさんでしまいます。

  浴衣のきみは尾花の簪

   熱燗徳利の首つまんで

  もういっぱいいかがなんて

  みょうに色っぽいね

うーん、実に名曲ですねえ。
一杯、二杯と盃を重ねるうちに次第に体があたたまって来て
その温もりが五臓六腑に染みわたります。
今年初めての熱燗かも知れません。
それにしてもレンジで「チン!」した徳利の首は
どうしてあんなに熱いのでしょうか。



熱燗には「おでん」と相場が決まっています。
関西風に言うなら「関東炊き」です。
もともとは関東から伝わった食文化だそうですが
本当でしょうか。
大根に卵に竹輪に厚揚とゴボウ天・・
洋風のウィンナーなんてのも入れてみました。
出汁がじっくり染みた大根がやっぱり美味しいですねえ。
みんなでワイワイやる酒もいいですが
秋の夜はやっぱり一人静かに飲む酒がいいですねえ。

  白玉の 歯にしみとほる 秋の夜の

  酒は しづかに 飲むべかりけり  〈若山牧水〉

酒はやっぱり「べかりけり」ですよねえ。
盃を重ねながら静かに来し方行く末に思いを馳せれば
心まで澄み渡って来るようです。

 


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