昨日は十五夜でした。
旧暦で言うところの「中秋の名月」です。
夜が涼しく空が澄んでいることから
お月見の風習が生まれたと本で読んだことがあります。
生憎の時雨模様でしたが
東の空に満月が明るく輝いていました。
お月見が盛んになったのは確か平安時代だったと記憶します。
平安貴族たちは名月を見上げながら
詩歌管弦を奏で酒を酌み交わして大いに楽しんだそうです。
空を見上げるのではなく
池面や盃に映る月を愛でたと言いますから
なかなか風流なイベントだった訳です。
仕事帰りにスーパーでお月見団子を買って来ました。
198円で山のように積んでありました。
世間の習いには素直に従うのが我が家の方針ですから
こしあんの団子を一つだけ頂きました。
私の田舎では白玉団子ではく
母がつくった「ぼたもち」をお供えしたような気がするのですが・・・
ちょっと赤みがかっていて
見るからに暖かそうな満月でした。
十五夜の頃は稲が育ち、間もなく刈り入れが始まる時期です。
無事に収穫できることを喜び合い
自然に感謝する収穫祭の意味合いもあったのでしょうねえ。
もはや収穫するものがないオジサンは
月見団子を肴にさびしくビールを飲むばかりでした。
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