秋の虫のことを書いたわけでもないけれど
図書館でこんな本を借りて来た。
岩波科学ライブラリーの中に並んでいたこの本。
自然科学系の本を借りることなどめったにないのだが
面白くて夢中で読んでしまった。
図書館でこんな本を借りて来た。
岩波科学ライブラリーの中に並んでいたこの本。
自然科学系の本を借りることなどめったにないのだが
面白くて夢中で読んでしまった。
タイトルは「昆虫の交尾は味わい深い・・・」である。
公園を歩いているとごくたまに
昆虫たちの交尾の瞬間を目撃することはあるが
何やら気恥ずかしいような気がしてつい直視するのがはばかられる。
それを「味わい深い」と感じたことなど一度もなかったが
研究者である著者は徹底した観察と実験を通して
昆虫の交尾という奇想天外で摩訶不思議な世界の謎を
長年見続け来た結論が「味わい深い」なのである。
交尾とは言うまでもなくオスとメスのセックスことで
種の保存には欠かすことのできない行為である。
昆虫は世界に1000万種とも言われ
それぞれが独自の進化と種の保存方法を持っていて
交尾のスタイルも千差万別である。
本にはさまざまな写真やイラストも掲載されているが
そのリアルであられもない姿態が
あまりに刺激的過ぎてとても見せられないのが残念である。
いずれにしても交尾をめぐるオスとメスの攻防は
実に凄まじいものがあって圧倒されてしまう。
オスがメスを求めメスがオスを誘う行為は永遠不変の真理で
人間世界の男女も全く同じだなと痛感した。
そして交尾の主導権はつねにメスにあって
うーん、それも人間世界の真理だなあと感服してしまった。
公園もそろそろ交尾の季節である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます