まろの陽だまりブログ

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パルム・ドール

2018年05月21日 | 日記

是枝裕和監督の「万引き家族」が
カンヌ映画祭で最高賞のパルム・ドールに輝いた。
そろそろではないか思っていただけに
まことに慶賀の念にたえない。

日本映画の受賞は久しぶりである。
聞けば今村昇平監督の「うなぎ」以来、21年ぶりだそうである。
確かにここ数年の作品の充実ぶりからすると
そろそろの予感はあった。
観ている映画だけでも「誰も知らない」「歩いても歩いても」
福山雅治主演で話題を呼んだ「そして父になる」
大好きな広瀬すずちゃんが出ていた「海街diary」
一昨年に封切られた「海よりもまだ深く」
そして、初のサスペンスとなった去年の「三度目の殺人」など
毎年のように話題作を提供している。
それぞれ示唆に富んだ深い作品ばかりだが
これだけ幅広く多彩なジャンルを普遍化して描ける監督は
まさしく稀有な存在ではなかろうか。

テーマは一貫して「家族」である。
今や全世界的なテーマと言っていいかも知れない。
パルムドールを受賞した「万引き家族」は
東京の下町を舞台に祖母の年金と万引きで生計を立てる
貧しい家族の物語だそうである。
もちろんまだ観ていないが構想10年の意欲作だそうだから
ぜひ劇場で観てみたいものである。
「そして父になる」でも思ったことだかが
子供の表情を撮らせたら抜群の輝きを発揮する監督だけに
今から大いに楽しみなのである。

 


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