じっと手を見る日

今日から三月ですね。
そうかもう三月なのかとブツブツ呟きながら
カレンダーを一枚めくります。
ついでに自分の手をしみじみと見つめます。
うーん、どういう心境なのか自分でもよくわかりませんが
月替わりの恒例行事となってしまいました。

皆さんは「自分の手」好きですか？
好きだろうが嫌いだろうが自分の手だから仕方がありませんが
私はこの手が意外に好きなのですねえ。
武骨な手ですが人によってはふくよかな手と言う人もいます。
若い頃に付き合っていた彼女に「仏さまのような手」と言われたことがあります。
悪友は「宗教をやったら儲かる手だ」などと言います。
この手にそんな慈悲の力があるとも思えませんが
以前、「倉敷の母」と呼ばれる人気の女占い師に手相を見てもらったら
私の手をとるなり「あんたは９０歳まで長生きだ」と言われ
大いに喜んだことがあります。
ついでに「女難の相が出ているから注意」とも言われました。
手相はある種の統計学ですから信用しますが
そう言われてみれば思い当たるフシが・・・やっぱりありました。（笑）
満員電車の中でつり革を握る人たちの手をそっと盗み見ることがあります。
当たり前のことですが一人一人の手のかたちや色が違っていて
それぞれ個性があふれていて面白いですねえ。
自信満々の手、不憫な手、神経質そうな手、幸せそうな手・・・
まさに千差万別で興味が尽きません。
手は人なり・・・という言葉があるかどうか知りませんが
自分の手を愛して責任を持ちたいものです。

今日から三月です。
じっと自分手を見ながらまたひと月頑張りましょう。