寒さに震えながら空を見上げると
上空は一直線の飛行機雲です。
一瞬ですが、寒さを忘れて見とれていました。
還暦をとうに過ぎたオジサンが昼間から大空を見上げるなんて
何やら気恥ずかしいような気分です。
地上も寒いけれど
上空はまさに氷点下の世界でしょうか。
空を真一文字に突っ切って一直線のみごとな飛行機雲です。
私と違って「迷い」というものがありません。
ユーミンの名曲を思わず口ずさんでしまいますねえ。
空に 憧れて
空を かけてゆく
あの子の命は ひこうき雲
悲しい歌ですがジーンと心に響くメロディですよねえ。
ユーミンも荒井由実の時代が一番よかったなあ・・・
愚にもつかぬことを呟きながら
慌てて暖房のきいた部屋に逃げ込みました。
それからわずか一時間後でした。
一日に二本も飛行機雲を見るなんて奇跡のようです。
先程は西から東へ、今度は北から南へ。
私の知らない知らないところで
飛行機は縦横無尽に空を飛び回っているんですねえ。
この日は、住民のおばあちゃんから深刻な顔で相談を受けました。
ちょっと認知症の兆候はあるものの
笑顔が少女のように可愛らしいおばあちゃんです。
最近はイヤなことや不安なことばかりで
管理人さん、私はこれからどう生きていったらいいのかねえ。
80歳をこえた人生の大先輩に
まだハナタレ小僧の私など答えがある筈もありません。
おばちゃん、私も同じですよ・・・
そんな言葉で誤魔化すしかありませんでした。
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