全国カレー食べ歩きブログ 『ステキ伽哩のさんぽはステキ』

全国の美味しいカレー屋さんをつれづれと紹介してゆきます。

【松屋町】定食堂「金剛石」

2018年10月06日 | ┗ 大阪

 難波界隈は、すっかりスパイスカレーの激戦区。強豪ひしめくこのエリアで、ひときわ異彩を放ちつつ、カレー雑誌でもグランプリを取るなど実力も折り紙付きのお店、定食堂「金剛石」にて、スリランカ蟹カリーのプレート、900円。
 お店はやや住宅街のエリアになるのだろうか、閑静なエリアに古民家風の佇まいがマッチしているが、そこに行列があるのが妙に浮いて見える。お店の中は、まるでお寿司屋さんと言われても信じてしまうような、L字形のカウンターのみ10席程度。
 こちらは「定食堂」と言うだけあり、メニューは週替わりで定食とカレーの2種類があり、どちらかを選ぶシステムになっている。定食のほうもなかなか魅力的だが、やはりここはカレーをオーダー。
 カレーも単品ではなく、数々の副菜がつくようになっていて、本日はレンズ豆のカレー、ジャガイモとゴボウのマスタードココナッツ煮、シーニサンボーラ(玉ねぎの甘辛煮)、キャベツのサンボーラの4種類。

 カレーが到着。
 スリランカを標榜するだけあって、サラっとしたカレーに蟹の豊潤な旨みが濃厚に出ている。たくさんの野菜が煮込まれているのだろう、繊維状になったカレーは、スパイスの主張はそこまで強くなく、あくまで素材を引き立てるものといった感じ。それでいて、非常に繊細で奥深いスパイスの風味を感じることができる。
 副菜もそれぞれレベルが高い。どれも甘みや辛味がはっきりしつつも、どこか優しい味で、なんとなく家庭的な雰囲気を感じる。
 スリランカスタイルで、全部混ぜてしまっても、それぞれの味が優しく調和して、繊細なスパイスが全体を包んでくれるようだ。
 これだけ高レベルのプレートが1000円しないでいただけるというコストパフォーマンスもすごい。これはぜひ通いたいお店だ。


定食堂「金剛石」(松屋町、谷町六丁目、長堀橋)
大阪府大阪市中央区瓦屋町1-8-25 ハイツ松屋町 1F
06-7174-2578
木~月:11:30~14:00(L.O.)、18:30~21:00(L.O.)
火曜日:11:30〜16:00(L.O.)
定休日:水曜日
https://twitter.com/currykenmiconos
★★★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【本町】bumblebee

2018年10月06日 | ┗ 大阪

 大阪は本町のbumblebeeにて、きゅうりと茄子とインゲンの野菜カリー(手前)、とりキーマ(右上)、鴨キーマ(左上)の三色カレー、1200円。
 大阪はスパイスカレーのブームが隆盛を誇っており、このお店もその流れを汲むような紹介をされることもあるようだが、ブームが訪れるずっと前からこのスタイルを貫いている。手作り感抜群の古めかしいお店の至るところにメニューが掲げられているが、どうやらとりキーマを中心に、マトンやラム、馬やヤギなどのジビエ系のキーマカレー、ラムレバーや鴨肉キーマなどといったラインナップがひときわ目をひく。野菜やシーフードなどのカレーもあるようで、カレーにより辛さも決まっている。

 店主が一人で対応しており、とても忙しそうだが、ほどなくしてカレーが到着。
 三色カレーと言いつつ、見た目はほとんど一色だが、果たしてお味はいかに。
 基本的にはカレーは繊維状でスパイスがガツンと効いているものの、チョイスしたカレーがそこまで辛さレベルが高くないこともあり、辛さという印象はそこまで強くない。クローブやコショウ系のそれぞれの刺激のエッジが立っている感じがする。
 野菜のカレーは、その中でも野菜の甘味がアクセントになっている。キュウリやナスなど、カレーの汁をほどよく含んでいて、コントラストが非常に特徴的で面白い。
 とりキーマや鴨キーマは、本領発揮という感じで、スパイスをとことん味わうスパイスカレー。
 個人的には、辛さレベルが高い山羊のカレーやマトンキーマなどを次は試してみたいところ。インスタ映えはしなさそうだけど、非常にレベルの高いカレーだ。


「バンブルビー(Bumblebee)」(本町、阿波座)
大阪府大阪市西区西本町1-14-2 住吉ビル1F
06-6534-0894
11:00~16:00
定休日:日曜日、月曜日
https://www.bumblebee2006.com/
★★★★
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする