街道を歩く

旧街道を中心に歩く旅日記。歩行距離は、2021年11月以降は活動量計の表示にしたがっています。

若狭街道(朽木~上中)

2016年12月04日 12時51分21秒 | 街道を歩く
昨日、若狭街道を朽木から上中まで歩きました。

JR安曇川駅から江若バスで朽木へ向かいます。



朽木学校前停留所。写っているのは乗ったのとは別のバスです。



「学校前」交差点よりスタート。



朽木宿に入ります。丸八百貨店。元は個人商店でしたが、閉店して現在は観光案内所になっています。



城下町でもある朽木宿の街並み。



「えべっさん」と呼ばれ、朽木市庭(いちば)の守り神として崇敬されている蛭子神社。



ヴォーリズ設計とされる旧朽木郵便局舎。1938年建築。ポストは現役です。



織田信長の休憩地であった「圓満堂(えんまんどう)」跡地。
1570年の朝倉義景討伐に失敗して逃れてきた信長を地元領主・朽木元綱がもてなした建物がありました。



朽木宿を離れて国道367号線を進みます。367号線沿いにある信長の隠れ岩。
朝倉攻め失敗により、朽木越えで敦賀から京へ撤退していることを知った朽木元綱が信長を迎えようとしましたが、
甲冑姿の元綱に驚いた信長が松永久秀らに元綱の真意を確認させている間隠れていた岩です。



両側に高島市立朽木中学校学校林がある道を登る。伐採した1700本のスギは小中学校の体育館づくりに活用されているとのこと。



峠が朽木と今津の境目になっています。



しばらく下っていったところにある、宝昌寺の六地蔵。



今津・小浜・朽木の結節点となる今津町保坂。かつては関が置かれ、戦国時代は関の権益をめぐって争奪戦が展開された地でした。



保坂から北上して水坂峠を越える。



水坂トンネルを越えたあとの国道303号線に合流する。



303号線沿いにある八幡神社。



国道と旧道(左側)の間の斜面にある八幡神社の参道のような階段を降りて、旧道を進む。



303号線に合流して、消雪のための路面散水施設設置工事中の道を進む。



寒風(さむかぜ)トンネル。街道はトンネル左手にある道ですが、廃道であり立ち入らないようにとの看板があります。



少し立ち入ってみたところ、道路が崩落していました。あきらめてトンネルを進みます。



高島市今津から福井県若狭町に入ります。このあたりから熊川(くまがわ)宿に入ります。



道の駅若狭熊川宿にある鯖街道ミュージアム。小浜市と若狭町が「日本遺産」として申請した「御食国(みけつくに)若狭と鯖街道」が、
文化庁に去年認定されたことなど、鯖街道に関する地理と歴史がパネルを中心に展示されています。



熊川陣屋跡と熊川宿の街並み。



熊川地区の氏神である白石神社。毎年5月3日にある祭礼では祇園祭を模した見送幕を掛けた山車が巡行するとのこと。



熊川宿をすぎると国道を外れて田畑の続く道を進みます。



若狭町三宅地区の産土神である信主神社。



今回はJR上中駅近くの交差点までとしました。駅の反対方向に新道が建設中です。



JR上中駅より帰宅。敦賀から京都まで、街道歩きの行き帰りでは初めて特急(サンダーバード)に乗りました。
今回で、街道を歩き始めて1019.5kmとなり(1歩60cmとして。65cmは長すぎたため変更)、1000kmを超えました。

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