街道を歩く

旧街道を中心に歩く旅日記。歩行距離は、2021年11月以降は活動量計の表示にしたがっています。

烏丸通

2017年01月22日 15時00分06秒 | 京都の大路小路を歩く
平安京成立期の烏丸小路を始まりとする烏丸通を歩きました。正式な読みは「からすまる」だそうです。

北大路の少し北になる今宮通と接する交差点からスタート。



スタート地点南西角のルーテル賀茂川教会はヴォーリズによる建築とのこと。



北大路通と交差。南西角に大垣書店本店、その先に大谷大学が見えます。



上京年金事務所、大垣書店などが入居するビル。



紫明通を渡る。紫明通の間にある紫明せせらぎ第四公園。



相国寺・同志社大学近くの歩道橋より烏丸通を臨む。



同志社大学の向かいにある藤井右門(うもん)宅跡。藤井右門(本名・直明、1720-67)は江戸中期の尊王論者で、
「明和事件」と呼ばれる尊王論者弾圧事件に連座して処刑されました。
右門旧宅は薩摩藩邸の向かいにあったことから、幕末には尊皇志士たちの会議連絡場所として活用されました。



同志社大学。薩摩藩邸があった場所で、幕末は薩摩藩の政治的な重要拠点でした。維新後は京都府に接収されたあと新島襄が購入。



今出川通を過ぎて京都御苑(御所)の西を歩きます。烏丸通を挟んで御所の西にあるKBS京都(京都放送)本社。



蛤御門。1864年に幕府と長州藩が武力衝突した禁門の変(蛤御門の変)の舞台となった場所です。
京都では戦火によって3万戸が焼失しました。造り酒屋だった私の祖先もこの変によって工場を焼失し廃業しました。



門の梁に残る弾痕。



御所向かいにある護王神社。和気清麻呂と姉の広虫を祭神としており、清麻呂が宇佐に配流された際、道鏡に送り込まれた刺客から300頭のイノシシが救ったとの伝説から、いのしし神社との俗称があります。狛犬もイノシシです。



菅原道真が生まれた場所にあるという菅原院天満宮神社。御所の向かいにあります。



御池通近くにある京都マンガミュージアム。



烏丸三条にあるみずほ銀行京都中央支店。第一銀行京都支店として1906年、辰野金吾設計により建築されました。



1916年、辰野金吾設計により建てられた山口銀行京都支店に入居する食のセレクトショップ・DEAN & DELUCA京都。



四条通と五条通の間にある藤原俊成の霊を祀った俊成社。



五条通。最初入社した会社の事務所が烏丸五条の近くにあり、社会人の出発点でした。
この交差点で、回送中のバスに営業車を追突させたこともあります。



東本願寺向かいにあるホテルカンラ京都。元は代々木ゼミナールでした。



東本願寺。



七条通付近にて。



京都駅が烏丸通を分断しているため、この先は地下を進みます。



アバンティの入り口近くに最近できた階段で地上の烏丸通へ戻る。



九条通、十条通を経て「久世橋通烏丸」交差点着。ここが烏丸通の終点となります。1歩60cmで8.4kmでした。



地下鉄十条駅より帰宅。

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