Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

音楽療法でクリスマス①

2007-12-16 20:10:45 | 音楽療法
今日からクリスマスシーズンが始まった。クリスマスは音楽が大活躍、音楽療法士は大忙しで走り回る毎日。老健3フロア、老健全体クリスマス、デイケアは連続6日間、3つのグループホーム、療養型通所施設、クリニックデイケア、クリスマスディナーBGM・・・、私は25日までお休みなしの連続クリスマス、朝から晩まで楽しい日々。

今日は《グループホーム SUN》、8月にオープンしたばかりの認知症グループホーム3号店で、入所者はまだ12名(定員18名)。歌好きの方が多く、週1回の音楽療法は私がおされるほど活気に満ち溢れている。初めてのクリスマスはスタッフが準備に準備を重ねて計画を立て、皆で楽しみにしていた。



入所者Aさんのトナカイと職員サンタと私、皆さんの歌声に思わず踊りだす。音楽療法は毎年<クリスマス歌集>を作るが、オープニングに2曲歌って、入所者紹介の<しりとりゲーム>、つまったときは「メリークリスマス」で次々進む。そして入所者Bさんとホーム長の<ギターデュオ>、リハビリもかねて始めたギターレッスンの発表の場だったが、その躍進的な成果に私たちスタッフは涙、なみだ・・・。



<ビンゴゲーム>では手袋、マフラー、帽子、カレンダーなどの豪華景品。入所者Cさんは「きよしこの夜」1番を英語で歌い、2番は私のデスカントと合わせる。ステキなCさんの歌声にうっとり。職員による<ハンドベル・アンサンブル>はその場で結成、ぶっつけ本番で、「きらきら星」「きよしこの夜」の2曲を披露。緊張のにわかアンサンブルも面白い。そして数曲クリスマスソングを歌った後は、私もソロで歌う。日ごろ演歌で苦労している私もこのときとばかりに本領発揮で、音楽療法士よりオペラ歌手。



最後に「We wish you a MERRY CHRISTMAS!」を歌って第1部終了。第2部はスタッフ手作りのお料理で夕食会。ご家族も交えて30名以上、皆でワイワイガヤガヤ食べる食事は本当に美味しい!


クリスマスカード製作

2007-12-15 21:43:09 | 季節


昨日は中高時代の同級生が集まってクリスマスカード作りの一日。<恩師の先生方に手作りクリスマスカードを送る活動>がもう10年以上も続いている。子どもたちが幼稚園や小学校に入り、私たちも少し余裕ができた頃から細く長く続けている活動のひとつ。その子どもたちも大学生、社会人になり、中にはもうおばあちゃまになった友人もいる(昨日もかわいいお孫ちゃんの写真つき!)。

ミッションスクールで学んだ私たちにとって、クリスマスは大切な行事のひとつだった。先生方のお顔や、「マメオ(苗字からついたあだ名、漢字で書くと『豆男』になるかも)の生物の授業はチョークが飛んだわね」などと懐かしい頃を思い出しながら、今年もカード作りに励む。50枚で始めたカードも今年は32枚、昨年より1枚少ない。その1枚は物理の先生・ガンちゃん。2日前に執り行われた先生の記念礼拝で配られた校章入りどら焼きを食べ、ガンチちゃんを偲びながらの作業となった。



遠くはカナダに帰国した宣教師の先生。中学1年の英会話の授業で、その滑らかな発音と美しい筆記体に魅せられて英語好きになった私たち。英語の手紙を添える。最高齢は100歳近いY先生。私たちは卒業してウン十年もたつけれど、恩師の先生方はその時代でとまったままだから、いつまでも若い印象がある。でも昨日の私たちもみんな女学生気分、すっかり忘れていた実年齢だった。

クリスマス切手をはってポストへ、来週早々には届くはず。

胃、その後

2007-12-13 23:37:43 | つれづれ・・・
ご心配いただいた胃炎はほぼ回復。「この薬が終わって特に症状がでなければ外来終了です」で、症状もでなかったので(ちょっと危ない思いもしたが・・・)回復と判断。次回に備えて、仕事場のクリニックで同じものを処方してもらっているのでもう怖いものなし!

今夜は表参道ヒルズでイタリアン。薬を飲んでいるあいだはさすがに禁酒していたが、今夜のワインの美味しいこと! お料理も美味しくいただき、すっかり回復に自信。ただ予防のしようがないので、とにかく「疲れないよう、ストレスをためないように」がしばらくの課題。

クリスマスプレゼント

2007-12-12 20:22:04 | 季節
12月12日になった。今年は巷のクリスマスが早く、ハローウィンが終わり11月に入ったとたんにクリスマスムード。紅葉もまだなのに・・・と思ったが、さすがに12月になると私の気分もすっかりクリスマス。仕事帰りにプレゼントを捜すことが多くなった。相手を思い浮かべながらのプレゼント選びは本当に楽しい。「私だったらこれがほしい」と思って選んでいるから、私が幸せな気持ちになる。

クリスマスプレゼント第1号はマフラーを贈った。寒くなった毎日、マフラーは温かいかしら? フィンランドの家族にはクリスマスチョコレートを、友人たちにはお洒落な(フィンランドは実用的ものしかないので)手袋やマフラーやセーター、クリスマスコンサートをご一緒したRさんには絵本を、Kさんには毎年恒例のピーターラビットのカレンダー、Sさんには本、Aさんにはスカーフ、そして・・・、まだまだ捜す楽しみは続く。

クリスマスカードやプレゼントをいただくのはもっと嬉しい。カナダの女性宣教師から早々にカードが届く。子どもの頃からお世話になったMs.Rogersはお元気で、80歳になった今でもボランティア活動をされているとのお手紙つき、これは何よりのプレゼント。チョコレート、ワイン、クッキー(なぜか食べ物が多い?)、お花、ハンカチ、本・・・、いただいたプレゼントはピアノの上に飾ってうっとり。



私は1年中でいちばん忙しい季節が、クリスマス。
あたたかい気持ちと光に包まれて、
そしてきっといちばんステキな季節。

ペットボトル・キャップの行方

2007-12-11 21:00:00 | つれづれ・・・
ペットボトルがたまる。家では麦茶を作っているのでそう多くはないが、それでも気がつけば回りは便利なペットボトルだらけ。水、お醤油、だし、みりん、外出先で買ったお茶・・・、週1回の回収に必ず数本はだしている。でも毎回気になるのがキャップ。回収はボトル部分のみだから、キャップは後ろめたさを感じながらごみに捨てていた。

ところが昨日区役所で <ペットボトルキャップ回収箱> を発見。区が業者と提携してリサイクルしている。キャップ400個で1人分のポリオワクチンになり、未だにワクチン不足で子どもが死んでいる開発途上国に送られているという。帰宅し早速小さなもう一袋、<キャップいれ>を用意した。仕事場でこの話をしたら、「ヘェ~」と知らない人が多かったが、「うちの子の小学校でも集めている」「友人がそんなこと言ってた」という人も。若い子が多いリハビリテーション科はペットボトル花盛りで、新発売情報にも強い。「はい、キャップお願いします」といきなり5人分わたされ、お持ち帰り。

3か月の成長

2007-12-10 20:59:02 | 音楽療法
9月から3回シリーズで行なった 《軽度発達障がい児のための音楽療法クラス》 が終了した。幼児クラスは10組以上の親子が継続的に参加、パパや弟君の参加もあり、初回2回目 と回を重ねるうちに参加者親子、そしてクラス全体ともに大きく成長した。









子どもの音楽療法=療育という認識があるが、まず私は音楽療法初めての子どもたちに「楽しんで」を目標にした。初回は部屋の隅にはりついていたA君やママの腕の中で泣き叫んでいたB君は、2回目は「おはよう」とニコニコ顔。最終回の「さようなら」では泣き出す子もいたくらいだった。3回目は「順番」「待つ」「交換する」「どうぞ」「ありがとう」・・・が子ども同士で上手なやりとりがあり、私も親たちも何度も感動する場面があった。また「わが子の親」だった大人たちは「皆の親」としても関わりを持つことができたよう。



最後に一組ずつまとめをする。
まず多かったのが <わが子がこんなに音楽が好きだとは思わなかった> <楽しそうで、いい笑顔だった。それをみるのは嬉しい>  <日常ではできないことばかりと思っていたけれど、ここにきたらできることばかりだった> <親子の遊び方を学んだ>という感想。それから<集中できなかった子が点では集中できるようになった(ので次期の目標はそれをつないで線にしたい)> <自分以外の人と接することができた(ので、もっとコミュニケーションを獲得したい)> <音楽が好きだからと体験したリトミック教室ではハードルが高すぎてついていかれなかったので、生き生きとした楽しい時間を過ごさせたい> <言葉がでないのでかわる手段として音楽も用いたい> <同年代の子どもたちとの学びの場にしたい>・・・たくさんの希望がでる。

秋の集中講座はレギュラークラスに昇格し、1~3月は月1回、新年度からは月2回になる。他に小学生、中学生、高校生のグループがある。詳細は、東京YWCA国領センター まで。

クリスマス親子コンサート

2007-12-09 19:45:58 | カンテレ
今日は <クリスマス親子コンサート> なかなかコンサートに行かれない小さい子どもを持つ親と子どもたちに、「生の音楽を身近に聴いてもらいたい」という企画がこの秋からスタートした。第1回はピアノトリオ、そして今日は2回目で <朗読コンサート>

日曜日の午後、銀杏の落葉の絨毯の上を仲良く手をつないだ親子が集まってくる。出演する私たちは、先日の <クリスマスの微笑みコンサート> の仲間。大人向けの内容を子ども向けにアレンジして準備した。

朗読は女優・松永り香さん。臨月に入ったお腹も順調のようで、自作の紙芝居を添えながら子どもたちに語りかける。子どもたちの目がキラキラ輝いて、吸い込まれるかのように集中している。



ギターの坂野直人さんは、クラシックギターといえばの名曲中の名曲、《アルハンブラ宮殿の思い出》《禁じられた遊び》を演奏。ジーンと心の奥までその音色が沁みこむ。



フィンランドの冬をイメージした即興も含む自作《スオミの冬》。私の家族が住んでいる地域はフィンランドの真ん中あたり、今朝の気温は-2℃で雪。今日の即興は《雪》がテーマになった。




最後は皆で《クリスマスソング》を歌う。クリスマスタンバリン、手拍子、子どもたちの楽しそうな動きも入って賑やかなひとときのあとは、手作りケーキとクッキーでお茶タイム。外はすっかり夕暮れ、ホッと暖まる心で会場をあとにした。

主人公は・・・

2007-12-08 21:41:03 | お勧めの・・・
本を読むのが大好き。速読型だから1か月にかなりの冊数を読んでいると思う。フラッと本屋さんに立ち寄り「これ!」と魅かれた本をまとめて買うので、その日の帰り道はかなり重い。仕事関係の必読書をのぞくとその多くは小説に偏るが、最初の1行をワクワクしながら読み始めると、小説は途中でやめられない。どうしても最後まで読みたくなって寝不足が続く。

昨夜読んでいてフト思ったことがある、それは「私が選ぶ本の主人公は女が多い」。小説だから女も男もでてくるが、意識しているわけではないが男が主人公の本は最近読んでいない。一般的に女が主人公ものが多いのか、それともこれまた私の偏りか?  女主人公はしっかり者で、自分の道を信じて進んでいく傾向が強く、男に頼りきったり、男の後ろを歩く女は少ない。ときに極悪女だったり、強すぎて精神を病んだりするが、もちろん可愛い女、セレブもいる。おそらく男が主人公になるより、女主人公のほうが面白みがますのかもしれないと思いながら、今夜手にした本の主人公はまた女。珍しく翻訳もの、スウェーデンの女流作家カーリン・アルヴァテーゲンが書いた新作。そんなにぶ厚くないから、ちょっと夜更かしして読んでしまおう。明日は日曜日! 


美味しいものはお取り寄せ便

2007-12-07 22:56:08 | グルメ
毎日のお買い物、特に生鮮品は仕事帰りにデパートかスーパーで、まとめ買いは週1回生協の宅配で、が日常。美味しい物をじっくり選んでいる時間がないので、そんなとき大活躍するのが<お取り寄せ>。いただいたりお試しで一度口にし、「これは美味しい!」と気に入ったら、次回からはお取り寄せとなる。ネットで注文できるから、夜中でもじっくり選べるのが嬉しい。

最近利用した美味しいもの。
<フランクフルト>
ハム・ソーセージが欠かせない我が家は定期的に注文、息子が幼稚園時代にママ仲間でまとめ買いをして以来ずっとだから、もう15年以上のおつきあいで、贈答用にも利用している。なんでも美味しいのでつい欲張ってしまうが、コンビーフが絶品。缶詰ではない生のコンビーフ(?)は初めてで、必ずいくつも注文する。お店は西荻窪にあるが、こんなに長いお付き合いなのに行ったことがない。



<無茶々園>
20年来会員の愛媛のみかん。ここのみかんはみかんの味がする。一度食べたら他のものは絶対食べられないほどの美味しさ。柑橘類大好き息子は、このみかんで数を覚えた。10月早生みかん~2月伊予柑まで定期的に届く。



<高清商店>
湘南の干物屋さん。鎌倉駅前店で買い物し、その味に惚れ込んで時々利用。いわしの干物が美味しいが、最近はいわしも高級魚のようでなかなか手に入らず、「入荷待ち」が多い。相模湾のまあじ干物は絶品。



そろそろ注文しようと思っているのが、北海道の鮭。以前いただいた鮭が美味しかったので、同じもの続けて注文。そして博多の明太子・・・。

通販は食べ物に限らず、<お化粧品><健康食品><衣料品><本><CD><家電><パソコン> までいろいろ。忙しくて買い物する時間がない身には本当にありがたい。

1年前の今夜は・・・

2007-12-06 22:24:20 | 季節
ちょうど1年前の今夜も渋谷にいた。
高層ホテルで下に夜景を見ながらフレンチを食べていた。
それから渋谷のクリスマスイルミネーションに「綺麗!」と感激しながら、街をブラブラ・・・。



今夜は地下のレストランでイタリアン。
今年の渋谷は昨年以上に光の層、
きらきら輝くやさしい光に誘われて、少しだけ遠回りして家路につく。

音楽効果

2007-12-05 22:32:03 | 音楽療法
病院でバイタルを計ろうと血圧計の前に座った。1回計り終え、よ~くみると「まずスタートをおしてください」とあったので、もう一度説明どおりにおしてみたら、なんと音楽が流れ始めた。ゆったりしたオルゴール系の音楽が30秒流れた後、「手を入れてもう一度スタートをおしてください」との表示。やっと血圧計が作動し始めた。 <心和む音楽は気持ちをリラックスするとともに、血圧を平静にする> と書かれている。これはまさに音楽療法!

初期段階での音楽療法効果を数値で示すのに、以前はよく血圧の変化で表した。確かに音楽療法前と後では数値が明らかに違い、落ち着いた数字になることが多い。興奮状態やウツ傾向が改善されることも多々ある。



さて私の音楽効果はどうだったかというと、音楽療法士としての研究心がですぎたのか、待ち時間で5回試したがこれといった変化なし。施設で毎日計っている数字とあまり変わらず、95/55前後で安定したままだった。音楽療法士にはあまり効果なかった音楽? それとも私にはもっと違う音楽が必要かもしれない?

胃カメラ、初体験!

2007-12-04 20:34:49 | つれづれ・・・
昨日の検査に続き、今日は内視鏡(胃カメラ)の日。同年齢の友人たちとの会話でも最近は《胃カメラ》が話題になり、私もいよいよ初体験となった。

体の中はこんなふうになっているのかと興味深く画面に見入る。十二指腸までいって少しずつ戻ってきた。私の痛いところはどこ? 大きな異常は見つからず、ビランがひどいとのこと。「疲れやストレスも原因のひとつだから気をつけてくださいね」とドクター。<疲れ><ストレス>は私の辞書にはないはずだったのに、いよいよそんな年齢になったということかしらと思ったら、「自分を過信してはいけませんよ」と言われてしまった。

息子は「仕事しすぎじゃないの? 思い切って1週間くらい入院したら」と言いながら、りんごをむいてくれた。こんなこと初めて・・・。50時間以上何も食べていないから、もう1日休んで、まずはお粥から体力回復!


私は患者様

2007-12-03 23:13:30 | 音楽療法
胃痛に翻弄された秋、今日は意を決して病院に行く。「意を決して」とはオーバーだが、仕事が詰まっている日常の時間をあけるのはむずかしく、「仕事を休んで」いつだったら周りに迷惑かけないかと考えていた。でもそんなことを考えている場合ではないほどの体調不良に、近所の病院へ。

近所の病院は歩いて1分の大学病院。玄関を入ると「いらっしゃいませ、どうなさいましたか?」とやさしい年配のナースの声かけ。激痛と闘っている私をみて問診表も書いてくれる、「それではおつらいでしょうから、待合室の椅子ではなくて上のベッドでお休みください」と2階へ案内してくれる。受診も検査結果もドクターが出向いてくれる。点滴の間も別のナースが何度も「いかがですか?」と声かけ。まるでお客様のよう。この病院には喉の結節で以前に何度もかかったが、そのときとは大違い!

数年前の音楽療法学会の研究発表で、あるドクターが声高に<患者様>と表現していたのに違和感を感じたことがあった。私たちも施設で<利用者→ご利用者→利用者様>と変わり、最近ではデイケア朝の挨拶も<佐藤さん→佐藤様おはようございます>に変えた。私たちの施設をご利用いただくありがたいお客様である。

今日の私はまさにそれ。私はとにかく治していただきたくてでかけた患者、病院側は<この病院を選んでくださったありがたい患者様>でした。

空は秋晴れ

2007-12-02 22:43:03 | おでかけ


「これが香港のいちばんいい季節」と今朝のM夫妻。
「日本の秋の初め」と聞いていたが、空港に降りたら寒い(フィンランドほどではないが)、街も長袖にジャケット姿が多い。「アレレ・・・?」11月終わりの東京が12月末の気候だったように、香港も突然の寒気に襲われ季節外れの寒さだったそうで、寒気がいってしまった今日はとても暖かい。

「また来たい!」と、早速来年のカレンダーと相談。楽しい街、香港。