Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

音楽をとおして・・・

2007-11-16 16:59:08 | 音楽療法
東京YWCA国領センターの <音楽療法・軽度発達障がい児クラス> の2回目。雨にもかかわらずたくさんの親子が集まってくる。

10時~ 幼児クラス。
「おはよう」前回ずっとママの腕で泣いていたA君はニコニコ顔。「今日は前回お留守番の下の子とパパも連れてきちゃいました」とB君は家族で出席。一番乗りのC君とパパは一緒にピアノを弾いている。Dちゃんは「きましたァ」・・・

前回はどんな親子が集まってくるのかと私も色々なプログラムを試していたし、全員音楽療法ははじめてだったので、お互い手探り状態でもあった。「とにかく楽しむ」が目標、「うちの子がこんなに音楽が好きだとは思いませんでした」との感想が多く、私の方がびっくりしたくらいだった。2回目の今回は「音楽を通して・・・」が目標。音楽療法ではソーシャルスキルトレーニングもひとつの目的。楽器を使っての動きでは、お友達と交換する、順番を待つ、ありがとうをする、片付けるという動作も入れる。皆すごい、周りの大人たちは思わず拍手! フラフープや布などの小道具も使った今日は、2回目とは思えないノリノリクラスだった。終了後は一組ずつとフィードバックの時間、「僕もストレス解消。家でもやりますよ」というパパ、どの親子も前回とは明らかに関わりが変化してきている。



11時~ 小学生クラス。
母子分離を持ちかけたクラス。ママがいるとふてくされてしまうAちゃん、我が子を心配するあまり先に手と口がでてしまうB君のママ、どんなふうになるのか不安もあったが、大成功。Aちゃんは積極的に動きピアノを弾いたり歌を歌ってくれる。B君はゆっくりだが自分で探したり工夫している。かわいい笑顔が見られる。そして今までまったく言葉を発しなかったが楽器を返す場面と、終わりの挨拶で「ありがとう」と2回発言。

終了後は親子でお茶タイム。B君ママは「エッ、ありがとうと言ったんですか? 本当ですか?」 Aちゃんも「うん、たしかに言ったよ」 私はさりげなく「ゆっくり待ってあげると、自分で工夫して楽しんでいます。いい笑顔でした」 B君は車で1時間かけてやって来る。音楽療法のほかに「とにかく楽しい事を何でも経験させたい」と サッカークラス にも参加している。

1時~ 中学生クラス
歌って音楽体操した後は、フラフープを使って音楽ゲームを考えることにした。罰ゲームまで考えたA君、その内容がハードすぎて(ホールをケンケンで3周)、真剣勝負の私はヘトヘト。その姿にBちゃんはずっと声を出して笑っている、「楽しい?」「ウン」。次回クリスマス会で披露する歌の練習、そして最後は皆で片足立ちで<ドレミの歌>を歌っておしまい。

12月はクリスマス特別プログラム、サンタさんからのプレゼントもあるかしら?
1月~は第2(土)、3月最終土曜日は音楽療法とサッカーでオープンプログラムが、また4月~は月2回のレギュラークラスを予定している。