Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

最近読んだ本から

2007-04-29 17:47:25 | お勧めの・・・
書評や本の紹介記事を読むとワクワクするような本に出会う。また時間つぶしに本屋さんに入ると立ち止まる本がある。手持ちがなくなると、周りに「何かお薦めの本はないかしら?」と聞いてみる。それぞれの個性が推薦する本は面白い。文学の私がおよそ見向きもしない本だとなおさら読んでみたくなる。そういう意味では、最近は手当たり次第の濫読に近いが、はっきりしているのはどんなに薦められてもミステリーだけは読まないこと。

最近読んだ本。
『カフカ寓話集』
「朝日新聞・be on Saturday」で数週間前にとりあげられていた。高校生の頃読んだはずがまったく記憶に残っていなかったので、早速購入。短編ばかりで読みやすく移動の電車であっという間に一話完読。カフカは難解と思っていたが、そうでもない。

『健康とてもいい話』
健康にいいことばかりのドクター石川恭三のエッセイ。すぐにでも生活に取り入れたいことが多く、「読み終わったら皆に薦めよう!」と思いながら読み進む。

『マイ・ストーリー』
銅版画家・山本容子の自伝。前から気になっているアーチスト、輝いている女性の生き方は興味津々。

『パラレルな世紀への跳躍』『憲法九条を世界遺産に』
太田光って誰? と思いながら薦められるままに読んだ1冊目。テーマも色々、鋭い切り口と感覚が面白くて本友達に薦めたら「あぁ、タレントのね。すごい人なのよ。憲法九条の本は必読」と言われ、あわてて購入し2冊続けて読む。

『余白の愛』『密やかな結晶』
小川洋子の本。『図書5月号』(岩波書店)で、ピアニストの青柳いづみこが耳や音の感覚について綴ったエッセイで紹介した1冊目。最近<耳をすます>に拘る私は「絶対読みたい」と、その日の帰り道に購入し歩きながら読み始めたほど。半年位前に 『アンネ・フランクの記憶』 を読んだが、小説は初めてだったので隣にあった<記憶狩り・秘密警察>という紹介文に「アンネ・フランクのナチの世界みたい」と購入したのが2冊目。

『犬をつれた奥さん』
昨日の「朝日新聞・be on Saturday」でとりあげられた本。チェーホフの名作。ロシア文学は、長編壮大なトルストイや誰もが通るドストエフスキーは全部読んだが、チェーホフは初めて。昨日のうちに購入し、一晩で読み終えたほどの薄い本(他に短編2作)。短いから淡々としたドラマの中身は読者の想像の世界、それがまた楽しめる。

今日・日曜日の新聞書評欄で紹介されている中に、また「明日買おう」があった。2日に1冊読んでいるから増えるばかり。厳選して手元におきたい本やいただいた本以外は友人に回すが、それでも「ここの本なんとかならないの!」と家族に言われ、とりあえずピアノの上に避難。私の聖域・ピアノの上は、はみでた本とCDで物置と化している。出版社に勤める夫の周りも本だらけ、息子の部屋はコミックとIT関係の本・・・、我が家の壁面はすべて書棚で、それも3列に入っている。大地震がきたら本の下敷きになるに違いない。


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