Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

春の小川

2006-03-14 17:48:18 | 音楽療法
<♪はーあーるのおがわはさらさらながるー> 今日の音楽療法セッションで歌った。あれ? さらさらいくよ、じゃなかったっけ? この歌詞は何回かかわっているが、高齢者にはこの方が馴染みがある。
会社でコーラス部に入っていたというSさんは、「いやァ、なつかしいね。小学校に入ってすぐ習ったよ」と、歌詞カードを提示したとたん朗々と歌い始めた。「この小川は渋谷のNHKあたりらしいですよ」と解説したら、今は六本木ヒルズになってしまった西麻布出身のWさんがすかさず「渋谷も田舎だったからね」、そしてそこへ横浜出身のTさん「でも先生(私のこと)、最近はこんな澄んだ小川見ねェな。昔はどこにでもあったけど、今はみんなどぶ川だ」・・・と話が弾んだ。

今日の介護老人保健施設デイケア(通所リハビリテーション)でのひとこま。SさんもWさんもTさんも皆男性、かれこれ7年のおつき合いになる。音楽療法には積極的でいちばん前に座られることが多い。「あー今日もよかったぞ。音楽はいいよ、人を幸せにしてくれる。先生も年寄り相手に大変だと思うけど頑張れよ!」 と今日もありがたいお言葉をいただいてセッションを終えた。
私は対象者に支えられ励まされて、音楽療法士として成長している毎日だとつくづく思う。ちょうど親世代の皆さん、いつもありがとう! 感謝でいっぱい。


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