Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

カンテレ三昧

2007-04-25 20:39:20 | カンテレ
先週から今週にかけては <カンテレ週間> 月1回のクラスもいくつかあり大忙し。新年度で新入会者が多く、私もフィンランドから到着したばかりの新しいカンテレを何台も抱えて大荷物、嬉しい毎日だった。



フィンランドとつながりのある方はわかるが、何の関係もなくカンテレに興味を持ってくださる方の接点はなにかしら? と思うことがある。<フィンランドの音楽だからカンテレ>、または<カンテレという楽器通してフィンランドを知る>のどちらか。とにかくきっかけは何でも、フィンランドと音楽を通してつながってくださることは本当に嬉しい。

レッスン2回目のMさんはラジオでカンテレを聴き、その瞬間「やってみたい」とひらめいた方。「カンテレ練習してたらフィンランドに行ってみたいと思い始めた」と、この1か月思い入れが強かったとおっしゃる。
視覚障害者のご主人の付き添いでいらしたSさんは、「先生、私もやってみたい」と初回の帰りに希望、「私は子どもの頃から音楽を楽しめなかったけど、今日カンテレの音色に心が潤いました」。2回目からはご主人の10弦と奥様の5弦の同時進行、カンテレに大感激し、お互いに「いいわね」とほめながらのレッスン。二人の間に座っている私は・・・。こんなにカンテレをいとしんでくださるこのご夫婦との出会いに喜びを感じている。
半年前に飛び込みでカンテレをはじめたYさんは、気の向くまま思うままに2曲作曲。「五線譜はわからないので」とカタカナで書いた譜面とテープから、なんとか楽譜をおこした。でも楽譜にできない悠久のときを感じる音楽、それはかたまった音楽理論に拘らないからこそ浮かぶ自由なメロディー。「カンテレいいのよ」と誘った3人の友人が新入会。
Wさんはヴォイスヒーリングを主宰。夏のコンサートでは、声とカンテレのコラボを試みる。そこで一緒に演奏するTさんはライアー奏者。古い音楽に魅せられ、カンテレに興味を持ってくださる。先日も聴きとれないほど古い《カレワラ》の録音をお貸しした。
Iさんは「長いこと捜していた音」と2時間以上かけてレッスンに通ってくる。その日は仕事も有給休暇、とても熱心な方。

長い人は10年以上、「楽しくてやめられない。カンテレは友達」。私だって出会って30年、人生の半分以上カンテレと一緒にいる。いつかフィンランドの森でカンテレを弾くことが皆の夢。その前に<カンテレ交流・親睦・発表会>を7月に計画、それぞれ「何を弾こうかしら?」と楽しみに曲選びをしている。



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