Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

忙しかった一日

2007-05-19 21:36:43 | 音楽療法
今日は本当に忙しかった。
メインの仕事場の老健は、第3(土)は私が出勤。今週は6日連続出勤の上、他所での音楽療法やその他の音楽の仕事が集中してしまい、今日は珍しくお疲れモード。「起きなければ!」で目が覚めたら、何だか背中が痛い。また職業病のはじまり?

朝から一日中ピアノ弾き+歌でリード。<音楽療法はメチャクチャ面白く、楽しい> ので、つい張り切ってしまう。デイケア(通所)の音楽療法と歌の会、そして認知症フロアの音楽療法。そしてリハビリ個別訓練として歌唱や発声、言語の時間。土曜日は忙しい!

私はいつも100パーセント、でも今日の認知症フロアでは200~300パーセント全開。1時間の大集団セッション中は、徘徊や問題行動もなく集中力はすばらしい、とにかく明るい。全員が「それーッ」の勢い、それを支えるスタッフもすごい。認知症フロアは本当に色々ある。介護&看護スタッフもどうしていいのか判断に悩むことがあるが、少なくとも私の担当する時間枠は、「皆さんのいいところを見つけて、前向きに対応してね」が私の自論。スタッフには「あなたに任せる。あなたを信頼してる」のサインを送る。それを理解するスタッフは、私がアッと思った瞬間には行動して、私の代わりをしている。今日も「さっきはありがとう」に、息子ほどの若い男性スタッフは「よかったですか? きっと先生ならこうすると思ったから」「もちろん、次回もよろしく~」 スタッフが育つと、いい結果が生まれる、そしてその先に進める。

対象者(参加者)も、「今日はこれでおしまい」 に 「エッ~、もっとやろうよ」「面白かった!」「やったね」「今度はいつ?」・・・ 4階まで階段をかけあがり、あちこちのフロアを走り回る忙しい一日だったが、とっても気分がいい。仕事中は痛いことも忘れていた。

夕方は音楽療法室でカンテレ(フィンランドの民族楽器)を弾く。1週間の終わり、静かに自分を振り返る時間。同じフロアのデイケアスタッフから、「癒しの曲を弾いて」とリクエストがきたので、フィンランドの曲や日本の曲を弾き、あっという間に1時間。今週を振り返りながら、こんなに忙しいのも珍しいくらいに忙しかったけれど、いい仕事ができ、そして充実していたと満足。

リハビリテーション科の席に戻り、フーッとひと息。新人さんに「音楽療法ってここで初めて経験したけど、利用者さんは誰もが楽しいっていうし、認知症の人でも先生だけは認識してるし、音楽の力ってすごいと思った」と言われ、疲れも吹き飛ぶ。音楽療法士の私は、本当に幸せ者だと思った一日。

今日のランチは <鯛御膳>


土曜日は宅配お寿司を楽しむ日。
デザートは私のチョコレートケーキで、平日よりちょっとリッチに!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿