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Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

カレワラの日

2012-02-28 23:20:23 | フィンランド

2月28日は<カレワラの日>。フィンランドの国民的叙事詩 『カレワラ』の記念日 とされる。

私の弾く、伝統民族楽器カンテレも『カレワラ』に登場する。最初のカンテレは、巨大魚(かます)の顎の骨に馬の尻尾の毛を弦に、そして次のカンテレは、白樺の木から作った胴体に乙女の髪の毛を弦にした。鳥獣木々、老若男女、地上にあるすべてのものが、カンテレの音色に聴き惚れ、うなだれたと書かれている。

 

(馬の尻尾の毛の弦のカンテレ)

今夜は静かに「カレワラの歌」を弾く。何千年前のフィンランドに想いを馳せながら。


一日だけ「北欧雑貨市」

2012-02-23 23:30:37 | フィンランド

フィンランドに限らず、広く北欧がブーム。特にデザイン、インテリア、雑貨にファンが多い。昨日もマリメッコの布製トートバッグを持った人を、あちこちで3人みかけた。それぞれに違う柄、フィンランド族の私同様、フィンランド好きかしらと嬉しくなる。

(UNIKKO柄のPCポーチ)

さて北欧ファンに嬉しいお知らせ! 北欧雑貨を輸入している会社が、オフィスを会場に「一日だけ北欧雑貨市」を開催する。プレゼントや試食もあるので、どうぞお見逃しなく!

日時:2月26日(日)9時半~20時、会場:北欧雑貨/(株)カージオイド本社(東京都港区芝5-13-18 MTCビル9階)。詳細は、こちら


JALもヘルシンキへ!

2012-02-16 07:34:14 | フィンランド

フィンランドへの足はフィンランド航空しかない。午前中に成田を乗れば、その日の午後はやめにヘルシンキに着く。寝て起きればそこはもうフィンランドだから、この最速便を使う。ところがいつもこんでいて予約が大変。

フィンランド族に嬉しいニュースが発表された。JALの20年ぶり欧州便新設は、なんとヘルシンキ行き! 2013年3月に週4便で始まり、夏ごろには毎日になる予定。詳細は こちら から。競争相手ができて、フィンランド航空のサービスもよくなるかしら、と期待したい。

欧州寒波の冬、フィンランドも毎日-30℃の寒さ。


北京、あちこち。

2012-02-14 23:29:54 | フィンランド

北京は政治の街、その中枢がここに集結している。天安門広場を出発点に、北京街歩き。

TVで見慣れた天安門広場。思っていたよりず~っと広い! 見渡す限りのなんとかという感じで、後方には世界最大というスクリーンが2機設置されている。集会時は1枚の石畳に3人。全部に番号がふられているので、自分の番号のところに間違わずに立つ(すごい管理!)。でも3人はとてもきつい、ここに立てるようにと中国人は細身なのかしら。

天安門の奥は紫禁城・故宮博物院。ラストエンペラーでおなじみの場所。所蔵品の多くは台湾へ持ち去られ、ここにある多くは最近まで東京(上野)で公開中。

玉座。映画では、ここにかわいらしい王が座っていた。周囲の4本の柱の金箔は40キロ以上。

これでもかというくらい、奥へ奥へと広がっている。

そして次は下町へ、輪タクに乗る。庶民の生活が手に取るよう。長屋式の家はトイレや台所が共用。江戸の下町みたい。

夕方からは屋台が大繁盛。

様々な食材が並ぶ。上はひとで、下は大むかで。見るだけで痛そう。

そして大流行のセミ。長い地中生活から外に羽ばたくのをじっと待っているはずが、こんな姿に。見るもかわいそうなのに、食べるなんて・・・。そういえばと、猿の脳みそを食べていた映画のシーンを思い出した。中国人は何でも食用にしてしまうらしい。

そして私はこれ。ワンタンスープ、冷え切った身体が温まる。街角の味が美味しい。

旅の友は北京へも同行。行ったところは国内外あわせて数知れず。今回はパンダに囲まれて。お土産品にこっそり並んでみました。

 


フィンランドのくらしとデザイン展 in 東京

2012-02-10 23:56:35 | フィンランド

この4月から1年かけて全国を巡る <フィンランドのくらしとデザイン展ームーミンが住む森の生活> (発信サイトはこちら) 。東京でも <フィンランドのくらしとデザイン展への招待> という展覧会が開催される。全国巡回を前に先駆け。小規模ではあるが内容の一部をご紹介する、いってみれば映画の予告編のようなもの。「フィンランドを知っていただきたい」という 主催者側の想いが伝わってくる。

以下、ホームページ から。「2012年4月7日からスタートする全国巡回展『フィンランドのくらしとデザイン -ムーミンが住む森の生活』の開催にあわせて企画。フィンランドのライフスタイルを、家具、ガラス、陶器、テキスタイルなど巡回展に出品される北欧を代表するデザイナーの現行品や、ヴィンテージの貴重な食器やファブリック、オリジナルグッズの展示販売を通して紹介します。また、期間中はフィンランド大使館やアルテック社のイベント、伝統音楽や手工芸の各種ワークショップなども多数開催。さらに、フィンランドを代表する美術家アヌ・トゥオミネンの作品を展示販売します」

すでに手工芸のワークショップが発表され、募集中。私も伝統音楽で、カンテレ演奏と体験ワークショップをお手伝いすることが決まっている(3月24日)。詳細は決まり次第ホームページ、ブログでお知らせするので、どうぞお楽しみに。

<フィンランドの暮らしとデザイン展への招待>日時:3月20日(火・祝日)~28日(水)Bunkamuraギャラリー(渋谷)

☆なお巡回予定は、4月7日(土)~6 月 3 日(日)青森県立美術館、6月10日(日)~8月26日(日)宇都宮美術館、9月1日(土)~10月8日(月・祝)静岡市美術館、10月19日(金)~12月24日(月・祝)長崎県美術館、2013年1月10日(木)~3月10日(日)兵庫県立美術館。私のカンテレも一緒に全国を巡回。

 

馬の尻尾からできた弦の5弦カンテレ。


『マリメッコ手帖』

2012-01-28 09:19:00 | フィンランド

久しぶりに本屋さんをぶらぶら。最近は「もうモノはふやさない、シンプルな暮らしを目指す」と決めているが、我が家のモノで大多数は本。だから本屋さんめぐりは極力避けていたが、やはり時間を見つけて本と向き合っている私がいる。

そして見つけた1冊。『フィンランドのマリメッコ手帖』

 
 
「マリメッコは1951年にフィンランドで誕生して以来、その大胆な柄と斬新な配色で、世界中の人々を魅了してきました。本書は、マリメッコ誕生からこれまでの歴史と多くのデザイナーが生み出したデザインを紹介します。そして、現在マリメッコで活躍するデザイナーたちのマリメッコの楽しみ方や、暮らしに取り入れるアイデアも紹介します。テキスタイルと北欧雑貨の魅力が満載の書籍です」と紹介されている。
 
日本でも人気のマリメッコ marimekko、特に大きな花柄のウニッコ unikko のバッグをよく見かける。私の身の回りにもマリメッコは多く、バッグの中の小物を数えてみたら5点も入っていた。家でも仕事場でも愛用しているカップはマリメッコ、楽譜ケースもマリメッコ、大事にしているお気に入りTシャツ、それから・・・。
 
モノはふやさないと決めている心は揺れ動く。仕事帰りの週末の金曜日、「今週のご褒美!」とホクホク顔で本屋さんをあとにする。

フィンランドパン

2012-01-19 23:01:04 | フィンランド

ペルナリンプ PERNALINPU

ペルナはじゃがいものこと。主食はじゃがいもかと思うほど、お料理のつけあわせには必ず大量のじゃがいもがお皿にのっているが、パンにもじゃがいもを練りこむ。フィンランド人は本当にじゃがいも好き。

ハパンルイスレイパ HAPANRUISLEIPA

フィンランドでパンといえばこの種類。ライ麦100パーセントのパンは、きめが荒くずっしり重い。ちょっと酸味があり、チーズやスモークサーモンをのせて食べると最高。息子が小学生の頃フィンランドへ連れて行ったが、「これじゃなくて、ただの普通の白いパンでいいんだけど・・・」と大騒ぎしていたのが懐かしい(お米と納豆と食パンとラーメンが好きな息子は、その後フィンランドへは行っていない。最近は白いパンもあるけど・・・)。

どちらも伝統的なフィンランドパン。フィンランドから専用粉を入手しないと作れない貴重品。


ユーロのお値段

2012-01-18 22:26:52 | フィンランド

ユーロが気になる昨今、とにかくユーロが100円に満たないところでウロウロしている。ヨーロッパ帰りの友人たちは、口をそろえて「今回はお得感、大あり」と自慢する。フィンランドもユーロの国、真っ先に手をあげてMarkka(マルッカ)からユーロにかわった。その頃もやはり100円換算でお釣りがくるレートだった。

 

ユーロの最悪も経験している。数年前の秋、ほとんど170円だった。現地でAさんのカンテレの支払いをしたが、その数年前に購入したBさんと比べると、約1.5倍のお値段。食べ物が高いフィンランド、「マクドナルドのセットが1000円? ハァ~?」

我らフィンランド族の専らの話題は「ユーロ、替えよかな~」。多分今が底値、「どうしようかな~」と、ニュースを見るたびに何となく気になる毎日。

フィンランドマルッカ、100マルッカは、作曲家のシベリウス。私の大事な宝物。


フィンランドがやってくる!

2012-01-14 23:47:23 | フィンランド

今年は、 「フィンランドのくらしとデザイン-ムーミンが住む森の生活~“The Essence of Finnish Design and Culture”」 が開催される。 我らフィンランド族には嬉しい北欧ブームの昨今、素晴らしい内容が企画されている。美術、建築、デザインなど、ガレン=カレラに代表されるフィンランド・デザインの黎明時代から、アアルトやカイ・フランク、マリメッコ、トーヴェ・ヤンソンなどの黄金時代、そして今。まるごとフィンランドがやってくる。

展覧会は、2012年4月~1年かけて全国5か所を巡回する。日程は以下のとおり。4月7日~6月3日青森県立美術館、6月10日~8月26日宇都宮美術館、9月1日~10月8日静岡市美術館、10月14日~12月24日長崎県美術館、2013年1月10日~3月10日兵庫県立美術館。

私のカンテレも、この展覧会に協力。昨年11月に主催者にお貸ししたので、1年以上手元を離れるが、元気に全国を回ってきてね! とエールを送る。

フィンランドの民族叙事詩『カレワラ』に登場するカンテレの起源、馬の尻尾で作られた5弦カンテレ。35年来の友人、カンテレビルダーの JUSSI LAASANEN 作。


えっ、フィンランド語!

2012-01-10 23:40:39 | フィンランド

通り過ぎて、「エッ?」と振り向く。一緒に歩いていた友人がびっくり、「どうしたの?」

フィンランド語が書いてある。何これ・・・と戻ると、ショップの名前。最近注目の北欧雑貨かしらとショーウインドウごしに覗くと、

お洋服らしい。でも何がフィンランドか全くわからない。それにカジュアルすぎて私向きではないので、店内に入らなかった。そういえばどこかで<olohupne>というお店もあったような・・・。


シベリウスを聴く

2012-01-08 22:05:31 | フィンランド

N響アワー(NHK教育TV)でシベリウスを聴く。

「ヴァイオリン協奏曲2番」、ヴァイオリン専門のシベリウスのこの曲は、最も難関な曲ともいわれている。ソロの竹沢恭子の演奏はテクニックもすばらしいし、音楽性がある。しっとりした、心にしみるシベリウスを聴かせてくれた。オッリ・ムストネン指揮の「フィンランディア」は、さすが! フィンランド人の魂・シスそのもの。1977年独立60年の日にフィンランドで聴いた、力強いそして勢いのあるフィンランディアを思い出した。

(ヘルシンキのシベリウス公園にて:2011年) 

今年はカンテレで、精力的にシベリウスを弾こうと考えている。音の少ない5弦ではアンサンブルにアレンジして、また大型カンテレではカンテレオーケストラにしてと、あれこれ模索中。新年早々のこのシベリウス演奏は、その私に、大いに快刺激になった。


カンテレクラスのお客様は、すてきなマリメッコで。

2011-12-05 23:39:39 | フィンランド

カンテレクラスにお客さまをお迎えした。来年度に予定されているフィンランド展関係の方々で、カンテレに興味をもち、「弾いてみたい」と。先日の5弦クラスにいらしたが、フィンランドの香りがしている。バッグや小物までマリメッコ、そして、

 

マリメッコのネイルアート。自作のネイルシール、それも10本全部違う。思わず「写真撮らせて」と、カンテレそっちのけで、爪にワイワイ注目。カンテレ弾いていても、そのすてきなお爪が気になって・・・。

この日は、クリスマスの曲をアンサンブルで仕上げて楽しんだ。とにかくフィンランド大好きという「我らフィンランド族」が多いクラスなので、カンテレやフィンランドの話題で盛り上がる。

この日の様子はホームページで紹介されています↓  フィンランドのデザインと情報発信、また日本で楽しむ様々なフィンランドが取り上げられているので、是非ご覧ください。

http://www.finland-design.com/post/13589779588/1-poro


『クリスマス物語』~フィンランドのお話

2011-11-26 23:11:25 | フィンランド

久しぶりに大きな書店をぶらぶら歩く。児童書売り場は、にぎやかなクリスマスの飾りつけ。絵本、童話もクリスマス特集。その中で偶然見つけた1冊、『Joulutarina』。おっ、フィンランド語! フィンランドで手にしたことがある題名、この物語は翻訳されているんだ~と、レジに走る。

作者のマルコ・レイノは脚本家。この作品は数年前にフィンランドで映画化され、私の友人で見なかった人はいないほどの人気作となった。25万人の観客を動員、フィンランドは人口500万の国だから、圧倒的な数字を誇る。

フィンランドのクリスマスは家族と静かに過ごすとき、夜の長い真っ暗な中に、キャンドルを灯してクリスマスをお祝いする。クリスマスの夜、どこの家庭にもサンタクロースがやってくる。煙突ではなく、お玄関から「クリスマスおめでとう!」とたくさんのプレゼントを抱えて入ってくる。

この物語は、そのサンタクロースの真実の愛と運命の物語。どんなときも誰かを大切に思い、愛し、そして慈しむ心を忘れない、そんな気持ちにさせてくれる本である。クリスマスを前に、すてきな出会いをした。


テレビで北欧特集

2011-07-16 23:42:47 | フィンランド

暑い毎日、心はとっくに涼しいフィンランドへ飛んでいる。テレビで、以前より北欧関係の番組が多いと思うのは贔屓目か、それとも涼をもとめてか・・・。

いくつかご紹介する。

驚異の歌声「北欧(1)白夜の大地に響く」

ラップランドのヨイクを訪ねる。

NHKBSプレミアム  7月17日(日)11:00~ 

「北欧スペシャル しあわせの国から 」

NHKBSプレミアム  7月23日~31日

フィンランド関連、ムーミンなど見逃せない内容ばかり。再放送でフィンランドトレッキング番組もある。  番組表はこちら→ http://www.nhk.or.jp/hokuou/