先週末は、中野ZEROホールで行われたスキー指導者養成講習会に参加してきました。第1回目では正指導員受験生のみでしたが、今回は準指導員受検者と合同の大人数での講習となりました。
内容は下記の通りです。
講義1: 「指導者として知っておくべき競技(アルペン)スキーのルール」
講師: 小泉義和氏 (東京都スキー連盟・競技本部)
内容: 旗門数や間隔の規則、通過したかどうかの判断基準などの基本ルールを学びました。
講義2: 「木村公宣レーシング理論」
講師: 木村公宣氏 (元オリンピック選手)
内容: ATOMIC社による宣伝のあと(笑)、木村氏によるスキー技術の解説。話もうまく大変楽しめました。
講義3:「指導者検定の理解」
講師: 内藤義弘氏 (SAJ検定委員会・委員長)
内容: SAJが推奨する「自然で楽なスキー」「谷回り理論」の内容が詳しく解説されました。
第1回の居澤講師によって概要が解説された谷回り理論に関して、今回の内藤講師による講義ではビデオを交えてかなり詳細に立ち入って解説が行われました。
指導者検定では、谷回り種目(A単位)、大回りおよび小回り種目(B単位)、不整地およびリズム変化種目(C単位)、理論(D単位)の全てを取得しなければならない単位制受験ですが、谷回り種目(A単位)はSAJ教程への理解度を求められる特別な種目となっています。
低速で滑ることにより、「SAJ教程で求められる要素」をしっかり表現することが重要になります。内藤講師の講義からどのような運動要素が求められるかをしっかりくみ取り、雪上でそれをはっきり表現できるように準備しておかなくてはなりません。
谷回り種目(A単位)は、さらに2つの種目からなっています。内藤講師による表現のポイントをまとめます。
(1) 谷回りの連続(制動要素)
切替から谷へ重心移動(体幹主導)、上体の傾き(二軸運動)、および谷スキーをフラットにして先落とし(フェイスコントロール)を表現することがボイント。
(2) 谷回りの連続(推進要素)
制動要素からスタンスを狭くするだけ(?)とのこと。制動要素の方は比較的理論が体系化されていましたが、推進要素の話になった途端になんだかすっきりしない解説。理論を作った側もまだよく消化できていない感じでした。谷回り理論が高速滑走になると途端に通用しなくなることの現れだと僕は思っています。
以上、大まかでしたが講習会をまとめました。次回はいよいよ雪上での実技講習です。谷回り理論を実地で学ぶことができるので、本当に楽しみにしています
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