この一滑は絶対無二の一滑なり

シーズン終了。それにしても雪不足で大変なシーズンでしたね!

カナダでスキー! (Mont Tremblant編)

2008-03-09 22:25:11 | スキーの話題一般

さて今回のカナダでスキーは、Mont Tremblant(モン・トランブラン)に行ってきました。Mont Tremblantはロレンシャンとして知られる高原リゾート・エリアの一部として知られており、秋にはメイプルの木々がすばらしい紅葉に彩られ、冬は東部カナダで最大のスキーリゾートとして多くのスキーヤーが訪れる場所です。今回ここを訪れることを最大の楽しみの一つにしておりました。

今回は、訪問先のNRCで企画されているスキーツアーでの参加です。今回の企画で3回目。研究所でスキーツアーを企画しているのはすばらしいなと思いました。前回1月と2月の企画では多くの参加者があり、バスの定員もあってすぐに締めきりとなってしまったという人気のツアーです。今回3月4日のツアーも既に満員だったのですが、ラッキーなことに空きが出て私も入れることになりました。

朝7時に45名のNRC関係者を乗せたバスが研究所の駐車場を出発して、9時にトランブランに着きました。そこには美しい建物達が迎えてくれました。

ベース村の休憩室にみんなと同じように荷物を置いて、チケットを買います。大人一日券が税込みで74.24ドル=7800円!! さすが高級リゾート価格・・・ パウエル先生が家族連れではそう頻繁にはここには来られないと言っていた理由がよく理解できました・・・

ベース村からゴンドラ乗り場があるベルナール広場までは、リゾートホテルの上に架かっている立ち乗りリフトで上ります。こういうホテルに泊まりながらここでスキーできたら、さぞかしリッチな気分でしょうね。

ベルナール広場にはおしゃれで魅力的なお店がたくさん並んでいます。が、私は目もくれず、そっこーでゴンドラに乗って一途山頂を目指しました(笑)。平日なのに結構混んでいて、ゴンドラ10分待ちくらい。ただし一人乗り用レーンが設けられており、そこに行けば3分待ちくらいで乗れます。子供達も結構多かったから、もう春休みなのかな?


(サウス斜面から見たゴンドラ乗り場と、ベルナール広場の美しい建物。午後に撮影。)

この日の午前中はサウス斜面がまだコース整備中ということでクローズ。ノース斜面とエッジ斜面だけがオープンしていました。午前中はノース斜面を滑ることにしました。

滑り出しを迎えてくれたのは、とびきり大粒のコロコロ君(=氷の固まり)達でしたあぁぁぁ! さすがカナダのコロコロ君は大きさも硬さもカナダ級です(汗)。さらにこの写真下のバーンからは、例の硬~~~いアイスバーン斜面くんが迎えてくれました。


(大粒コロコロ斜面と、その下のカチカチアイスバーン斜面)

Mt Cascadesのレポートでも言いましたが、ブラックダイアモンド印が1つ(急斜面)や2つ(すごい急斜面)のところは人があまり滑っていません。アイスバーンの急斜面っていうのはエッジが噛みにくく落とされてまじで恐いです(笑)が、人がいないので恐いなりにかなり楽しめます(どういう表現じゃ!)。

ノース斜面は緩斜面から急斜面、コブ斜面、飛び用のパークまでいろいろあり、バラエティに富んでいます。各斜面とも距離は十分長く、リフトの効率も良いです。ノース斜面だけで一日十分遊べます。今回滑ることができなかったサウス斜面も合わせると、どんなレベルのスキーヤーも最低2日間はたっぷり楽しく遊べると思います

BANZAI(万歳!?)というコース(黒菱印1個=急斜面)がありましたので滑ってみました。


たしかにこの狭さは日本の国土の小ささを象徴しており、万歳をしながら直滑降するのにふさわしい狭さです?

その他には、林の中のコブ斜面というところもありました。これがまた人がいなくて、木々と戯れるようで気持ちが良い・・・

以上でモン・トランブランの報告を終わります。カナダ東部でのスキーをお考えの方はここでのスキーは絶対にお勧めです。特に家族連れの方なんかは、かなり予算は掛かるとは思いますが、喜んでいただけるのではないでしょうか。費用に見合った幸せが得られると思います。

(2008-03-12) いくつか書き忘れたことがあったので追記します。バスツアーの往復料金は65ドル(約7000円)でした。モン・トランブランの情報は下記の通りです。
オフィシャルHP: http://www.tremblant.ca/index-e.htm
コース数: 94
標高: 875メートル
高低差: 645メートル
リフトの数: 13基(うちゴンドラ1基、クワッド5基)
斜面数: 4(North side, South side, Edge side, Soleil side)


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6 コメント

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バンザイ (k2hiko)
2008-03-12 00:32:31
受けました!

海外のスキーリゾートらしいかんじですね。建物の雰囲気がおフランスっぽいのがなんとも変わった感じですね。リフト券はやはり、日本は安いと思います。

それにしても、毎日スキーしているみたいでうらやましい限りです!
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仕事…ですよね (S)
2008-03-12 02:29:25
カナダには,仕事で行ったんですよね…
とてもそうは見えないのですが(笑)
うらやましい~.
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調べてみたら (K谷)
2008-03-12 02:40:24
banzaiという英単語には,「無謀な」,とか,「玉砕の」という意味があるそうです.
もちろん語源は日本語の万歳です.

しかし,出張のついでにスキーとは羨ましい.
僕もそんな出張してみたいなあ.
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皆様コメントありがとう! (スマシカオ)
2008-03-12 12:10:19
k2hikoさん:
私の感じではフランスというより、ディズニーシーに
のようだと感じてしまいました(汗)。

Sさん:
もう仕事してるのアピールするの無駄そうなので止めにしました。
どうせ分かってもらえないんでしょうから(笑)。

k谷さん:
こちらのコースはなかなか名付けが面白いですよ。
くだんの写真でもdevil river(悪魔の川)とか
急斜面ほどおどろおどろしい名前が付いています。

普通我々の出張は土日は移動日なのでなかなか
一日かけて遊びに行くチャンスがないですよね。
今回は土日はフルに遊びに行けるので最大限
活用させてもらっています。

むしろ、カナダに来てスキーしないという方が
変です。どこへ行っても雪しかないのですから(笑)。
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やはりフランス? (kuboyan)
2008-04-30 12:28:17
ケベック州は歴史的にフランスの影響の強い地域ですので、言い方としては「フランスっぽい」なのでしょう。
しかし、カナダはイギリスの影響の強い国ですが、イギリスっぽいと、フランスっぽいの違いは??
ビッグベンと、ここのような小洒落た建物の違いかな。

それにしても、やはりケベック州のスキー場は、ケベックパウダーのようですね。暖かくなってからの方が、ベターなのかしら?
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Unknown (スマシカオ)
2008-04-30 22:33:06
私はオタワより西には行ったことがないので違いが分からないのですが、
看板とかがフランス語だけという場合もときどきあり、
フランスの影響が強い地域だったのでしょう。

オタワでは看板とかアナウンスは、英語が最初でフランス語が次でしたね。

こちらの人に聞いた話では、教育現場でも両方の
言葉をみんなが理解できるように、例えば
フランス語圏の学校では、フランス語禁止で
英語だけで授業をやるなど、バイリンガルであることを
目指す教育が行われているようです。

ケベックパウダー、という言葉があるのですか。
北側斜面しか滑らなかったので、どうも
かちんかちんのアイスバーンという
イメージがついてしまいました。

新雪が積もった斜面を今度は滑ってみたいです。
きっとケベックパウダーというにふさわしい
軽いパウダースキーが楽しめるのでしょうね!
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