庭の木の枝につるしたエサ台に、雀が群がっている。
エサは市販の野鳥のエサ。
ひえ、あわ、ヒマワリの種などだ。
雀が飛び去ると、シジュウカラがエサ台に止まる。
いくつかのエサをくちばしで捨て、お気に入りのエサをくわえて飛び去る。
シジュウカラはヒマワリの種を好むようだ。
シジュウカラのお気に入りの場所はドウダンの茂みの中。
雀はドウダンの木の上に群がる。
住み分けているのだ。
通販でシジュウカラの巣箱を探した。
シジュウカラの巣箱の穴の直径は、28ミリが良いと学んだことがある。
30ミリだと雀も入りやすいそうだ。
いくつかの巣箱を調べて、穴の直径が28ミリの物を見つけたので注文した。
以前、径がが28ミリの巣箱を作って、庭の木に取り付けたことがあった。
しかし、シジュウカラが巣作りしているときに、雀が乗っ取ってしまった。
そのときは穴が狭いので、雀は出入りにきゅうくつの様子だった。
28ミリでも雀の巣になることがある。
通販で送られてきた巣箱のセットを組み立てた。
巣箱を取り付ける前に、小鳥の様子を観察してみた。
シジュウカラのエサとして、牛の脂をネットに入れ、モミジの木の枝に結び付けた。
枝に結わえた牛脂がなくなっているので、シジュウカラがついばんだのだろうと思った。
再び、牛脂を枝に取り付けたが、すぐになくなってしまう。
不思議なことに、シジュウカラの姿が見当たらなくなった。
庭に来ていた雀の数も少なくなった。
エサを置いているのに、どうしたことだろうか。
お昼頃、カラスが飛び去っていくのを見た。
今朝、枝に取り付けた牛脂が、ネットごとなくなっている。
牛脂を食べていたのはカラスだったのだ。
だから、シジュウカラはカラスを恐れて、庭に近づかなくなったのだろう。
巣箱を用意したが、取り付けは、しばらく様子をみてからおこなうことにした。