夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

伊豆旅行① ペリーロード

2017年11月10日 | 国内旅行

     伊豆旅行① ペリーロード    

(2017-11-07)

 二人で歩けるうちにと、伊豆へ旅行に出かけた。東京からJR特急踊り子に乗車し、伊豆急下田へ向かう。左手に海岸線を見て走る。トンネルの多い路線だ。

ふと、山下清の作品を思い出した。左側に海岸で遊ぶ人たちと右側のトンネルの手前で線路工事をしている人たちを描いた貼り絵だ。

 伊豆急下田駅に到着。昼食は名物の金目鯛。

タクシーで黒船が来航したという港へ。狭い港だ。

「ペリー艦隊上陸の碑」を見る。ペリーの胸像を見ながら、黒船来航で驚く人々を想像。

   

 なまこ壁と伊豆石で造られた旧澤村邸を見学。

   

床の間に鷹の置物あり。木彫りと思ったが、羽の一部がわずかに崩れた所の材質を見ると違うようだ。案内の方に尋ねると、漆喰で造ったとのことである。なまこ壁の材料ではないか。

   

 旧澤村邸から川沿いのペリーロードを眺める。

   

ペリー艦隊が了仙寺へ向かったという700メートル程の小径だ。川沿いの小径を散策。自宅専用の橋の上にカフェがある。珍しい光景だ。

   

スケッチをしている外国人を数人見かけた。ヨーロッパ系の老婦人に出会ったので、話しかけたらオーストリアから来たとのこと。ペリーロードは「ビューティフル」と言っていた。

 了仙寺の近くに《MoBS》と書いた建物がある。

   

中に入って店員に《MoBS》とは何のことかと尋ねたら『MUSEUM OF BLACK SHIP』という。面白い標記だ。

店内には眉を太く描いたペリーの像が飾られ、黒船やペリーなどを描いたうちわなどの観光記念品が売られていた。

   

奥の方が《MUSEUM》だ。スクリーンに黒船来航のときの様子を描いた資料が映し出された。

ペリーを見たこともない瓦版の作成者が想像で描いたいろいろなペリー像が面白い。

太い眉のペリー、烏天狗のようなもの、恐ろしいケモノのような顔つきをしたものなど様々だ。

35分間に及ぶ解説で、教科書程度のことしか知らなかった自分には、大そう勉強になった。

 下田駅に向かう途中で坂本龍馬の木像を見る。

   

かつて、テレビドラマで龍馬が黒船を見たときのシーンを思い出した。

 駅前のカフェで休憩。送迎バスでホテル伊豆急へ。

金目鯛、伊勢海老、アワビなどの夕食を満喫。

 

 明日は伊豆高原へ。