夢職で 高貴高齢者の 叫び

          

油揚げでネギ味噌チーズ焼き(男の料理)

2017年11月24日 | 俺の料理

油揚げでネギ味噌チーズ焼き

今回の男の料理は一度に三種類も作るのだ。

油揚げでネギ味噌チーズ焼き、照り焼きつくね、ディップを作って野菜を食べる、の三つだ。

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先生は最初に三つの料理の作り方を説明した。

三種類を同時進行で作るそうだ。

俺は一つの料理を作り終えてから、次の料理を調理するのでなければ、頭が混乱して理解出来ない。

『ディップ』と言われても何のことだか分からない。

だから、俺は他人の真似をしながら、野菜を切ったり、鶏の挽肉に片栗粉などを入れてこねたりした。

ネギをみじん切りにし、味噌、砂糖、みりんを混ぜて、ネギ味噌を作った。

これを三人で味見をした。減塩に慣れている俺は辛いと思うが、他の二人は甘いから味噌をたした方が良いという。

意見が分かれた。多数決で味噌が追加されてしまった。

油揚げをフライパンでこんがり焼き、その上にネギ味噌をぬり、チーズをのせて、レンジで焼くのだ。

チーズはうどんを短く切ったような形をしている。こんなチーズを俺は初めて見た。

チーズを山盛りにしてのせた。

俺は減塩を考えて、自分用の油揚げにネギ味噌を薄くのばしてぬった。

そして、目印に油揚げの隅に菜箸で穴をあけた。

他の二人はたっぷりとぬった。

レンジから取り出してみたら、チーズが溶けて目印にした油揚げの穴がふさがっている。

どれが、俺の減塩味噌チーズ焼きか、分からなくなってしまった。

だから、適当なのをとってお皿にきれいに盛り付けた。

 

全員で調理台をテーブルにして食べた。

俺はお箸で油揚げのチーズを寄せて、菜箸の穴があるか調べた。

穴はない。

俺の所に来たのはネギ味噌をたっぷり付けたものに違いない。

仕方がないから、食べることにした。

しかし、驚いた。

ネギ味噌をたっぷりつけた油揚げはとても美味しいのだ。

ということは、俺の作った『減塩油揚げ』を誰かが食べているのだ。

さぞ、まずいだろう。

俺は黙って自分の皿の『油揚げでネギ味噌チーズ焼き』食べた。